カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

散歩道の風景(1)

2013-02-28 11:05:40 | 日常あれこれ

二月は逃げる、三月は去る、な~んてことを言いますが、確かに二月は今日で逃げていきますね。

それに何と言う陽気でしょうかね、温度だけていうと今日は四月の陽気だというのですから、もう季節は一足飛びに三月が去っているのです。

もっともこれは天の配剤で極端な寒の戻りなどを準備して、油断させた後に風邪だの腰痛だの花粉症だのを一気に蔓延させようということでしょう。

そんな陽気に誘われての散歩のコースには、いろいろな面白いものや珍しいものがあるのです。そんなものを紹介してみましょうか。

Dscn0344

道路脇に残された、一本の大きな古木(椋の木)です。

こうした古木は道路拡張などの際には突然存在感を増して、あれこれ検討した末に残される例も多いですよね。

私は以前北海道の帯広と鹿追間で道の真ん中の大木を避けるため道路自体がS字に曲がっているのを見たことがあります。(もう遙かな昔の話で今はなくなっているかも・・・)

確かに道路拡張で立ち退かない一軒の頑固な家とか、切るに切れない曰くありげな古木とかは迷惑ではありますが、それはそれで迂回した道路などが造られたりしているのを見ると何やらホッとする気分になるのも事実です。

人の心をおもんぱかった、なにがしかの地域の人達の息づかいが聞こえてくるような気がするじゃありませんか。

ここで一句・・・「歩行計つけて古木を仰ぎ見る」・・・といきましょう。

自然界に神聖を感じる日本人の感性は決して多神教ではないと思っています。

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花の知恵目立たぬ色で良く香り

2013-02-26 09:45:51 | 日常あれこれ

随分と昔の話になりますが、林芙美子は「花の命は短くて・・」と書き、某生保のCMは「花の命は結構長い・・」と歌っていました。

でも、現在では正解は「結構長い・・」の方ではないのかと思っています。

Cimg4120 Cimg4121

キリタンサス(左)とシンビジュームの一種?(右)でしょうか?よく名前は分かりませんが・・・。

先日玄関先で近所の女性が「まあまあ差し上げたキリタンサスが綺麗にさきましたね」とおっしゃって、どうして我が家で花を咲かせるようになったかの由来、花の名前と元の所属を合わせて強制的に思い出させて頂きまして、物忘れが極度に進行している実態を把握しました。

しかし当の持ち主の家では、あまり成長せず花芽も短いそうでここまで伸びて茂ってはいないとおっしゃいました。

まあ自慢話はさておき、この花は花芽が出て咲き始めたのは去年の暮れでもう2ヶ月を経過していて、なお一輪も駄目になっていないのです。

普通は咲いた順に萎んだりするものですが、まだ一輪も萎まずに次々と追加で咲き続けているのです。

玄関一杯になにやら怪しげな甘い香りを漂わせています。

そうですねえ、むかし子供の入浴後にパタパタやったシッカロールの匂いに似た感じで・・・。

右側のシンビジューム風は無臭で、手入れが悪いので花芽の方向はてんでんバラバラといったところはご愛敬。

さてさて、では一句いってみますか・・・「花の知恵目立たぬ色で良く香り」ってのはどうでしょう?。

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頑丈な椅子のある小さな祠

2013-02-24 10:39:19 | 日常あれこれ

暖かな日曜日の日射しに誘われて、すこし遠目のところまで歩く事にしました。

堤防沿いの道をどんどん下っていって、隣の市域まで下ってしまいました。

車では通ったことのある道なのですが、歩けば始めて気づくものもあるもので・・・。

Cimg4118

小さな社があったのです。車ならあっという間に遠き過ぎて気にもしない風景なのですが、じっくり見るととても不思議な光景なのです。

屋根のない石造りの祭壇があって、その前には鳥居が建っています。

狭い敷地はぐるりと石造りの低い塀が囲んでいて、前には頑丈な長いすが二脚設置されていました。

回りが水田とか川ですから、きっと水に関する神様が祀られているのでしょう。

人の日常生活する場所からは相当に離れた場所なので、この椅子を利用する人達は誰なのだろうという疑問がわき起こりました。

私のように突然無計画に遠出歩きに挑戦してしまった者が、どっと疲れて休む場所なんでしょうか?

頑丈な鉄製で中途半端な作りではありませんし、きっと利用者はいるのでしょう。

小さな祠と立派な椅子が実にのんびりとした風情を漂わせている不思議な空間でした。

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猫の日雑感

2013-02-22 10:28:21 | 日常あれこれ

今日は2月22日。ここまで2の数字が並ぶと黙っていてもニャンニャンと聞こえてきそうな気になってまいります。

「猫の日」ということで、猫にちなんだ話題に絞ってみましょうか。

Dscn0324

先日お昼過ぎに寿司屋の前を通りかかったら、一匹の猫がドアの張り紙を知ってか知らずか開店待ちの様子で、待機の態勢になっておりました。

いつもお余りなど貰っているのでしょうかねえ、「本日は予約の方のみの営業とさせていただきます」という張り紙にも動じる様子もなく、落ち着き払っていましたので予約は取れていると思うのですが・・・。

それはさておき、昨日我が家の猫の一周忌に供えてくれとお菓子を頂きました。

Dv00020

一周忌は1月30日で、とっくに過ぎているのですが手作りのお菓子だし、にんげん様としましてはお供えのお下がりなどを頂けることに目が眩み有り難くお供えを頂くことに致したのでございます。

予約済みの猫が首尾良く昼食にありつけたことを願いつつ、また我が家の「シロ君」がまさかシュークリームをお供えされることとはつゆ知らず面食らっていることを想像しつつ「猫の日」を過ごすことと致しましょう。

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早春の猫たち

2013-02-20 10:51:43 | 日常あれこれ

散歩コースの途中にあるコンビニの駐車場に、開いた傘が二本いつも置いてあるのです。

その下の段ボールにはビニールも掛けてあり、誰かが設置した猫住宅でしょう。

その付近には時間になると猫が居るというわけで、それに合わせてこっちの散歩の時間も設定されるわけで・・・・。

ところが今日は、昨日の風が影響して傘が逆さまになっておりました。

その傘を利用して猫様はちゃっかり寛いでいらっしゃいました。

Cimg4099

例によって写していると、これまた例によって「なにやってんの?」と他の猫がやってきました。

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どうやら自分も写してくれということらしいのです。

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これまたポーズもなかなかのもの・・・。

今日は猫たちに会えそうな予感がして次のポイントに移動すると・・・。

いましたね。草むらでなにか動くを見つけたようでじっと草の根元を見つめていました。

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カメラを向けるとやや不審がられましたが、撮り続けいると又もやもう一匹の猫がやってきました。

Cimg4117

どうやらお仲間のご様子ですが、彼らには現れる日と時間が何となく申し合わせが出来ているようですね。

2月も中旬を過ぎ、暖かい太陽の光がが射し始めると、猫たちにとっては楽しくもいそがしい季節の到来ということになります。

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「ねじの回転」と「1984年」を読む

2013-02-18 11:22:08 | 本と雑誌

久しぶりに本を読んでしまったので、ご紹介を・・・。

ネジの回転は「そのラストの怖さに息を呑む」とか、村上春樹の1Q84を読んだ後だし「1984年」の方はどうだろう等と気合いは入ったものの、・・・まあまあ・・・とにかく疲れました。

ただし妙な気分の読後感というか、変な心持ちが長く続いたということはそれなりに印象は強かったということでしょうかねえ。

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「ねじの回転」(著)ヘンリー・ジェイムズ(新訳)土屋政雄 光文社刊(2012年9月)

三重の枠組みで語られる亡霊の物語。

この小説の語り手(私)は、年老いた男性の20年前の恐ろしい話として、年上の女性教師から預かった手記の朗読会に参加することとなる。

この時の亡霊話の元になった手記をその後「私」が正確に書き写し、ここに読者の皆さんに紹介することとした。

これ以後の内容はこの女性教師が「私」という構成ですすめられる。

読み進むうちにおおよその方向性は見えてくるが、そんなハッピーでない方向には進んで欲しくないという読者の気持ちを見透かしたように話は進む。

帯には文学史上最も恐ろしい小説・・・とありますが単なる亡霊譚ではないことは明らかです。当時の社会・文化に対する批評が意識されているのがよく分かります。

さて、つぎは・・・。

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「一九八四年」(著)ジョージ・オーウエル(新訳)高橋和久 早川書房(2012年7月16刷)

1949年に発表されたオーウエル最後の作品・・・・らしいです。

<ビック・ブラザー>率いる党が支配する全体主義的近未来(当時とすれば・・・)社会。

黒い口ひげの顔の掲示物がどの街角にも貼られ、「ビッグ・ブラザーがあなたを見ている」と書かれている。

監視と密告と・・・執拗なまでの効率化、それは言語までも及んで・・・・。

まあまあ、当時の反共キャンペーンにここぞとばかり利用されたのも分かる気もしますが、内容的には現代社会にも通じる不気味さはありますね。

特に言語の問題など、ただ「カワイイ」といって全てを表現してしまおうなんていう昨今と妙に似ているような・・・。

例えば幾つもの語彙はいらないという発想から簡略化する作業など本当に恐い話なのです。

そう言えば先日読んだ村上春樹の「1Q84」は、<リトル・ピープル>がキーワードでしたね。

外からの強制・圧力<ビッグ・ブラザー>と、内なる病巣<リトル・ピープル>の対比がポイントなのでしょうね。

そう言えば「1Q84」の中にビッグ・ブラザーなる文言が出てくる下りがあって、ついついオーウエルの「1984年」を読む気になったのでした。

これでもかというほどの拷問の連続にはいささか辟易しましたけど・・・・。

読んでいないのに読んだふりする本の英国ナンバーワンにこのオーウエルの「1984年」が入っていると訳者が述べていますが、確かに名作といわれるやつって以外と読まないもんですよね。

それじゃここで一句・・・「独り身の四・五冊で済む膝枕」なんてね、如何でしょ。

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カラスはやっぱり賢い

2013-02-16 10:56:02 | 日常あれこれ

実は江津湖に行った時にカラスがトコトコと歩いてきたのです。

飛んで来たのなら分かりますけどね・・・。

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鳩なみに馴れた風情で、1mくらいの所からこちらを観察しているようすでした。

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カメラを向けたら背をむけましたが、髪はカラスの濡れ羽色というとおり本当に漆黒で綺麗に輝いていましたね。

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せっせと公園の芝の上でゴミを集めていました。

気がつくともう一羽も近くで集めていましたが、こちらはメスでしょうかキラキラがお好きなようで、お菓子の包装の銀色に輝くものをくわえて歩いておりました。

この頃、鳥の賢さに驚かされることが多いのですが、カラスはその中でもその筆頭ですね。

一本ずつ集めて集積した後、まとめてくわえる動作はなかなかどうして効率を考えています。

一本ずつ何往復もなんて、やってられるかという物流の基本を目の前で展開してくれました。

せいぜい電柱に営巣などして停電など起こさないよう自宅建設の場所とハンガーなどの金属製の物は使わないように考えてくれとお願いしておきました。

「そうカア~」って言ってました。はい。

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江図湖にセリを採りに行きました。

2013-02-14 14:36:57 | 日常あれこれ

熊本市東部の江津湖(江図湖)にセリを摘みに行ってきました。

綺麗な湧水がこの湖の水源なのでセリも安心して摘むことが出来ます。

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若い人も含め数名が水に入って水草を採取していました。

どうやら迷惑きわまりない外来植物のようです。

今のうちに処置をして、春先から夏場にかけての一大繁茂時期を乗り切ろうという作戦のようです。

この湖の水は加勢川の水源にもなっているので、繁茂した外来植物は加勢川を覆い尽くしてしまうほどになるのがここ数年の実態です。

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ここには天然記念物に指定保護されている「水前寺のり」の自生地で一応回りをフェンスで囲った場所もあります。

もちろん野鳥たちは立ち入りの例外規定となっているようですが・・・。

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クレソンなどは山のようにあるのですが、これもどうやら除去されているようでした。

私達が採ろうとしているセリは、日本古来の「本セリ」でクレソンなどより独特の香りや癖のある味が特徴で、子供の頃は敬遠していた大人の味ともいうべきものです。

徹底した雑草の除去や外来水生植物の駆除作業で岸辺には殆どセリは見当たりませんでしたが、上流の方の天然の「水前寺もやし」を栽培していたせせらぎの付近に沢山のセリを発見して、長靴に履き替えて採取しました。

水の中に手を入れると、その水の温かさに驚かされました。

水の中での除草作業や沢山の水鳥が嬉々として泳いでいるのは湧き水がことのほか暖かいせいなのですね。

江図湖に沢山の野鳥がやってくる理由も分かります。

政令指定都市で、その近傍にこれほど広大な自然の湧水湖をもっている都市は珍しいと思います。

程よい量のセリも採れたし、これで今夜の酒のつまみは「セリのごま和え・白和え・お浸し」のセリづくしに決定しました。

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植木市会場までウオーキング

2013-02-12 10:44:22 | 日常あれこれ

熊本に春を告げるのが400年続いているといわれる春の植木市です。

一月以上続けられる熊本市のイベントなのですが、以前の白川河川敷から我が町の境界に限りなく近い場所に開催地が変更になって、既に何年か経っています。

開催地の変更にも少しずつ馴染んで客足も戻ってきつつあるようです。

昔は小さな町でも必ず「市」が立って賑わったものですが、近年は少なくなりましたね。

植木も杉だのクヌギだのと実際に建築や炭焼きに使うものから柿とかミカンとか実の成るもの等、実用的なものが多かったのですが最近は違いますね。

庭造り・花壇作り、それに美味しい食べ物に骨董から水槽の魚など色々あって楽しいですね。

ウオーキングを兼ねて片道1時間テクテク歩いていきました。

もちろん帰りも徒歩ですから、何も荷物になるようなものは買えませんでしたが・・・。

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外の展示は比較的歩けるのですが、沢山列んだハウスの中はもう凄い人出でごった返していました。

人混みにはマスクが必需品ですね、季節柄黄砂など余分なものも飛来しますしね。

行きに1時間ぐるりと回って1時間、少々疲れて帰りに1時間・・・3時間のウオーキングはかなり疲れました。

でも植木市に行かないと春本番が遅れそうでついつい帳面を消しに行ってしまうのです。

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PM2・5雑感

2013-02-10 10:32:39 | ニュース

近頃PM2・5なるものが問題になっているようですね。

微小粒子状物質という説明がなされております。

なんでしょうかねえ?大きさの単位なのでしょう?2・5μmということらしいですが・・。

大きさの単位だけで物質名が出てこない物質ってなんでしょう?きっと混合物質で特定できないのでしょうかねえ?

小さいから害があるというのなら気体だって害のあるものだらけで、しかもちゃんと物質名が出てきますよね。

よく聞いたことがあるのが、オキシダント濃度2PPMとか・・・。

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日本の環境基準では、もっと大きな粒子PM30以下を規制しているようですが、幹線道路などでは何カ所もある観測地点で1カ所くらいしかクリヤー出来ていないらしいですね。

中国もはた迷惑な汚染大国ですが・・・国内も威張れた状況じゃないみたいですよ。

それに気になるのは、報道する場合の説明要領なんです。

「90Kgもあって大変です」と言われても何が大変なのか判らない・・・というノリですよ。

「PM2・5は小さいです」と単位を言われても、もっと小さい浮遊物質もあるわけで・・・。

その主成分はこれこれですって、説明してくれませんものね。

そもそも環境基準値ってなんですか?努力希望目標ですか?それさえ判らない。

PM30を達成できていない日本なのですから当然2・5なんて達成していないわけですよね。

突然中国に発生した問題物質ではないはずなのに、今まで問題にもしてこなかったことなどほっかむりして知らんぷりってのは、如何なものかと・・・・。

最後は・・・・・で濁すところが、私めのいい加減なところなのですが・・・。

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今日はいい天気で空気もすっきりしていますね・・・見かけでは・・・。

♪春のうららの・・・などと黄砂とも知らず楽しく歌っていた小学校の頃が思い出されます。

さて、大騒ぎして訴えているメディア関係の皆さん、とりあえず個人がやれるPm2・5の防護方法を紹介されては如何でしょうか。

まさか発生源を止めるとか、文明を享受する限り当然のリスクだと諦めよ等といきなり正解にもっては行かないでしょうね。

ここで一句いかざる得ません・・・「基準値の根拠ないのがたまにきず」

おそまつさま。

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