住まいの安全 心の健康 住まい塾 21

住まいの安全性、食物の安全性、政治の危険性、感動の共有
心と体のリラクゼーション、誰かに秘密を話すストレス解消

もののけ・・・・

2014年03月05日 | 日記

  『雨水』あたりから、『桃の節句』にかけてはさすがに、気温が上がり体の中からエネルギーがほとばしる季節と、老いた身と云えども感じる事を隠しおおせるものではない。
≪三寒四温≫ 昔の人は、巧い事を言ったものである。  まさにこの季節、字面をなぞるような季節がしばらく続き、健康な人もそうでない人も体のコンディッション作りに、失敗しないように気を付けなければ、所謂『バイキン』に取りつかれてしまう。

  ことに福島近辺、或は東北の人は体の変調に気を配らなければいけないのではないだろうか・・・。  昨年まで、何十年か健康で仕事をこなして来た人が、この冬、急に具合が悪くなったと、見聞きすることが周りで多くなっている気がする今日この頃である。


  あなたは、自らが体験した事や自分の眼で見たこと以外、信じられない性格ですか・・・?
或は、地球に引力が有るといった『ニュートン』力学の事も、光より早く進む事が出来れば、若さを取り戻せるという『相対性理論』の事も・・・。 信じられませんか・・?  
もちろん、セシウムやプルトニウムの様な放射能による影響で、生物や動物が心筋梗塞や『ガン』のような変異細胞の病気に至るという事も・・・ 。

  笑って暮らせば、放射能は人間の体に悪さをしないのですか・・・・ 。 そんなことを言う『エライ』先生も、中には居られるようですが、信じることも信じないことも、それは個人に任されている事です。
ニセ薬(プラセボ効果)を与えることによって、人が罹る、原因の明らかな病気の、約1/3の患者が、治ってしまうという実験があることも・・それも殆ど真実なのでしょう・・・。


  話は変わりますが自営業と云うものは、仕事が有り過ぎれば夜を徹しても働かなくてはならないこともあります、 が、 仕事が、無いときは2~3カ月無くても、素知らぬ顔をして『弁当』を持参して、どこかで食べてこなければいけない時もあるのです。
夫婦夫々に幾らかづつ収入が有れば、いわゆる経済的『遊び』が有るわけなのですが、ひとり親、一人息子には、その様な『あそび』はとんと有りません。
そのような時には、食費に、もろに跳ね返ってくるのですが、問題は空いた時間をどこで過ごすかと云う事なのです。

  筆者は、あまりパチンコは得意ではないので、主に入場料のいらない、野山を駆け回ることになります。  庄内浜や仙台湾で、茫洋として打ち寄せる波を見続けたことも、一度や二度ではない。


  季節も春めき、天気も悪くなかったので、ついこの前も里山で時間をつぶしてきた。 ≪もののけ≫と云うテーマを掲げたので、場所も明らかにしなければ、信ぴょう性に欠けますので、場所を言えば『村山市の東沢公園』の山の中腹の『虚空蔵菩薩』でした。
           ー 山頂 ー


 参拝した人の足跡は、幾つか有ったのですが私の直前に登った様な足跡は、有りませんでした。
久しぶりの雪山(?)でしたので、鳥居をくぐった瞬間から気持ちが高揚して居りました。
周りには、小鳥たちが激しく鳴きさけんでいるようでした。 当然です、それが春という証です。  敬虔あらたかな気持ちでお参りをし、少し上の鐘突堂で、手を合わせて『2回』鐘を突かせて戴きました。


  昼時間も含めれば、そう急ぐこともなかったので、そこから上の頂上を目指して登ることにしました。 約一名の古い足跡が見えましたが、雪山なので無理なら引き返せばいいと思いながら、登リ初めて10分か20分か、労せずして頂上にたどり着きました。
辺りを見渡し、裏の方面に足跡が有ったら、その跡をたどって裏側へ降りるつもりもあったのですが、それは、有りませんでした。

  北の方から、吹雪いてくる様子もありましたので、詮方なく来た道を降りることにしました。


  山から見た南の方は、登る前から陽が差していましたが、下るときも同様でした。
雪が深いところも滑りやすいところも、登りと違って下りは何ら問題はありません。
ルンルン気分で、降りてきましたが鐘突堂までの半分位のところまで来たら、下の方から≪ご~~ん≫と、鐘の音が一回聞こえてきました。

  信心深い方が、誰か登って来てお参りを済ませ、鐘を突いたようでした。
昼近く明るい天候なので、私の足跡を見て上まで登ってくるのかと、期待しながら『鐘突堂』に、急いで降りていきました。

  
  『鐘突堂』が見えるところまで降りてきましたが、誰も見えません。  そして、人の気配も、全く感じられません。
異様な感覚に襲われたので、『鐘突堂』の周りの足跡を何気なく点検してみました。
どう見ても、私のゴム長の跡しかありません。 ・・・・これは、どう云う事・・・?
「誰かいる…?」・・・呼びかけには、遠くで鳴く小鳥たちの声以外、何も聞こえませんでした。


  ここ東沢公園の下の沼には、多くの霊が漂っていると聞いたことがありますが、自分が体験したのは、初めてです。

        ー 山から見える下々の村と最上川 ー