思いつくまま

みどりごを殺す「正義」はありや?
パレスチナ占領に反対します--住民を犠牲にして強盗の安全を守る道理がどこにあろう

中国における国家暴力の拡大

2005-06-16 19:06:59 | Weblog
6月11日の河北省定州市縄油村での国有電力企業用土地収用を拒否していた農民に対する襲撃事件で、ついに6名もの死者が出た。90年代から党員幹部による農民からの暴力的な負担金の徴収により死者が出ることが続発していたが、これほど大規模になったのは初めてではないか。
http://www.washingtonpost.com/wpdyn/
content/video/2005/06/14/VI2005061401932.html

党中央は13日に定州市党委員会書記と市長を罷免したが、15日には指導部が入れ替わったはずの定州市当局が直ちに収用を開始し、工事を開始すると表明しているので、あるいはこの襲撃には党中央の意向が働いたか、少なくともこの機会を利用しようとする意図があるようだ。
http://www.thebeijingnews.com/
news/2005/0614/12@034427.html

この動きは国家利益のためならば農民の命など何の価値もないという、国家主義的な共産党の体質を反映しているだろう。そして、それは2003年の西北大学における日本人留学生襲撃事件をあたかも一部の日本人留学生の下品な衣装(学校当局発表)のせいにし、襲撃学生には何の処分もなく(一部の外部から参加した人を刑事処分にしただけ)逆に、3名の留学生を退学処分にするという本末転倒の対応にもよく現れている。つまり、西北大学では国家の体面が留学生の名誉と安全に優先し、定州では国家の経済的利益が農民の生命に優先したのだ。
2003年の襲撃事件を共産党は取り締まらなかったことによって、2005年の日本人および日系商店への襲撃を許容するというサインを送った。そして、2005年の襲撃事件もデモそのものを計画した党中央に近いであろう人間たちには全くてをつけていないので、再び日本人襲撃は許容される行為であるというサインを送ったことになる。そして、6名もの農民を殺しておいて、収用と着工を宣言したことで、党の開発政策に反対する農民は殺されても文句はいえないという明確なサインを送ったことになる。
この国家主義的暴力の拡大の動きはしばらく止まらないだろう。農民の犠牲者は増えるだろうし、日本人の犠牲者も出るかもしれない。中国に行く日本人は気をつけよう。

西北大學事件(來自中國的罕見的冷靜分析)

2005-06-15 21:46:10 | 西北大学日本人留学生襲撃事件
鳳凰衛視中文台《時事開講》
二〇〇三年十一月四日話題:評西安“反日示威”
主持人:呂寧思
鳳凰衛視時事評論員:何亮亮
呂寧思:各位好,緊貼時事,現在開講。10月29日爆發在西北大学,繼而出現在西安街頭的游行雖然已經過去了几天,但是,包括了年輕学生在内的国内不少人中,仍然是个激烈的討論話題。我們感覺到在事件之后有不少朋友對其進行理性的思考,但是事件背后所引發的問題其實已經遠遠超過了那充滿火藥味的几十个小時。我們現在就請何亮亮先生来談一談西安的“反日示威”。
何先生,我們知道几天前西安西北大学的這次事件,雖然許多媒体都不報道,但是現在信息是擋不住了,听説到了第二天整个西安街頭出現了示威,這个性質我覺得遠遠超過了当初的判断。当初的判断到底是出于什麼樣的目的,我想請您从頭道来。
何亮亮:从我們現在已經獲得的各方面的信息来判断,這本来是一件小事情。上个星期(10月29日)晩上,在西北大学外国語学院,舉行了一个中外学生的聯歡会,聯歡会上有3个日本留学生,都是学漢語的,還有一个日本的老師,他們4个人表演了一个小品,這个小品被認為是极其下流的,是色情的,引起了在場中国学生的憤怒。后来,憤怒的学生就舉行了“反日”示威(30日舉行),31日示威活動擴大,到西安的大街上,發生了所謂的“反日示威”,而且發生了一些不應該發生的事情,殴打西北大学的工作人員,据説包括一个日本的女留学生,〔石匝〕了西安两家日本料理,只是在外面造成了一些破坏(〔石匝〕了牌子)。
西北大学是全国重点大学,校方對事件的處理是這樣的,先是説明理解学生的義憤,宣布對這3个学生做了開除處理,因為這3个学生違反了校規;同時,更値得注意的是,因為中国媒体没有報道,中国的媒体包括网絡及官方的報紙報道了一則消息,用的標題是“日本留学生下流表演,西北大学学生集体抗議”,只看這个題目,這个事件就很清楚,因為日本大学生有下流的表演,所以西北大学的学生集体抗議。但是,根据西北大学党委發表的一个全校通知書説,在10月30日晩上,一小撮坏人利用同学們集会的机会,冲擊学校留学生大楼,扔轉頭,打玻璃,打傷了数名工作人員和在校外国留学生;10月31日上午,数千名身份不明人員多次冲擊学校西門,10月31日晩,進一歩演變為破坏社会穩定的鬧事,个別坏人在学校西門口做出嚴重暴力違法行為,使事態的性質發生了重大的變化,如果不是有關方面和全校師生采取過關措施全力制止,西北大学将会遭到空前浩劫。
呂寧思:如果這次事件的導火線是日本学生的表演,現在把它界定為下流演出,一開始就有人認為,這是直接對中国人民的侮辱,甚至破坏中日關系,然后就有了最后的結果,比如上街示威。
電視画面:
有一个青年在燒日本的国旗,外面有很多人圍觀,我們可以看到照片上很清楚,這是在街頭上。
何亮亮:我們今天用的這張照片是發表在香港《文匯報》上的,是路透社記者拍攝的,漢字写的是“日本狗滾”,這是非常不理性的標語,英文我們就没有辦法説了,就是把我們国罵里最難听的話罵出来了,這不是對少数,這是對整个日本人的。
呂寧思:這樣的標語以很快的速度出現在世界各国的媒体上,這對于中国人到底是一个正面的影响,還是負面影响?還是不利的影响?我們可以用理性的来思考。這是当場的場面。下面還有几張照片,這个也是讓日本人滾出去,我們還可以看到其他的一些照片上也是讓“日本人滾出去”諸如此類這樣一些話語。我們可以看到,整个气氛被人們認為已經上升到國際關係上了。
這一次事件,首先您認為應該做出一个理性的評價,之后也發生了一些后續的行為,這説明了什麼?
何亮亮:這件事情可以分成两部分来看。
最早,我看到説西安有游行示威的時候,有点吃惊,我就在搜集這方面的資料,当時海外刊登的比較多。第一部分就是日本留学生到底做了什麼事情,雖然我們没有在現場,但是通過西北大学校方已經開除這3个学生,在開除的公告当中説的很清楚,是3个日本留学生在外語文化節閉幕晩会上演出日本舞蹈節目,其服装扮装极其下流,有損中華民族感情,但是這些学生没有侮辱中国和中華民族的主觀惡意。我覺得校方是可信的,因為我們只能看校方的處理。它没有説舞蹈是下流的,只是説服装是极其下流的。另外,校方説日本留学生在主觀上并没有侮辱中国的意圖。我想這事情本来是小事一件,最多只是文化冲突,3个留学生以日本人可以接受的方式,甚至是日本人習以為常的方式表演他們的舞蹈。校方講的很清楚,他們主觀上没有侮辱中国的意圖。
我們从常情来判断,這是一个中外学生的聯歡晩會。這3个日本青年都是70年代末80年代初出生的,20来才的小青年,我想他們到西安来学中文,未必他們主觀意圖上要在這樣的場合侮辱中国人,他以后還要在西安学習,他們大概怎麼也没有想到,跳了一个舞就被開除了学籍,我想這樣的處分是相当重的。因為現在学校也没有説他們違反了中国的法律,中国的学生触犯了法律都應該受到校紀和中国法律的處分,這方面中外應該是一致的。
實際上這件事情本来是小事情,最多只渉及對文化的不同理解。但是,這件事情變成了實際上反社会的暴力行為。
呂寧思:這件事情由于它有两个要点,這很値得我們現在注意。一个是渉及到日本人,渉及到日本人就很自然的被渉及到中日關系,假如説是中国人表演,或者是其他国家的人表演,我們可以想象對中国人的敏感性就会完全不一樣。
第二,由于日本人作為主角,牽渉到一些事件就被很多人延伸為可以提高到中日關系上,一提到中日關系,很多人就想到這是日本人對中国人的惡意,這就可以想到歴史上的中日關系。問題在于這个事件是不是値得到這麼高?就算渉及到日本人,是不是値得大家借此机会在街上游行?這其實并不給中国人長臉的舉動,像西北大学党委發出通告,説有很多惡意的人加入里面進行挑動,而且開始掀起了社会治安的破坏活動。
在這種情况下,也有很多人提出一些不同意見,認為這个問題如果連中国的各級政府,甚至触動到中国的外交部,都要出来把它提到中日關系這樣的級別,甚至召見日本的外交官,是不是把這个事情估計的再准确些。
相当長一段時間,我們強烈的感覺到一種現象,就是中日關系在民間很難冷静討論。主張理性處理中日關系的言論,往往被民粹主義的熱情所淹没,甚至為此常常出現人身攻擊和漫罵,這些都是一个文化優秀的国家公民所應有的道水准嗎?
中国最害一个詞就是“漢奸”,而這个“漢奸”直接就和中日關系相聯系的。事實上,我們包括鳳凰衛視的几位評論員,不管是在討論任何問題上,只要談論到對日的關系,都有人被罵“漢奸”的。但是,今天我們一定要把這个事情講清楚。我覺得在中日關系上這是一个很長遠的問題,如果現在不把大家的理性的東西都調動出来,将来并中国并没有好處。
何亮亮:其實我們今天談的事情不是中日日系,我覺得甚至也不是“反日示威”,是所謂的反日示威。就西北大学3个日本留学生表演来説,首先這个問題如果中国的学生不理解,不喜歡,為什麼不能討論一下?為什麼不能和這些日本留学生,請他們説説,為什麼你們要做這樣的事情?你們想表达什麼意思?我想這3个留学生也会做出解釋,這不是一个很好的文化交流嗎?
彼此有不理解的地方,就沟通,為什麼對一个不喜歡的舞蹈節目,首先想到的是示威游行。如果是学生的示威游行,我覺得是情有可原,雖然現在网上也有一些文章批評西北大学学生們水平不高,而且从這里面能夠看出中国高等教育的失敗,這个話可能是嚴重了。就像我剛剛説的那樣,為什麼首先不能坐下来談呢?其實学生在校内和平游行威也就算了,為什麼要去〔石匝〕日本留学生的宿舍?為什麼要去打日本留学生?為什麼還要去打帮留学生收拾行李的学生?這難道是一个大学生應該做的行為嗎?我覺得這樣的行為和文明社会的大学生的形象是完全不吻合的。
呂寧思:但是我們不能説非理性的民粹主義的思潮總是超過理性的人,可能有很多有理性的言論。他們也認為這个事情没有必要去大做文章。
何亮亮:剛剛説的是西北大学学内的事情,是西北大学学生對這件事情的反應,雖然這个反應可能過頭了。
我要説的是第二个事情,就是所謂“反日”示威行動,而且走上了街頭,那絶對不是一个“反日”示威,是一種反社会的暴力行為。西北大学党委已經把這个事情講的很清楚,〔石匝〕日本料理店,燒東西,詳情我們還不太清楚,西北大学党委用了這樣一个字眼,就是如果没有及時制止的話,它会成為西北大学的空前浩劫。“浩劫”這樣的話在中文里是非常嚴重的,我記得在当代只有在形容“文革”的時候,中国官方用過這樣的一个詞匯,所以經歷過那个時代的人都對此記憶犹新。
為什麼現在在西安会借着“反日”的旗号出現這樣一个可能出現的浩劫呢?這難道是“反日”嗎?這難道是中日關系嗎?我覺得不是。為什麼从這樣一件小事,因為有日本人牽渉在里面,就会演變成上街游行?這里面可能反映了某種我覺得是“義和團”式的愚昧的心理。
根据相關的報道,包括西北大学党委的通告,實際上是大量身份不明的社会人員,我看可能是一些无業游民,甚至是一些社会渣子,他們利用這樣一个事件造事,他們了解多少有關中日關系的問題呢?他們又了解多少西北大学那个3日本留学生舞蹈呢?所以我覺得這个事件其實還是很嚴重的,从這里面可以看出中国一部分地方有几个問題。
第一, 這件事媒体有一定的責任。媒体對這件事情的判断輕描淡写,只是説日本学生表演下流節目,結果西北大学学生集体抗議,實際情况遠遠不是這麼回事,已經變成了反社会的一種騷乱,可是這没有報道。
第二, 我不知道当地的政府對這件事情是怎麼處理的,原来這件事情是發生在西北大学校内,校方当然是有責任,也有權力来維護校内的治安和秩序。当示威到了西安城里,成千上万人参加,第一,這个游行時間有没有得到允許,在中国這方面是有很嚴格的規定,任何人要游行必須得到警方的須可。在西安這樣的文化古都,為什麼会出現這樣一種非常低級,且不文明的標語口号在大街上堂而皇之的出現,這對西安到底有什麼好處?西安的官方到底對這个是什麼態度,是贊成還是反對?
呂寧思:其實正好説明了在国人当中有這樣一个現象,就是談日色變,不敢談對日關系的敏感問題,只要有人打出了“抗日”的旗号,不管它是什麼樣的作為,居然政府也怕它三分,是不是有這樣的現象?
何亮亮:我覺得現在好象出現這種苗頭了。像這樣在西北大学得日本留学生表演的舞蹈引起了中国学生的誤会,居然還用外交部去召見日本大使館的官員,有這个必要嗎?我想,這个事情很簡單,它是个人行為,即使那3个留学生是故意表演色情舞蹈,那是3个日本人的个人行為,不是日本的国家行為,現在中国和外国的交流是非常密切,有官方的,有民間的,出現一些文化冲突是很正常的事情。問題是一碰到日本人就会出現這樣的情况。
上次珠海的那次事件我們也做過分析,当時我就説那不是官方行為,這一次就更不用説了。那次事件本身是很惡劣的,但是這一次我覺得現在還很難判断,因為這只是一个舞蹈,校方只是説服装是下流的,這里面可以爭議的余地還很大。所以我覺得這是民粹,這不是中国真正的民意。
中日两国今年的貿易額要达到1400億美元,是最重要的貿易伙伴,两国的民間交往總的来説是很正常的,也有一些在日本的中国人犯罪,但是我覺得日本没有把這些犯罪的中国人看成是一个国家行為。如果這次所謂的“反日”示威和中日關系有關的話,更多的可能表明中国社会上對日本的一種不理性的看法。理性的看法應該是實事求是的看這个問題,這已經不是我們今天要討論的問題。
但是,這樣所謂的“反日”示威,如果不得到制止,如果社会上不能説正确的看待這个問題的話,以后也可能還会發生。一个,它会對中国自身的現代化建設造成非常惡劣的影响,怎麼動不動就有這樣野蛮的行為?第二,它對中国在國際上的形象也非常不利,在這樣一个全球化的時代,而且目前正是國際上認為中国現在所謂的輸出通脹,把一些西方国家的經濟問題歸咎于中国,在這種情况下,中国應該是一个負責任的大国的形象。這个時候出現什麼抵制日貨,甚至有些人不知天高地厚号召大家罷買日本産品。他不知道很多日本産品可能是在中国做的,你要把全中国的日資工厂都關閉了,首先遭殃的是那些工人,社会又要加很多失業工人,這些人有没有考慮到這些問題?
呂寧思:現在有一个詞叫“憤青”,憤怒青年。但是网上也有一些理性的反應,比如像鳳凰网,今天看到有网民自己開了一个欄目,題目是:這3位日本留学生是“反華”分子嗎?有一位网友説,也許這几位留学生是帶着對中国文化的強烈的求知感来到世界聞名的古都,曾經在一千年多前他們的祖先留過脚印的地方——西安,来到這里留学,就在他們演出的一个小品,却犯下了弥天大罪,今天他們也許帶着无比的遺憾和无比的憂傷离開了古都西安,离開了世界八大奇迹之一兵馬俑的地方,飛机還没有降落,他們会想什麼呢?我覺得這位网友写的就很理性,而且帶一些思考性。在開元盛世的地方,今天有這樣一个不幸的事件,我覺得對西安這个地方将来説不是一个好的事情。
何亮亮:其實這對西安這樣一个文化古都会造成很坏的影响,所以我覺得這个事件應該引起大家的注意,大家可以發表意見,但是不要用這種不文明的方式表达,我覺得我們中国社会在現代化的進程中應該告別那種“義和團”式的思惟和行為。
呂寧思:今天就討論到這里,明天仍然為大家關注時事,繼續開講,祝各位晩安!(完)

原文:
http://www.usenet.com/newsgroups/talk.politics.china/msg09494.html


西北大学事件に関する実際の見聞についてはつぎのサイトを参照
http://plaza.rakuten.co.jp/chiliuqianer/3000

参考:朝日新聞の経過説明記事
以下は、朝日新聞2003年11月23日のまとめ記事

検証――中国・西安寸劇事件

 中国・西安市の西北大学で日本人留学生のひわいな寸劇に中国人学生が怒って抗議活動が広がった事件で、留学生宿舎が中国人学生らに襲われた時の生々しい様子が、留学生や関係者の証言で明らかになった。大学当局は留学生の安全を守ろうとしたが、暴行を止められず、中国人教職員ら28人が負傷していたことも分かった。また、騒ぎの広がりを受け、日本政府は西安を海外の「危険情報」の対象地とし、渡航自粛を呼びかける寸前だった。

●「寸劇見たのか」「見てない」
 「謝れ、謝れ」
 中国語の叫び声と足音が近づいてきた。日本人の学生が息を潜めていた部屋は、ドアがけ破られ、なだれ込んだ中国人の学生で埋まった。
 「日本人か」。中国人の男子学生に聞かれ「はい」と答えた女子学生はいきなり顔を殴られた。「なぜ殴るのか」と問い返したが答えはなく、今度は腹部をけられた。
 女子学生「日本人はすべて悪いのか」
 中国人学生「そうだ」
 女子学生「あなた方は昨晩の日本人の寸劇を実際に見たのか」
 中国人学生「見ていない」
 女子学生は駆けつけた中国人警備員に助けられた。顔から血が流れ、部屋のストーブやトイレは壊され散乱していた。
 10月30日。午後5時過ぎのことだった。

●中指を立てて挑発のポーズ
 前夜の文化祭で日本人留学生が演じた寸劇に怒った中国人学生が30日朝、謝罪を求める文書を学内に張り出した。
 同日昼。留学生宿舎の横にある広場に、中国人学生が集まってきた。日本人の男子学生が興味を持って近づくと、1人が中指を突き立てて挑発するポーズを見せた。
 午後1時ごろ。中国人学生らは留学生宿舎の入り口に詰めかけてきた。学生は中国の国歌を歌いながら、日の丸を描いた紙や布、「日本」と書いたブタのぬいぐるみに火をつけて燃やしていた。

●「申し訳ない」冷静な学生も
 男子学生は身の危険を感じた。北京の日本大使館に連絡を取った。
 だが午後5時、詰めかけていた中国人学生が、警備員を殴って留学生宿舎に乱入した。顔を殴られた女子学生とは別の女子学生の部屋にも、中国人学生は押し入った。
 「寸劇に参加した4人の部屋を教えろ」
 女子学生がはぐらかすと、暴力は振るわずに出ていった。冷静な様子の中国人学生が、「申し訳ない」と言って自分の名前や電話番号を教え、「壊した物は弁償する」と言い残した。
 各階にいる中国人の女性服務員が居残り、乱入者が来るたびに「この階には日本人はいない」とかばった。午後6時を回って、事態はやや落ち着いた。宿舎の壁はあちこちがけられ、短い鉄パイプも落ちていた。留学生担当の職員からは「外へ避難するので準備を」という連絡があった。

●バリケードに他大学も応援
 しかし、80人の各国留学生を受け入れるホテルはなかなか見つからず、宿舎から動けなかった。
 午後11時ごろ、再び中国人の学生らが広場に集まってきた。他大学の学生とみられる集団が赤い旗を先頭に到着するたび拍手で迎えられた。まもなく、2度目の留学生宿舎乱入が始まった。
 日本人の男子学生が殴られ、けがをした。腕時計と財布も盗まれた。部屋のトイレに隠れた女子学生はドアに穴を開けられ、顔を見られた。乱入者は「女でも殴ろうか、やめておこうか」と議論したあげく、部屋の窓ガラスを割った。

●中国人教職員ら28人けが
 別の日本人の男子学生は扉を閉めてイスを積み上げ、電灯を消した。
 同室の韓国人留学生は「自分は兵役の経験がある」と、男子学生に奥へ隠れるよう勧めた。ドアの前に陣取り、心を落ち着けるように韓国語で何ごとか唱えていた。米国人の留学生は、日本人学生の男女4人を自室に招き入れてかくまった。
 大学当局は学外者の侵入を防ぐため、教職員でバリケードを作った。他大学の教員も応援に駆けつけた。11時50分過ぎ、公安当局の部隊が留学生宿舎付近に展開した。中国人学生らはわずかの間に見えなくなった。
 留学生らは31日午前3時、ホテルに移るため宿舎を出た。中国人警備員が疲れ果てた様子で座り込んでいた。警備員は全員が殴られたという。負傷者は日本人留学生の男女2人のほか、中国側が教員、警備員、警察官ら28人。教員の1人は鼻の骨が折れていた。

●外務省、危険情報も検討
 「寸劇に出た留学生に反省文を書かせてほしい。西安には約40も大学があり、西北大だけの問題では収まらなくなる」
 10月31日。中国外務省の羅田広(ルオ・ティエンクワン)領事局長は、日本大使館の高橋邦夫公使を呼んで言った。公表された「日本人が中国の習慣を守るよう希望する」という外交辞令とは違う切迫感があった。
 このころ、抗議行動は他大学や住民も巻き込んだ街頭デモに広がっていた。西安の動きが全国に広がるのを中国政府は恐れている、と日本側関係者は受け止めた。実際、北京大学などはすでに学外者の出入り規制を始めていた。
 大学当局が「反省文」を求める以前から、寸劇に出た学生らは「直接中国人学生に謝りたい」と希望した。だが大学側は「すでに難しい」と認めなかった。自主的に書き始めた反省文には、寸劇で「日中友好を表そうとした」と書いたが、「そうは受け取れない」と削るよう指示された。

●大学措置で収束へ
 こんなやりとりが続いている間もデモの規模はふくらみ、市内の日本料理店が荒らされた。北京の日本大使館と外務省との間では、西安を「危険情報」の対象地とする検討がひそかに始まった。
 外務省は海外で紛争・疫病流行地域があれば「危険情報」を出す。中国では89年の天安門事件、今年4月の新型肺炎SARSの流行などで出された。日本人観光客が年間16万人訪れる古都・西安を対象とすれば、大きな影響が予想された。
 だが、検討結果は「11月1日夜になってもデモが収まらなければ、2日には踏み切る」だった。第1段階の「十分注意してください」ではなく、より強い第2段階の「渡航の是非を検討してください」を用意した。
 1日。大学は留学生の除籍や反省文を公表。同時に自校の中国人学生の出入りを厳しく制限した。デモの勢いは衰え、深夜にはほぼ消えた。翌2日も動きはなく、「危険情報」は幻で済んだ。

●中国メディアは報道せず
 11月4日、避難先のホテルから留学生宿舎に戻った日本人学生に、孫勇学長が「事件は誠に遺憾だった」と表明した。割れたガラスなどは修繕され、翌5日には授業が再開。残った日本人留学生30人余はいま、以前と変わらない生活を送る。
 日本大使館は大学当局に、留学生に暴行した者の処分を申し入れた。だが大学側は「当日は学外の人間も交じっており、特定は難しい」とし、まだ回答はない。中国メディアも留学生の除籍処分を報じた後、中国人学生らの暴力も含めて事件を全く報道していない。

●香港紙には当局批判も
 ただ、香港の新聞では事件後、中国側に反省を迫る論調も出ている。大公報は6日付で「寸劇に喜ぶ中国人はいないが、大声で反日を叫ぶ必要はない。多くの日本製品が中国で生産されているのに不買運動を呼びかけるとは、中国の労働者を失業させたいのか。学生の言行には恥ずかしくて汗が出る」と戒めた。
 また文匯報も7日付で「中国外務省はこの件で日本の外交官を呼ぶ必要はなかった。外交は民意の影響を受けるが、西安のデモは決して真の民意ではない」「中国人職員や日本人学生への暴行を伝えない中国メディアは社会の公器の役割を失った。まるで『反日』ならば、どんな暴力行為も合法化されるようだ」と、中国の外交当局やメディアの対応を批判した。

◆事件の経過
 西北大学で10月29日夜に開かれた文化祭で、日本人の男子留学生3人と教師1人が寸劇に出演。Tシャツに赤いブラジャー姿で、背中に「日本」「♥(ハート印)」「中国」と書き、腰に紙コップをつけて踊った。
 すぐに主催者に中断されたが、30日朝から中国人学生が留学生に謝罪を求め抗議。留学生が「これが中国人だ」と書いた札を下げていた、という香港紙の誤報もあって「中国を侮辱した」という不満が学生らに急速に広がった。11月1日にかけ、多い時は千人以上が大学や陜西省政府前でデモ行進。日本料理店への襲撃もあった。
 日本人約40人を含む留学生約80人はホテルに避難。寸劇に出た留学生3人は除籍、教師は解職となり、女子学生8人と3日に日本へ帰国した。
(11/28 03:41) 

靖国も台湾も国際問題

2005-06-08 15:59:05 | 雑感
日本政府領導参拜靖国神社有以下問題。日本国憲法第二十条第三款規定“国家及其機關不得進行宗教教育以及其它一切宗教活動”。因此,總理大臣与国会議員参拜靖国神社,如果是作為公務去的話明确違反日本国憲法,不説公務但公開去也違反憲法的嫌疑。
另外,日本国憲法第九十八条第二款規定“日本国必須誠實遵守所締結的条約和确定的國際法規”。根据旧金山和約第十一条,日本国接受遠東國際軍事法庭与其他在日本境内或境外之盟国戰罪法庭之判决。政府領導公開参拜靖国神社礼拜甲級戰犯的灵位,違反旧金山和約的嫌疑,就等于違反日本憲法的嫌疑。更何况,公開声称戰犯已經不是罪犯的話,就明确違反旧金山和約第十一条“對此等人犯赦免、减刑与假釋之權,除由毎一案件科刑之一个政府或数个政府之决定并由日本國之建議外,不得行使”的明文。
遠東國際法庭雖然很草率,但一旦納入在條約,就締約国的國際承諾了。正如中共説的那樣,這不僅僅是国内問題,而是全球性的國際問題了。如果日本政府要撕毀和約,就等于和其它所有締約国回到戰争状態。因為絶大多数日本国民向往富裕而安穩的生活,很少有人想過戰斗生涯,万一日本政府執意這樣作,等它的結果是在下一次的選舉里的殘敗。
同樣,中共当局主張向台湾動不動武是国内問題,但是它也忘了它簽署的國際公約。中国政府1998年簽署了公民權利和政治權利國際公約,該公約的第六条第一款規定“人人有固有的生命權。這个權利應受法律保護。不得任意剥奪任何人的生命”,同時在第二条第一款規定“本公約毎一締約国承担尊重和保証在其領土内和受其管轄的一切個人享有本公約所承認的權利,不分種族、膚色、性別、語言、宗教、政治或其他見解、国籍或社会出身、財産、出生或其他身分等任何区別”。按照中共的主張,台湾是中華人民共和国的領土而不是中華民国的領土的話,根据該公約中共不能因為台湾人的政治見解向台湾人動武。這不是国内問題,而也是全球性的國際問題。

中国農村部における医療互助システム(合作医療)の崩壊

2005-06-07 10:48:57 | Weblog
中国衛生改革の戦略
健康への投資と健康貧困の解消

胡鞍鋼 孟慶国

2001年7月31日『中国経済研究報告』
安徽情報ネットhttp://www.in.ah.cn/より
 国民の健康と社会の基本的公衆衛生サービスの改善度は最重要の人類発展評価指標であり、国家の公衆衛生政策の有効性を評価する唯一の基準である。良好な国民健康状態と公衆衛生サービスは発展の目的であると同時に、労働生産性向上・経済成長加速・社会発展促進・社会の公平の実現のための必要条件でもある。国民の健康に投資する衛生改革発展戦略を成功裏に実施することは、世界的に見てきわめて少ない公衆衛生支出で、十数億の中国国民がより健康な体を享受し、生産性を高め、寿命を延ばし、より幸福になることである。
 80年代末、衛生部は世紀末までにすべての人がヘルスケアを享受するという計画目標を制定した。すなわち、2000年までに、全国民が基本的ヘルスケアサービスを受けられるようにし、全体としてまずまずのレベルの生活に対応する健康レベルを達成し、すべての人がPHCを享受する。この改革目標の確定はわが国政府の世界保健機構(WHO)の世界的衛生戦略に対する積極的な回答であるばかりでなく、衛生発展は社会経済発展戦略目標に適応しなければならないという考慮による。現在われわれはすでに新世紀の門をくぐったが、振り返ってこの経済発展と密接に関連する衛生発展目標は実現したであろうか?

一、経済成長と衛生発展目標
 中華人民共和国建国以降、中国は低収入条件のもとで速やかに第一次衛生革命を完了した。すなわち、重点を伝染病の予防・抑制・消滅など基本的公衆衛生サービスにおき、基礎医薬品と基礎医療サービスを普及させ、公衆衛生条件を顕著に改善させた。多くの基礎衛生と健康指標は顕著に、経済発展水準を越えて改善した。このような政策のもとで、国民は高額の医療費を払わずとも健康を獲得することができ、国民とりわけ貧困層の健康レベルは著しく改善した。たとえば、乳児死亡率は1950年200‰が1980年には35‰に、平均寿命は35歳から66歳に、物的生活品質指標(PQLI)は22.8ポイントから75.4ポイントに改善した。他の同程度の収入レベルの途上国と比較すると、中国の衛生健康指標は顕著に高レベルであった。衛生発展水準は経済発展水準より高く、つまり中国国民の実際のPQLIは一人当り平均GDPのレベルより高かったのである。日本の著名な経済学者小林実はこの現象に注目し、中国人の一人あたり平均収入は高くないが、中国人は実際には見かけよりも高い生活レベルにあると述べている。
 改革開放20年を経て、中国は経済テイクオフの段階に入り、世界的に見て経済成長がもっとも急速な国の一つとなった。不変価格計算で1980-1999年の間に中国のGDPは589%に拡大し、一人当りGDPも461%に拡大した。おそらく今年末にはそれぞれ634%と490%に達するであろう。すなわち、GDP成長率を4倍にするという経済成長目標は、前倒しで達成されたのである。経済成長の結果国民の収入は大幅に増加し、貧困人口は減少し、生活水準は向上した。しかし、同時期の人々の健康レベルの改善幅は大きくない。基本的公衆衛生サービスの実際のアウトプットは発展目標に達していない。たとえば、同時期、乳児死亡率はわずか20%の減少、平均寿命はわずか5%の向上、千人あたりの医者と千人あたりの病床数はそれぞれ50%と22%の向上にとどまった(表1参照)。
 最近WHOは初めてメンバーである世界191カ国の衛生システム・効果について評価を行なった。中国は144位で後ろの方であった。これは国内国外の大きな反響を呼んだ。WHOは5つの指標を使って各国の衛生システムの効果についてモニタリングと評価を行なった。1、国民の全体的健康レベル。2、その社会のヘルスケア資源分配の不公平の程度。3、サービス対象の衛生システムに対する評価レベル(患者の満足度とシステムのインパクトを含む)。4、社会集団ごとの衛生システムに対する評価(各種の経済状況集団ごとの衛生システム評価)。5、衛生システムの財政負担の国民(費用支出者)負担分布状況。中国は最後の第5項目は180位で、世界の衛生公共資源の分配がもっとも不公平で、バランスを欠く国の一つとなった。
 つまり、GDP 4倍目標は前倒しで実現できたのに、衛生の発展と基本的公衆衛生サービスの目標は達成できなかったのである。言い換えれば、中国は未だ「すべての人がプラマリーヘルスケアを享受する」ことができていないのである。このことは、経済成長は必ずしも自動的にヘルスケアなどの人類発展目標を実現させるものではないことを説明している。また、中国の経済成長と衛生の発展の間のバランスの欠如を物語っている。経済成長と衛生健康の間に発展格差があるだけではなく、地区間・社会集団間・都市と農村の間にひろく健康格差と享受できる基本的公衆衛生サービスレベルの格差が存在しているのである。それは主に次の何点かにあらわれている。

 第一、1億人近い人々が医療サービスを受けていない。3千万貧困人口は時機にかなった医療サービスを受けられない。全国20%近くの農村県ではまだ「2000年すべての人がプライマリーヘルスケアを享受する」という計画目標の合格あるいは基本的合格という基準に達していない。(以下略)

 第二、1億人あまりの人が清潔な水をのめない。4億人あまりの農村人口はまだ(簡易)上水道を使えない。農村地区のし尿無害化処理率はわずか28.5%である。(以下略)

 第三、妊産婦死亡率と婦女子発病率の目標は実現できていない。西南・西北9省の妊産婦平均死亡率は10万人あたり177.96人に達する。これは全国平均レベル56.2/10万人の2.8倍であり、目標値の47.4/10万人よりはるかに高い。これらの地区の妊産婦死亡率の状況はアフリカ諸国と同レベルである。(以下略)

 第四、全国で、8%近くの乳幼児が予防接種を受けていない。その中でも貧困農村地区の比率は13%である。新生児破傷風を1/1000以下にまで低下させるという目標は未だに達成されていない。(以下略)

 第五、予防保険事業が遅れており、中西部の多くの地区で疾病発症率は高いままである。平均寿命はまだ短い。(以下略)

 第六、各級衛生事業費と衛生総費用は計画目標にもWHO最低標準にも達していない。衛生医療事業の補助は必要なところにつかない状況と過剰な補助とが同時に存在する。(以下略)

 上記の事項からわかる通り、経済は長足の発展を遂げたのに、衛生事業は経済成長に見合った発展をしていない。すべての人が基本的医療サービスを受けるという既定の改革目標は実現していない。人々の健康レベルはまだ厳しい現実に直面している。

二、なぜ2000年PHC発展目標は実現できなかったのか
 第一、一人当り衛生支出がGDP相応のレベルよりはるかに低く、基本的医療衛生事業の発展を制約した。(以下略)

 第二、政府の基本ヘルスケア投資が不足し、また必要な投資が欠けていた。そのため、衛生機構が基本衛生医療サービスを提供するための資金が欠乏し、サービス能力・条件と品質が著しい低下を招いた。
 中国は世界的に国内投資率のもっとも高い国の一つで、40%以上に達する。1999年GDP中の固定資本形成総額は3兆人民元にも達する。しかし、中国ではGDPに占める衛生支出はわずか4%前後である。これはWHOの定める少なくともGDPの5%という最低基準より低い。政府の毎年の衛生事業費は比較的大きな幅で増加してきたが、衛生事業費の財政支出に占める比率は年々低下している。表5に示すように、1990年の衛生事業費の財政総支出に占める比率は2.79%であったのが、1997年には2.45%に低下している。「すべての人がヘルスケアを享受する」計画目標の8%にはるかに及ばない。総体的に公衆衛生と予防接種計画を軽視してきたので、予算欠乏現象は深刻で、PHCサービスのカバー範囲の縮小と品質の低下を招いている。その結果、多くの低所得地区で深刻な健康問題に直面している。

 第三、公衆衛生資源と基本医療サービスに顕著な都市と農村の間の格差がある。都市では衛生資源とサービスが過剰であり、農村でははなはだしく不足している。その結果都市と農村の間の健康格差が生じている。
 わが国の衛生資源の60%が都市に集中し、そのうち3分の2が大病院に集中している。一部の先端医療設備の数量はすでに先進国のレベルに達し、あるいはそれを上回るものもある。しかし、農村の末端衛生サービスと資源不足は深刻である。わが国の都市と農村の人口比は3対7であるが、公衆衛生資源は逆に6対4で、都市が6割以上の衛生資源を享受している。1998年の全国都市の千人あたり病床数は3.52であったが、千人あたり農業人口衛生院病床数はわずか0.81であった。世銀報告(1997)によると、1993年の中国の都市一人あたり衛生支出は農村一人あたり支出の4倍であった。
 医療保障制度は都市と農村の間に深刻な不公平が存在する。各種保健医療カバー率は年では50%以上であるが、農村では1978年の85%から10%に低下した。つまり、90%(約7億人)の農民が医療費の全額を自分で支払わなければならないのである(表6参照)。彼らは医療保険がないために、軽い病気も悪化させ、病気でも治療せず、病によって貧困に陥る(統計によると、25%の家庭が医療費を支払うためにやむを得ず家産を売り払ったり借金をしたりしている)。わが国の公費医療と、労働保険医療は総人口の15%をカバーするに過ぎないのに医療支出の3分の2を占めている。衛生部のモニタリング資料によると、農村の新生児死亡率・乳児死亡率・5歳以下の幼児死亡率はいずれも大きく都市のレベルを上回っている。農村妊産婦死亡率も都市レベルよりはるかに高い(表7参照)。これはすべて農村合作医療の麻痺と、それに代わる医療保障制度がないことが原因となっている。都市と農村の保健医療支出の比率にも大きな格差が存在する。1990年都市住民が保健医療に用いた費用は農村住民の1.35倍、1998年にはこの数字が3倍にまで拡大している(表8参照)。

 第四、公衆衛生資源と基本医療衛生サービスは低発達地域に及んでおらず、アウトプット効果に顕著な地域格差がある。(以下略)

 第五、供給メカニズムが不合理で、競争が欠乏している。その結果医療と薬品の価格上昇が早すぎ、住民が基本ヘルスケアサービスを受けるのに重い負担となっている。(以下略)


憲法9条を変えたら?

2005-06-04 13:20:26 | 雑感
憲法9条を変えて、国の交戦権を認めたらどうなるのだろう。
日本は現在自衛隊をイラクに派遣して給水と輸送を行っているが、9条のような規定のない韓国はアメリカにせまられて戦闘部隊を派遣している。
9条がなければ、ベトナム戦争にも韓国と同様に何十万人もの兵士を派遣せざるを得なかっただろう。
それどころか、9条がなければ52年独立前の日本は朝鮮戦争にも出兵せざるを得なかったに違いない。
9条こそが、アメリカの派兵圧力をかわし、安保条約をアメリカが日本の番犬になることに留めている。そして、中国、台湾、韓国、朝鮮の周辺諸国の人々が戦乱と圧政に苦しむ中でも、戦後日本の繁栄を支えてきたのだ。これは、後ろめたく思うべきことではなく、誇るべきことだ。

9条改定とは、日本がアメリカの番犬になることであろう。そして、それは単なる番犬ではなく、アメリカの理不尽な侵略戦争にも付き合わされるということだ。つまり、日本をアメリカの猟犬にしようとするのが9条改正論議である。

そして、日本政府はアメリカの意向に沿う9条改定の世論作りのために、最近は日本周辺の領海侵犯などを声高に発表するようになった。前から頻発していたことをいまの時期になって大きく取り上げるのは、国民に安全が脅かされているという危機感を与え、9条改定に世論を誘導するためであろう。

9条改定の意味について
http://nikkeibp.jp/style/biz/topic/tachibana/
media/050517_futunokuni/index.html

最近の中韓との紛争について
http://tanakanews.com/e1119japan.htm
http://tanakanews.com/f0222USkorea.htm
http://tanakanews.com/f0301taiwan.htm

北京からの声(2)

2005-06-02 19:01:42 | Weblog
我們談中日關係,自然要先分析分析中日双方的情况。俗話説,一个巴掌拍不响。中日交惡,既有中共内政外交政策以及宣傳教育的功勞,也虧了部分日本右派分子的多多關照。既然中共政權和日本右派双方都不是什麼好東西,那就讓他們争斗去吧。至少現在双方都在失分,搞得焦頭爛額了。不過城門失火,殃及池魚,他們一鬧,中日普通老百姓的日子也不好過。作為硬不過共軍槍杆子的中国人,大概大家只有忍了吧。
紅蓮, 中国

引者按:此話覚得很中肯。為什麼我們為了那些不三不四的流氓右翼分子團團轉,掩飾場面呢?反正我們都不喜歡國家主義‧愛國主義‧國民主義等等戀物癖。