先日はデパートのギャラリーに書道展をみにいった。
出展者の中に、吟社の会長と柳誌の編集長がいたからである。
しかも、柳誌の表題の文字を書いた人が、この書道展の主催者なのである。
(熊本城と市電)
デパートは手前なのだが、買物をする予定もないしデパートの駐車場は遠慮して城彩苑の駐車場へ。
(城彩苑)
この城彩苑の左奥に大型バスと一般の駐車場がある。
もう少し後の時期には、この城彩苑をメインに「坪井川園遊会」も催されるはず。
いつもは満車の駐車場が、たまたま1台だけ空車が出来て直ぐ進入できた。
熊本城のお堀に沿って、繁華街へもどる。
(熊本城:長堀)
地震で崩落した長堀の塀も修復が完了した。
堀は坪井川を利用している。
この堀と塀の間の空間にシロツメクサなどが茂っている。
(芝とシロツメクサの花の中でカラスがのんびり)
カラスもまったくリラックスした様子で、平和を絵に描いたような顔をして警戒心ゼロ。
(坪井川)
お堀として機能していた頃は、もっと水量も多かったのだろう。
市内を流れる白川はけっこうな暴れ川で、清正の治水によってこの辺りの位置から今の流れに変えられた。
代わりに坪井川が、流量からコントロールしやすいためにお堀の役目につくことになった。
高度成長期にはとても汚れてしまい、プクプク泡が立つほど酷かった。
その後改善されて今は魚もスイスイ泳ぐ川に戻った。
(坪井川)
夏場には、この坪井川一帯で「水灯り」といったイベントも催される。
今は市民のオアシス的存在。
さて会場のデパート近くへテクテク。
(ビルの谷間の小さな教会)
子供の頃はそうでもなかった印象があるが、今はビルに囲まれてとても小さく見える。
街中でホッと出来る風景である。
その近くには・・。
(ビルに挟まれた神社)
左のビルの隣は教会だから、ビルを一つ挟んで教会と神社が共存している。
神社も教会も頑張れよと励ましたくなる不思議な空間。
書道展の会場では、本日の受付・案内担当が会長と編集長のコンビだった。
短歌・俳句・川柳といった内容が主体で、大きな筆字ではなくて、小筆を使った作品ばかりだった。
私としては此方の方が興味があって好都合。
以前、自作の句を色紙に書いて作品展に出せと言われて、四苦八苦したことがある。
あの時ほど、サラサラと書ける人が羨ましかったことはない。
小筆で書く練習と、プレゼントされたまま練習をサボっているウクレレを何とかしたいといつも思う。
ボケ防止には、どちらもなかなか良さそうなのだが・・・。
人間って(私だが・・)良いと判っていても、なかなか取りかからないところがある。
二人の作品を観ながら、考え込んでしまった。
「取り敢えずそつなく生きて切なくて」・・・しろ猫