今年もまた暑い夏の日、8月15日(終戦の日)がやってきました。
昨年のこの日は、高校生の野球部のメンバーが大勢署名に協力。いまだに、記憶に残っています。
夏の甲子園、黙祷シーンを思い浮かべるかのように、球児たちは署名をしてくれました。
「9条の会・王寺」代表で、新婦人王寺支部のメンバーである、小山さんのマイクからの訴えは、
いつも以上に迫力がありました。
「戦争をしたがっている人たちがいるのです、それは許されないことです」
「戦後64年、日本国民は戦争をせず、人を殺さず、人に殺されてもいないのは、憲法9条があるからです」と。
今年の(8/15)は、土曜日ということもあり、人出が少なかったのですが、お年寄りの方の関心が非常に高く、
署名をしながら、「戦時中、自分はこんなつらい思いをした、でももう誰も聞いてくれる人がいない」
「絶対に、戦争を準備するような動きだけは、食い止めなければいけませんね。がんばってください」と。
もう一人、マイクを握り、力強く訴えるKさん。80歳を越えられました。
戦時中は軍国少年として生きた経験から、二度とあのような時代を繰り返さないことを訴え、
「一人ででも、戦争反対を叫び続けたい。澤地久枝さんも、同じことを言っておられました」と40分間切々と。
印象深かった光景がありました。
一人の少女が、Kさんのところに、自分から歩み寄り、なにやら聞いています。一瞬時が止まったようです。
近くにお父さんやお母さんも、いないのです。しばらくその光景は続きました。
アニメ「火垂るの墓」からよみがえり、この場に現われたように思えたのは、妄想でしょうか?