カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

長崎港周辺の世界産業遺産

2018-09-14 11:39:11 | 旅行記
 明治日本の産業遺産は各所に散らばっていて、軍艦島もその一つである。

 しかも軍艦島の中でも、産業遺構として登録されているのは、明治時代に建造された施設等に限られている。

 説明を受けなければ島全体を世界遺産と勘違いする。

 この長崎港付近だけでも数カ所の世界遺産がある。

 

 大型のクルーズ船が停泊していたが、この左手にある高台には「グラバー邸」があって世界遺産になっている。

 

 帆船が停泊している向こう側には、三菱造船所のドックが並んでいるが、幾つかは現有で稼働している世界遺産がある。

 

 明治時代に山を切り崩して凹地を作った、日本で一番古いドックがあるが、まだ使われている。

 海上自衛隊の艦船が補修のためドック入りしていた。

 この手前には明治に作られた鋼製のクレーンがあるが、これも単品で世界遺産となっていて、しかも現用である。

 

 この第2ドックは世界遺産ではないが、実装7万トンの戦艦「武蔵」が建造されたドックである。

 秘密裏に建造されたが、進水の時は大波が発生し対岸では津波のような波が1.5m近く押し寄せ、床上浸水する家屋もあったという。

 

 港の出入り口にあたる、北側の岩の上にはマリア像が立っている。

 出て行く船は、航行の安全を祈り、入港する船はやさしく迎えられたということなのだろう。

 長崎港周辺だけでも相当の数の産業遺産があるが、この他にも福岡・熊本など、炭坑やその積み出し港などの沢山の施設が世界遺産に登録されている。

 港の外には「伊王島」という最近は橋を渡って行けるようになった島もあり僧都「俊寛」の墓があると聞いて急遽訪ねることにしたが、それはまた明日にする。

 
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