住まいの安全 心の健康 住まい塾 21

住まいの安全性、食物の安全性、政治の危険性、感動の共有
心と体のリラクゼーション、誰かに秘密を話すストレス解消

祝・山形新幹線開業20周年

2012年05月24日 | 日記
 田中角栄氏が、望んだのはこう云う事だったのだろう。
東京に生活圏が在る方は、地方の不便さは理解できない事が多いのではないだろうか・・。
其の為に、猫も杓子も東京に本社を置き、営業所を置き、研究所を置くことになる。
その国内インフラを整備し、地方のデメリットを無くそうとして、彼は、新幹線と高速道路網を、完備させようとした。
こんな事に、命を懸けようなどと思うのは、やはり、その田舎故の不条理を実感した者でなければ、気持ちは湧き上がってこない。

 この政策を、地球的規模に拡大して考えるならば、アフリカや南米や東南アジアへのインフラ整備を進めれば、その事実と同時に、地方への富の移転も伴う。 と言う事を考えれば、米国や日本などの所謂先進国は、これまで通り世界の富を貪り続ける事は許されるはずも無く、日本の場合、生活水準はある程度落ちるものと考えざるを得ない。
それでも公平に考えれば、望むと望まざるとに関わらず、世界はそのような方向に進むと考えざるを得ないのではないだろうか。


 筆者の子供が、難病の宣告を受けたのは《2歳》の誕生日を前にしたときであった。 いろいろと手を尽くして、直してあげようとした。 だが、現実を知れば知るほど、それは困難なこととして、世に認識されているという事であった。
 結果的には、どうしてうちの子供だけが・・・ と、わが身の不幸を悲しがることしか、方法は無かった。 同時に、筆者もストレスに拠る入院で、子供とは一部屋離れた同じ病棟に、同時期入院という結論に相成った。 その時、妻が居なかったら・・・ 恐らく、親子ともども・・・三途の川を渡っていたであろう。 今でも、お母様方の『育児ノイローゼ』と言う言葉を聴くたびに、背筋に冷たいものが走る。

 子供が、小学校へ入る少し前、その病気の親の会の会長さんに、思い余って電話したのは、そんな時であった。 
『全国大会があるから、名古屋までいらっしゃい・・・』と、強く会長さんに勧められたのも、その時であったろうと思う。  『大学病院の先生方の、最新の情報や、治療法なども一緒に、勉強しましょう・・・』。 余り気が進まなかったのだが(費用が掛り過ぎる・・から) 一回くらい出てみてもいいかと言うことで、浜松まで行く事にした。

 
 それが、ちょうど山形新幹線が開業して、まだ間もない時であった。
山形駅で、乗り換えて・・・福島駅で乗り換えて・・・上野駅で乗り換えて(一張羅のスーツが負ぶった子供と自分の汗でビッショリ)・・・東京駅で乗り換えて・・・現地での到着時間が上手く会わないので、あの赤レンガの東京駅の2階のホテルの部屋に泊まった。 文豪のダレカさんが泊まった部屋だと言う事であったが、当時はそんな感慨に浸っているヒマも無かった。 そして、今のようなホームにエレベーターも無かった・・ 。  今では、東京駅の西口は、当時とはすっかり変わった面持ちになってしまったが・・・。


  *** 以下引用 YamagataNewsOnline 5/24付 ***

  ― つばさ20周年 ―
 JR東日本は23日、山形新幹線つばさの開業20周年(7月1日)記念イベントの概要を発表した。 花笠踊りや直江兼続など県内の観光資源をモチーフにしたイラスト入りラッピング新幹線の運行や記念グッズの販売、企画展など、6月下旬からさまざまな事業を繰り広げ、20年の節目を盛り上げる。

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  ***  以上引用 終  ***


 おかげさまで、今では、新宿の大学病院は愚か、横浜の大学病院までもが、日帰り診察可能と言うことになり、感謝の言葉も有りません。  しかしながら、田舎の方では電車一本乗り過ごしてしまえば、2時間待ちは当たり前、インフラ整備と言うのか、方法論の改善と言うのか、もう少し何か方法があるような気がしないでもありません。

 早いもので息子は、今年21歳になりました。  よくここまで生きてくれたものだが、いまだ、病気は付かず離れずと言う状態で息子にまとわり続けている。

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山形県の放射線量検査

2012年05月24日 | 日記
 実は、筆者の耳には昨春のサクランボの放射線量検査時、『一個一個ふき取りながら検査して行った。』と言う情報が入っていた。
それは、又聞きの又聞きなので、真実は定かではない。 しかし、県内のサクランボの関係者の心持は、痛いほど分かった。 なので、私の息子には一粒たりとも食べさせなかった。 勿論、今までもわざわざ買って食べさせたことはないのだが、昨年は特に気を配った。 

 政府の、エダノ氏や原発保安院の云う福島原発爆発に関する情報で、国民が信頼を寄せた情報などと言うものは、一つも信頼に足るものが無かった。 
この度、山形県の県環境科学研究センターが、土壌中の放射性セシウム濃度を調べるとの、ニュースが有った。
ぜひとも、作為の無い正確な測定値を発表してもらいたいものである。


  ***  以上引用  河北新報5/23付  ***

  福島第1原発事故による放射性物質の分布状況を把握するため、山形県は22日、主要な河川と土壌の総点検を6月から行うと発表した。 河川107地点、土壌233地点でサンプル中の放射性セシウムの濃度などを調べる。 県全域をカバーした県独自の検査は初めて。 来年度以降も続け、分布状況の変化をつかむ。

 河川の検査は、県内の公共用水域から主要な42河川を選び、それぞれ上流から下流にかけて数カ所の調査地点を設定。 水と川底の泥を取り、県環境科学研究センター(村山市)で検査する。 結果は本年度末に公表する。

 土壌検査は山形大と共同で実施。 学校のグラウンド、公園などで、地表から深さ5センチまでの土と、5~10センチの土を採取する。 2013年までの2カ年の調査で、本年度は134地点で検査を行う予定。

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  ***  以上引用  終  ***
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