陶芸ブログ「ひとりごと」

マイペースに陶芸やっています。
委託販売や通販も行っております。

面白かんざしアップ

2018-07-12 | Weblog
今日は、午後から凄い雨降りでした。
気温が下がってくれたこの日を利用して素焼きをしています。

夜仮眠しながらこまめに温度を上げていきます。

夏は窯お休みしようかなーとか思っていましたが、有り難いことにオーダーを多くいただいています。
8月は素焼き本焼きをちょっと休んで、他の事やりたいと思っています。

高温にしないで済む上絵焼きや、ガラスフュージングをやろうと思います。


minneに面白系かんざしアップしました。



茄子かんざし。
こんなの使っていたら、ちょっと楽しい気分になるのではないかぁと思います。
見た人も楽しいでしょうし、お話のタネにもなってくれるかも?



なまずかんざし。
二本足タイプは初製作。
下の部分の玉も陶器で出来ています。



一本足タイプのなまずかんざし。
ぱっと見た感じの地味な色合いだけどよく見てみたら鯰!
そんな楽しさを感じてもらえればと思います。



シンプル黒かんざしの長玉タイプも作りました。

お客様の要望がきっかけで作りましたが、これとても使いやすそうです。


話は変わって。
(訃報のお話なので、読みたくない方はスルーしてください)

一昨日、日本画を教わっていた林信夫先生の訃報のお葉書が届きました。
享年61歳とのことで、あまりにも早すぎました。
ご本人の強い希望で77日忌法要後にお知らせするようにとのことだそうでした。
林先生らしいなと思いました。

先生には15年ほど日本画を習っていました。

なんとも人柄が魅力的で、教室の人たちも良い人ばかりで、素敵な時間を過ごさせていただきました。
多方面に知識豊富な先生が、教室の時間中にいろんなお話してくれるのも、とても楽しみにしていました。
死生観の話も伺ったことがありました。

自分の母親の闘病サポートをきっかけに教室をお休みして、そのまま数年ご無沙汰しておりました。
いつか戻ろうと思いながらも、いつでも戻れる場所と思い込んでいました。

実家で飾られることのない絵を増やしても意味ないしとか、夕食の時間の外出なので家族に迷惑かけてしまうとか、勝手に変な言い訳して伸ばし伸ばししていました。

訃報を頂いてから、あの場所で過ごす時間が大好きだったんだから、余計なこと気にせず行っておけば良かったと思いました。
会いたい人達には自分から会いに行かないとですね!

林先生のブログを見ると

「元額縁屋の S は数年前に亡くなってしまってもう馬鹿な話をすることも出来ない  
次は自分の番だ 
なりたい者にはなれた 未練は無い」


という文章が。
時間通りに読んでいても気が付けなかったです。

この言葉は、本音であると同時に、後日ブログを読む人達へのやさしさなのでしょう。

ご愁傷さまでした。

林信夫先生のことは、ずっと忘れません。 

先生のブログは、こちらのブログリンクの「ほぼ不定期日記」です。
生き物や自然に対する愛情あふれる写真や、飄々としたお人柄が伝わってくる文章が読めます。