1、Ce qu'il reste de nous (我们还剩下什么),2994,Canada
Forced to seek refuge in India and still viewed by China as a threat to national security, the Dalai Lama had never returned to Lhasa. For 50 years, he had been prevented from crossing the mountains separating him prom his homeland. For 50 years, he had not spoken directly to Tibetans inside the country.
Kalsang Dolma, a young Tibetan refugee in Quebec, crosses the Himalayas. Into the largest prison in the world, she carries a video message recorded by the spiritual and political leader of Tibetans. Families gather around the tiny screen, transfixed, and for one of the first times, the voices of this fragile people under the yoke of suffering reach us from across the distance.
This film was shot without the knowledge of the Chinese authorities, using small digital cameras, during nearly a dozen secret forays into Tibet between 1996 and 2004.
2、Tibet Tibet, 2001, Japan
在日コリアン3世の旅人、金森太郎こと金昇龍はビデオカメラを片手に行く先を決めない旅に出る。
路線をアジアに向け辿り着いた地、北インドのダラムサラ。
そこは地元のインド人と亡命してきたチベット人が共生する一見静かな街だった。
彼はここで、自らは望まず移住して異国で暮らす人々と出会う。
最初はインドで暮らすチベット人と在日の間に小さな共通点を見つけていた。
しかし浮かび上がってきたのは今なお続くチベット人の受難の経緯だった。
今になっても雪のヒマラヤを歩いて越えて来るチベット人亡命者の数は後を絶たない。
「彼らが命がけで守ろうとしているものは一体何なんだろう?
おじいちゃんやおばあちゃんが僕に言いつづけた民族の誇りというものなんだろうか?」
混乱と衝動に突き動かされチベット人の現状を撮影し始める。この問題を少しでも多くの人に伝えたい。
その思いはチベット亡命政府にも届き、ダライラマ14世への10日間に及ぶ同行取材をも可能にした。
旅は続き、彼らが切望して止まない本当のチベット(現中華人民共和国、チベット自治区)を訪れ、
失われゆく高度な精神文化や美しいを自然をカメラに納める。
ノンフィクションロードムービー『チベットチベット』は、このふたつのチベットの狭間で素朴に生きる人たちに焦点を合わせ、今現在も強硬に続けられている、中国のチベット政策に疑問を投げかけるドキュメンタリーである。