私は彫塑が好きだ。
日展を毎年見に行くようになって、洋画、日本画、工芸、彫塑、書を一度に見るチャンスを得た。
彫塑の中でも一番のファンは「朝倉文夫」
彼は、早稲田大学の大隈重信を創った人。日本のロダンと言われた人。
東京に行ったら谷中の朝倉彫塑館(ご自宅兼アトリエ)を訪ねる。
彼の余るほどの才能と、その幅広い知識。それから優しい人柄をその建物と作品に感じるからだ。
誰だったか忘れたが、彫塑家の日展の作品解説に像とその縁に一番神経を使う。と書いてあった。
フジタの乳白色の裸像の縁に線を引くその潔さ。
彫塑家が像を削る外の縁。
筆を持って紙に書く時の黒と白の縁。
区切る線はいづれも神経の使いどころと思う。
紙に墨が染みるスピードによって、筆の傾きによって、白と黒の境目は変わってくる。もちろん書く材料によっても、気候環境によっても・・・。
これからも私なりに追究していきたい。
彫塑を見るときその縁を、筆を紙に運ぶ時その線の縁を見て欲しい。
画像は「朝倉文夫の墓守」
ブロンズで創った線とかたち。
像の中にその人の人柄まで表現できている。人に対しての思いやりがないとこの優しい表情は出ないと思う。
因みに、この「墓守」と言うのは、谷中の天王寺の顔なじみの墓守をモデルにした明治43年の作。
とても素晴らしい。
この前、福岡の大濠にある美術館に行ったら、ロビーにいくつかの像があった。その中にこの「墓守」があった。私の足はす~っとこの像に向った。
朝倉文夫は大分の出身。今度は大分にある朝倉記念館に行ってみたい。
日展を毎年見に行くようになって、洋画、日本画、工芸、彫塑、書を一度に見るチャンスを得た。
彫塑の中でも一番のファンは「朝倉文夫」
彼は、早稲田大学の大隈重信を創った人。日本のロダンと言われた人。
東京に行ったら谷中の朝倉彫塑館(ご自宅兼アトリエ)を訪ねる。
彼の余るほどの才能と、その幅広い知識。それから優しい人柄をその建物と作品に感じるからだ。
誰だったか忘れたが、彫塑家の日展の作品解説に像とその縁に一番神経を使う。と書いてあった。
フジタの乳白色の裸像の縁に線を引くその潔さ。
彫塑家が像を削る外の縁。
筆を持って紙に書く時の黒と白の縁。
区切る線はいづれも神経の使いどころと思う。
紙に墨が染みるスピードによって、筆の傾きによって、白と黒の境目は変わってくる。もちろん書く材料によっても、気候環境によっても・・・。
これからも私なりに追究していきたい。
彫塑を見るときその縁を、筆を紙に運ぶ時その線の縁を見て欲しい。
画像は「朝倉文夫の墓守」
ブロンズで創った線とかたち。
像の中にその人の人柄まで表現できている。人に対しての思いやりがないとこの優しい表情は出ないと思う。
因みに、この「墓守」と言うのは、谷中の天王寺の顔なじみの墓守をモデルにした明治43年の作。
とても素晴らしい。
この前、福岡の大濠にある美術館に行ったら、ロビーにいくつかの像があった。その中にこの「墓守」があった。私の足はす~っとこの像に向った。
朝倉文夫は大分の出身。今度は大分にある朝倉記念館に行ってみたい。