思いつくまま

みどりごを殺す「正義」はありや?
パレスチナ占領に反対します--住民を犠牲にして強盗の安全を守る道理がどこにあろう

北京からの声

2005-05-28 10:11:45 | Weblog
靖国神社,不管里面有没有祭祀戦犯亡灵,我対其都没有好印象,因為靖国神社并不是一般的神社,而是日本軍国主義教育的組成部分。另一方面,因為有合祀甲級戦犯為理由反対,从国際法理上是能説得過去,但却不能从心里服人。東京審判比起紐倫堡審判可以説是非常草乱,許多很難説是犯下戦争罪行的人被判重刑,而許多在日本人眼里比他們坏得多的軍国主義者却因為美国的庇護而逍遥法外,之后還能大揺大擺参加競選担任公職以及開設公司等(比如后来死在緬甸的辻政信,以及731部隊的部分軍官)。在甲級戦犯中,松井石根和武藤章两人被判絞刑都与対中国人犯下的罪行有関,松井是南京大時的中支軍司令官,武藤被認為参与了在馬来西亜和新加坡華人。但実際上東京法庭并没有提出任何有力証据,反而這两个人都是老頑固,以軍規厳著称,人們很難相信他們会有意放縦部隊胡作非為。如果和国比較一下,蘇聯曾非常想懲治曾重創紅軍的古里安,但古里安還是在1948年被无罪釈放(后来因為戦前的犯罪而判刑)。希特勒親衛隊長,党衛軍坦克一軍軍長迪特里希可以説是比松井和武藤要坏得多的人,可也只関了10年在1955年被釈放,実在是不明不白。日本現在在考慮設立国立无宗教紀念設施,取代靖国神社。此挙得到大多数(2/3)日本人的支持,我認為大家応該耐心坐看其成。但如果像中国現在這様蛮横行事,対解决問題我想没有任何好処。
紅蓮, 中国

強権即是公理(香港の声)

2005-05-27 08:52:24 | Weblog
从中国数千年歴史以及世界各国興衰史可以看到,当国家強大時,侵略別国人民从不手軟,例如秦、漢、隋、唐、元、清等朝代。当国家弱小落后時,就処于挨打,任人宰割受尽欺凌,例如宋、明、清末等朝代。現時中共党力逐漸強大,称霸亜洲野心日益勃勃,抗衡日美之心表露无遺。所以,本人深知,強権即是公理,中国同日美以及世界各国一様是邪悪的国家。
Sarsman, hong kong

東北アジアの歴史の共有を目指して

2005-05-24 21:02:10 | 雑感
5月24日に東京大学を会場に、上記のシンポジウムがあった。雑感。
1)前日の各国大使を呼んだ23日の議論はかみ合わなかったらしい。主権国家を主体とする利害調整はいよいよ難しくなっている。あるいは、主権国家はたとえそれがいかに徹底した民主主義国であっても、自国民にしか参政権が与えられていないがゆえに、原理的に多国間調整の機能が組み込まれていない。
2)個人主義(人間の社会における政治的価値の根元が個々の人間に存すると考え、何にも勝って個々の人間を尊重すべきものとする原理)に基づく相互対話が必要である。
3)そのためには、歴史の評価は別として歴史的事実についての共通資料が必要である。
4)第二次大戦は1937年から始まった中国本土の植民地化戦争と、1941年、それの行き詰まりの打開を狙って日本がはじめた米英など他の帝国主義諸国との植民地争奪戦という2つの性格がある。
5)東京裁判はその後者、主に植民地争奪戦について戦勝国による懲罰として行われた裁判である。
6)したがって、東京裁判で裁かれなかった植民地住民の被害について実態を明らかにし、共通認識のための事実資料に加えていく必要がある。
7)しかし、それは東京裁判を土台にしてその上に構築されるものではありえない。東京裁判は前述のように戦勝国による敗戦国に対する制裁であり、主権国家主義の原理に基づいている。戦争被害の事実究明は主権国家主義に視野から抜け落ちたからこそ取り上げられなかったのであり、個人主義の視点に立脚しなければならない。
8)東京裁判の行われていた正にそのときにパレスチナでは英米の支援と黙認のもとにヨーロッパ人シオニストによるパレスチナ人の虐殺と追放、土地の略奪が行われ植民地国家「イスラエル」が建国されたのである。このこと一つとっても、東京裁判の欺瞞性は明らかである。
9)「国民の視点に立った歴史」とは主権国家主義の歴史観である。そして、それは、主権国家主義による大日本帝国の断罪の基準となった審判基準がその後、旧戦勝国には適用されず、なんら普遍性を持たなかったことに対する不満を一つの背景にしている。
10)国民史史観は、戦勝国の価値基準で、日本から世界をみた時にどう見えるかをよく表明している。であればなおさら、このような歴史観を批判するのに、東京裁判を基礎にすることはできない。
11)とすれば、東京裁判による戦争責任処理を前提とするサンフランシスコ条約は見直されるべきことになろう。加藤紘一がいうように、14名のA級戦犯に戦争責任を負わせて、その後の出発点にしたのである。14人に責任を負わせるのが不当だというのが国民史観のみかたである。
12)確かに14人のみに戦争責任を負わせるのは不当である。個人主義の視点から、広範な戦争被害(国内も含む)の実態を明らかにし、その責任を明らかにしなければならない。そして、それは戦勝国による戦争犯罪にも当然及ぶ。
13)このような営みを通じて、対話の基礎資料が作られていくことになる。
14)しかし、それが周辺国の国民(市民)との和解にすぐにつながるとは限らない。なぜなら、中国のように独裁政権に支配されている国では、主権国家主義が極限まであおられ、攘夷意識に凝り固まっているからである。
15)夏目漱石が『道草』で描いたように、人の日常は意のままにならない。そして、国際政治の日常もやはりややもすると不如意なことがおおい。
16)まして、人類の日常生活の記録である歴史が痛快成功物語であるはずはない。読んで気が晴れるのは物語であり、歴史とは読んで深く考えさせられることはあっても気晴らしや自己正当化の手段にはならない。

4月の反日デモスローガンについて

2005-05-22 10:22:35 | 雑感
四月的中国鬧事者提的四个口號。1)反対日本加入安理会。2)反対日本干渉台湾事務。3)反対日本占据釣魚島。4)反対日本的右翼観点的歴史課本。
第一个,日本現在要求加入安理会大概其中有一个原因是提防中国的軍事圧力。但我認為,為了得到這个目的,加入安理会不是上策。更急需的事情是减輕或避免緊張局面的政策。
第二个,日本政府現在反對中国武力獲取台湾,提倡和平解决問題。我認為這没什麼不好而東亞的鄰居来説應該提出的要求。難道中共一定要殺台湾人,践踏辛辛苦苦建立起来的民主社会不可?
第三个,領土問題是鄰居的界線糾紛。双方都有一大堆道理,事實不是唯一的,根据很多事實調整利益才是鄰居糾紛的本質。我認為日本政府的主張也很有道理的。日中双方不應該借此煽動愛国主義。如果当事国不好解决,或没有和平解决的能力,應該由國際法院来裁定。
第四个,這段時間日本政府和一些教育学者,課本編輯們説明現在的課本審査和以前的審査很不一樣。以前渉及到評价問題,但是現在只審査事實与否。而且,所有的修改要求由書面提出。5月20日在朝日新聞上登的編寫課本的大学教授的文章否定了這些解釋。他以伊拉克侵略戰争為例,報告官員不通過書面,口頭上強迫他們改写戰争的評价的情况。如果不接受這要求就不能通過審査,出版課本。他不得不接受文科省官員的无理要求。他報告這事實后還提倡廢止課本審査制度,讓教師自由選擇。這个建議和60年代家永教授在法院的主張一樣。我很贊同這个建議。不管是那个国家不應該強迫学習某一个特定的歴史觀点。教育是為孩子們服務的工作,孩子的父母和教師最有資格選擇課本。如果這个建議實現,在課本市場上應該有国家主義傾向的和反国家主義傾向的。也可以有親中共傾向的也有反中共傾向的。只有一个原則,不能違背憲法的原則。是否違背憲法不應該政府審判,一定由法院審判。


台湾からの声

2005-05-21 12:40:16 | Weblog
BBCの論壇より。
日本要進入安理会的最大助力是美国。以日本今日的国際地位,一般人都会認為日本政府的國際視野也該是一流水准,但這一段時間以来,説真格的,讓很多局外人意外,意外的原因就是日本政府的水准居然同我們台湾政府差不了多少,真的令很多台湾人覺得Shock!我們没有辦法得知日本人民的反應,但在台湾,由于常年的政治运動,台湾人民半数50%以上對于國際事務是非常嫻熟的,也就是説要台湾人猜一件國際事務的過程、發展、結局,七七八八不离十。我們的政府不怎麼樣,并不代表台湾人一樣普普。日本政府計算錯了中、韓甚至台湾人民對于二戰及殖民史的反應,我們也不太理解為什麼差這麼多?除非日本的事務官階層有問題,否則怎麼会如此离譜?
而日本人的冷漠以對也是我們台湾人不了解的,因為這是一場基本上死了很多无辜日本人的戰争,許多日本人没有了丈夫、儿子、兄弟、情人,這些不是日本政府六十年来該有所説明的事嗎?如果這種事發生在台湾,台湾人第一个清算自己的政府,一場犧牲如此惨重,最后還賠上国誉的戰争,主政者、發動者都該有所説明、謝罪、賠償。別的国家的人民可以白死,但日本人自己呢?難道現在的日本人从不問,也不為那些再也回不来的親戚、長輩、先祖找公道嗎?他們為何而戰?為何而死?如此年輕的生命雕零,帶他們走的政府没有半句話?没有解釋?台湾人説不会容忍這樣无視人民生命代价的政府,无論事隔多少年,政府都得給个説法,道歉、謝罪,否則他們一定会再犯,再度把人民送上烽火台。台湾从去年319到現在就差一点要内戰,如果不是人民及時的覺醒及惊覺,如今也許又有許多无辜者断魂。日本人自己為什麼不生气?那些把你們的祖先送上断頭台的戰争販子如今同你們无辜的英灵一起祭祀真的公道嗎?
最后,就算是一个台湾人給日本政府的一个小提醒吧!入安理会是3:1的事,日本政府誰的立場及利益都不用考慮,但美国的利益及基本立場不能不顧。日本政府要多看看另外三个国家的立場及利益是否符合美国改革安理会的利益才對。美国永遠都不会是輸家,而且美国在安理会也不真的需要盟邦,日本政府你們懂嗎?日本政府要想的通這个道理,然后才会有正确的對策及方向。其實如果日本政府真的如愿願入安理会,中国一樣是嬴家,這个道理老美比誰都明白,所以日本政府恐怕還是順其自然比較好。美国的国家戰略及全球布局不難猜,但当局者要放空,不可一路往自已有利方向考慮,我們政府在這方面就被修理的很惨,理由就是太自我了。
李欣欣, 台中

「中国人民」から「中華民族」へ?

2005-05-19 11:09:37 | 雑感
    最近中国共産党常常提起“中華民族”這個模糊不清的単詞。中国境内的少数民族被包含在“中華民族”里,海外華人(漢族)也包含在“中華民族”里。那中國境外居住的蒙古族、藏族、朝鮮族、維吾爾族、塔吉剋族等等也都是“中華民族”嗎? 你説到底“中華民族”是什麼含意?
   我認為“中華民族”是毫无實際内容的,而且很危險的政治口号。第一,它否定中華人民共和国境内的少数民族独特文化,而迫使漢化的趨向,譬如拿出神話説漢族和其它民族是同一个祖先等;第二,它督促外籍華人忠于中華人民共和国,因而干渉他国内政的趨向。
   “中国人民”不是很好嗎?為什麼偏偏拿出“民族”来?日本国民也除了日本民族以外還有漢族(華人)、朝鮮民族、阿伊努族、沖繩人(琉球王朝的後裔)等起碼4个少數民族,韓國也有漢族(華人)等少数民族,中華民国(台湾)国民也包含很多少数民族呀!
   其實,在日本也包括国会議員和政府官員在内的法盲混淆“国民”和“民族”,常常發生迫使入日本藉的外国人變成“日本民族”的悪作劇。這方面日藉朝鮮人作了大量的工作,比以前改善了很多。譬如以前要改姓名的現在就不要改了。但還有不少問題待解決。

治安維持法が軍部独裁への道を開いたとすると・・・

2005-05-15 11:22:59 | 雑感
「1925年には、男子普通選挙方が成立し、1928年の衆議院選挙においてはじめて実施されるに至った。・・・しかし、当時の議会政治は、その大道を歩むいとまもなく、軍部の抵抗にあって挫折する。すなわち、元老の影響力が後退する一方で、昭和期に入ると、議会に対する軍部の攻撃が強まった。その遠因として、普選法と同時に制定された治安維持法により、議会政治の前提条件をなす市民の自由な政治活動が封じられてしまったことがあげられる。」(『憲法Ⅰ』有斐閣2001年第三版P51)。
自由な言論の封殺とは、封殺者を直接標的にしない国家主義的言論のみが氾濫することにつながる。とすれば、現在の中華人民共和国(以下中国と略称)は、そのような危険が非常に高いといえる。共産党によるこの国の建国以来「反革命罪」によって、一党独裁に対する批判的言論は厳罰をもって封じられてきた。この罪名は、現在は「国家安全に危害を加える罪」(刑法第2章)と名前を変えているが、実質は変わっていない。現在でも、中国で公開発行されている新聞の切抜きを送っただけで、同章の中のスパイ罪(第110条)で令状なし逮捕が行われている(新疆ウイグル自治区の事例など)。また、治安維持法に規定のあった予防拘禁も、中国では法律の規定もないまま日常的に行われている(直近では、反日デモ後の非党員国家主義サイト主催者の事例など)。
言論の自由が封殺されたまま大国化していく中国は、どこか戦前の日本に似ているような気がする。

元号は強制できない-強制するとんでもない役所の窓口担当者にはこの文書を示して抗議しよう

2005-05-14 23:22:52 | Weblog
総務長官談話「元号使用は強制でない」
元号法の成立に当たって
               昭和五十四年六月六日               
    三原総理府総務長官談話

 本日、元号法が国会の議決を経て成立した。担当大臣として心から喜ぶとともに、これまでにこの法案の成立のために各方面から寄せられた熱心な御支持に対し深く感謝の意を表する。特に国会審議に当たり各党の関係者がこの重要法案の慎重な審議と円滑な議事運営のために示された多大な御尽力と御協力に対して厚く御礼申し上げる。昭和という元号は、昭和二十二年五月に現行日本国憲法施行に伴って旧法制が廃止されて以降今日まで、法律上の根拠を欠いたまま事実たる慣習として用いられてきたが、元号法の成立により、この法律に基礎を置くものとなった。また、我が国独自の年表示の方法である元号制度の存続は確実なものとなった。元号法成立の意義は極めて大きいと考える。この法律は、(1)元号は、内閣が政令の形で定めること、(2)それは、皇位の継承のあった場合だけ改元すること、の二点であり、元号の使用の問題については、何も規定していない。したがって、一般国民は、今後も、元号、西暦を自由に使い分けていただいて結構である。一方、公的機関の事務について言えば、これまでも年の表示には原則として、元号を用いてきたところであり、この慣行は、今後も当然続くものと考える。公的機関の窓口業務においては、これまでも届出等の年表示には元号を用いるよう国民の方々の御協力をいただいてきたところであるが、この点については今後も公務の統一的な事務処理を円滑、迅速に行うために、引き続き国民各位の御協力と御理解を要望する次第である。もとより、これはあくまでも協力要請ということであり、西暦で記入されたものも適法なものとして受理されることはいうまでもない。私は、この問題については、公的機関の窓口業務に関与する職員の的確な理解と良識ある行動の下に、従来同様今後とも円滑に事務処理が行われることを確信し、期待するものである。また、国会審議の過程で示された貴重な御意見、国民から寄せられた種々の御意見を十分参考にして、法の運用に誤りなきよう、慎重に配慮してまいる所存である。
千三百年にわたる歴史を有する元号は、単に年を表示する手段として便利であるというだけでなく、長い歴史の過程の中で日本人の心情に溶け込み、日本国民の心理的一体感の支えにもなっていることは、一般に指摘されているところである。私は、こうした国民の元号に対する心情と認識は将来も保持されると同時に、西暦も便宜に応じて併用され、日本国民の持つ優れた叡知と良識とによって、変転きわまりない国際社会の中で、個性ある文化、伝統を生かしつつ、正解の動きとの調和が図られ、問題が解決されて行くものと確信する。

(コメントいただいた誤字訂正しました。感謝)

上海での排日デモに対する当局の対応

2005-05-01 10:35:53 | Weblog
ある友人が上海市当局に近いところから聞いた17日前後の警備部門の対応状況を転載します。中国の実情を理解し、思い込みによる判断を避けるために重要な情報だと思います。
ただし、この情報をもとにしても、デモが全く自発的だったという結論には私はなりません。むしろ、北京の党中央が上海市当局に取締の指示を出さなかったところに恣意的な利用があると思います。なぜなら、中国の法律では厳しく禁止され,民主化要求なら一人でもすぐに取り押さえられる無許可デモを、法律を無視して取り締まらないこと自体に共産党の判断があるからです。

以下引用:
日本のマスコミの報道で中国が混乱し、中央政府、中央共産党があたかも手をこまねいてるているかのような報道、暴徒をどこまで封じ込めることができるかが中国政府の今後の課題である。というような、日本の常識で中国を分析し、中国の学生が中国の国を憂い愛国行動にでているような報道のあやまりをつくづく感じさせらる。

 共産党があの反日デモ騒ぎを起こした叉は利用したとわたしは判断していましたが、実体はすこし違うようです。中国政府が反日デモを利用したように見える原因は大使館前(4月9日)と上海領事館前(4月16日)の警官がデモ隊の投石行動などをを阻止せず見のがしていた、あの映像に端的に表れていると思う。
 なぜ、上海の公安局はそうしたか、あのニヤニヤした警官の笑い顔の意味するところはなにか、これが問題です。なぜ、上海の公安局はそうしたか、上海では中央政府、中央共産党、北京から明確な指示がでていなかったので、どう処理したものか決めかねていた。4月15日の時点では中国外相の発表(4月19日)で『法に照らして取り締まる』という指示を受け取っていなかった。
 ここが日本と異なるところで、上海市政府、上海共産党といえども、法律が存在し、いつも『法律にもとずき処理をし、法治国家となる』と言っているにもかかわらず、この大事な事件発生時に法治制度が発揮しえないという課題を抱えている。上海の共産党幹部、上海の公安局、上海の国家安全局の彼らは中央から『取り締まれ』とも『見逃せ』とも指示が出ていない段階で上海だけの判断で動くことはできない。身の保身のため、自分が判断し行動しない。北京中央からの指示を待つのが得策である。これが中国の共産党の現状である。
 だから、4月16日の段階では北京の現状に右へなれということで、北京大使館前と同じ状況を呈したのである。


01 共産党内部では今、この対応が遅かったことに批判が出て、そのことを調査中とのこと。
02 共産党、公安局の内部でも意見が統一できていなかった。内部でも、ある者は日本へのお仕置きのつもりで、これくらいの事は必要と考えていたむきもある。
03 デモに対する取り締まりは中国政府にとっては敏感、微妙な問題である。天安門事件や法論功の弾圧のように国際世論を非常に意識しなければならない問題で、一党独裁の中国では中央が指示を出さないと、だれも行動できないとううのが現状のようだ。
04 だから今、その対応の遅さ、指示を出すのが遅すぎたという反省のもと、どこに原因があったか、それを追求しているようだ。
05 考えられるのは4月9日の北京大使館前のデモ行動について、公安局、共産党内部で報告が止まり、指示を出すべき然るべき段階まで報告が届かず、途中で止まっていた。
4月9日の北京の騒ぎの時、北京公安局は日本大使館へデモの主要メンバーを拘束したことを伝え、問題が大きくならないという判断のもと内々で問題の処理をしようと動いたようだ。こんな大騒ぎになるとは判断できなかった。そして上まで報告をあげなかった模様である。
06 それと相まって、このデモへの対応をどうするか。如何に日本と交渉するかという問題で共産党中央内部での意見の統一がはかれず、時間をロスした感がある。
07 そのロスタイムの間に4月16日の上海領事館前のデモ行動を見逃すはめになったようだ。
08 4月15日の夜、上海の公安局では夜10時まで待機していたが、北京から指示がないので、とりあえず北京の騒ぎより事を大きくしないという方針を出した様子。
上海の国家安全局の人間は徹夜であったそうな。