南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

アンパオ袋の今年のトレンド

2007-02-15 21:14:55 | シンガポール
今年のトレンドというほど、いろいろ見ているわけではないの
ですが、たまたま手元にあるアンパオ袋がこの写真のものです。
アンパオ袋とは、日本で言えば、お年玉袋、ポチ袋、ご祝儀袋
みたいなものなのですが、この時期、旧正月のお祝い用に、
アンパオ袋がいろいろと出回っています。

これに小銭を入れて、お年玉として、人に渡すのがこちらの
流儀。子供だけではなくて、社員にも、掃除のおばさんにも
渡したりします。金額は、数ドルから、十ドル、数十ドル程度。
コインではたぶんダメなのでしょう。少なくとも札を中に入れ
ます。上の写真の横長、縦長のは、お札をおらなくても入れら
れるサイズですが、小さいのは、おらないと入りません。

アンパオは、結婚式の時とかにもご祝儀袋として使われるの
ですが、結婚式のときとかは赤い色のものが多いような気が
します。旧正月も元々は赤い色のものが正当派なのでしょうが、
この写真にあるような最近のものは、赤の色に全然こだわって
いないのが、新しいパターンです。

ブタの絵がついているものがたまたまここに三つ入っています
が、これはこの旧正月で、「ぶた年」になるから、えとの
「ぶた」をイラストであしらっています。え?ぶた年?それは
いのしし年の間違いじゃないの?と疑問をいだかれる皆様、
この絵は、どれを見ても絶対にいのししとかではなくて、ぶた
ですよね?ピッグですよね?前のブログの記事でも紹介した
ように、こちらでは「亥年」、「猪年」は、中国語では「ぶた
の年」の意味なのです。いのししというのは野生の亥、野生の
猪のことなのですね。

英語ではYear of Pigといいます。Year of Dragonとか言うと
すごくかっこいいのですが、Year of Pigって何かお笑いっぽい
ですよね。従って、これらイラストもぶたの使い方はお笑い系。
シリアスでかっこいいぶたは存在していません。真ん中の葉巻
をくわえて、サングラスをかけたのは、シンガポールのローカル
の広告代理店のアンパオなんですが、かっこいいというよりも
おふざけ路線です。一番左のはスターハブという通信/ケーブル
テレビの会社のもの、右はオーシーノというブランドのものです。
個人的にはこのオーシーノのぶたのグラフィックは、とても
可愛いと思います。

その奥の赤いのは、右が東京三菱UFJのアンパオ袋、絵はぶた
ではなく、金魚(でめきん)です。左はDBSというシンガポール
の銀行。これら銀行系のものは、きわめてオーソドックスです。

今の時期、いろんな企業が宣伝用にアンパオ袋を作っていて、
さらに市販のものもいろいろあります。

というわけで、ハッピー・ニュー・イヤー!