書とお寺が大好きな春逕の「日々是好日」

日々思うこと、感じた事をつづります。

琳派の屏風と絵

2007-11-19 23:46:16 | お友達
今日は、仕事の帰りに友達に誘われて、琳派の着物と屏風展に行った。

琳派の屏風(尾形光琳、酒井抱一、俵屋宗達)が3点あり、後は模写だった。そしてそれらの絵をもとに着物を染めて仕立て上げてあった。
とても上品なものもあり、ありゃ~って言うのもあった(理解できないからかも)。
もちろんお値段などは見ていないが、きっとお高いに違いない

日本の伝統のお着物もいいものだ。
せっかく着付け教室に行っているので、お正月は着物を着よう。

帰ってから、琳派の載った美術館の図録をパラパラ見てみた。
白黒の墨にとらわれていたから、時には絵を見るのもいいものだ

つれづれなるままに・・・

2007-11-18 11:08:28 | 思う事
つれづれなるままに、日ぐらし硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるおしけれ。

意味
・することもないままに一日中硯に向かい、心に次々と浮かぶつまらないことを取りとめもなく書き付けていると、妙に何ものかにとりつかれたような気分になる。

よくなじみのある『徒然草』の冒頭。
吉田兼好が鎌倉後期に書いたといわれる随筆、兼好は神祇官として朝廷に仕える家系であった。19歳の頃、後二条天皇に出仕し役人となり、和歌、漢文、仏教、儒教、老荘思想を学び、30歳で遁世者となった。

兼好は、世の中の無常観を抑えつつ、そこでどう生きるかを追求している。

私も日々、暮らしの中でいろいろな場面に出くわす。
仕事上、いろんな人たちの健康面、精神面の状態を目の当たりにしている。


人には十人十色の人生がある。
私にも私らしい生き方があるはず。

これからも筆を持ち続けれるだけずっと、そこはかとなく書き続けていきたい。



申の歳の年賀状

2007-11-16 17:58:45 | 書について
昔の私の年賀状を引っ張りだした。

文字は「望」

古代文字(金文)

字義
1.つま立ちして目を見張って遠くを見る。遠望する。ひいて望む。
2.満月。もち月

金文に興味を持ち始めた5年前に書いた100×100cmのパネルの作品をデジカメから年賀状に仕上げたもの。
額に入れたものではないのでバックの紙と葉書のバランスが悪くなってしまった。

後ろの紙は「わんぱう」という反転剤を絵の具に混ぜ、裏から墨汁を塗って仕上げた。

いろいろ考え、アイデアを練るのは遊ぶのと同じぐらい楽しい。
来月のアート教室ではこの反転剤「わんぱう」をつかっていろいろ遊んでみよう。

それにしても、実際の色が携帯の画像では今ひとつ。そろそろ携帯買いかえようかなあ。

健康のありがたさ

2007-11-15 07:43:38 | 思う事
私は今、一応医療職として勤務している。

学生の頃は病気などほとんどした事がなかったが、20代、30代には病気ばかりして入退院を繰り返していた。

現在仕事ができ、書塾ができ、作品を書ける自分の状態を本当に感謝しなければいけないと改めて考えた。
健康でないと何もできない、とにかくこれからは健康管理をしっかりしよう。

今日から、来年の学童書初め展の練習を開始した。
子供達が素晴らしい作品書き上げてくれる事を心から祈って

みなさん風邪に負けずにみんなでがんばろね



三彩のカップ

2007-11-13 20:14:17 | 思う事
10数年前だったかな。

西安に行った時のこと。
書の勉強会で、西安碑林(書の碑が所狭しと並んでいるところ)、陝西省歴史博物館、秦始皇帝兵馬俑博物館などを廻った。

まだ、焼き物には興味なかったが、唐三彩の焼き物の本物を見てきた。
馬と駱駝だったと思う。
詳しくは分からないが、唐の時代にはシルクロードを通っていろいろな文化や芸術などが行き来して、この三彩(酸化銅、酸化鉄、酸化コバルト)の色も出来上がったと聞いたように思う。

この前伝統工芸展に行った帰り、売店に久木野窯の三彩カップに目が止まった。
阿蘇の久木野窯には昔行った事があったが、その時はこんなものはなかった。
カップの色が三彩(緑、褐色、そして藍)だったし模様も何となく唐のような感じだったからすぐ手にとって買って帰った。

これまた不思議な事に、帰ってから新聞を見たら、その日の新聞に久木野窯のご夫婦が東京で展覧会をされているって言う記事だった。
ご主人の作品の紹介に今回は三彩の陶器も・・・って紹介されていたので、本当にタイムリーな感じで嬉しかった。

私が持っている陝西省博物館の図録を引っ張り出して何となく見比べてみた。
この三彩はなが~い歴史のなかでそれも東洋と西洋とのミックスされたなんともいえない風合いを出しているように感じた。自分だけの喜びかも知れないが・・・。

今度久木野窯のご主人に手紙を書いてみよう。。。

文字の表情

2007-11-12 17:43:49 | 書について
年賀状の教室の案をいろいろ考えている。

文字のもつ表情

楷書でもス~っと凛とした楷書(背性)もあるし、包み込んだような(向性)のものもある。
行書もそう。そして縦に書く場合、横書きにする場合といろいろ表情が変る。
細く書いても太く書いてもまた違うし・・・。
文字と筆の特性を充分に生かして書けたら良いと思う。
年賀状講座には初心者が多いから、先ずは楽しく書いて欲しい。
文字が書けたら、いろいろな工夫をして楽しい年賀状を作ろう!!!

筆や墨を怖がらないでね

tomoさんのブログから

2007-11-12 15:03:09 | 思う事
いつも読ませていただいているtomoさんのブログの今日の言葉

「清濁併せ呑む寛容さ」

ついつい自分に厳しくなっていくと、他人にも厳しい物を求めているのかも知れないと今日のtomoさんのブログの言葉をよんで思った。

海は広いな大きいな~月が昇るし日は沈む

早起きして・・・。

2007-11-12 06:49:36 | 書について
朝は随分寒くなった。
と、いっても今年はかなり暖かい。
毎年この時期は寒さと眠さと戦って?作品に向かっている。

早起きしても、深夜遅くまで起きていても我が家のワンコは付き合ってくれる。
本当にありがたい。

ベッドから起きてくると、2匹のワンコも一緒に起きる。
夜中であろうと、早朝であろうと、いつも私の近くにいてくれる。
また、仮眠を取るときも一緒。

ちょっと寒くなると横のストーブの前にくっついている。
作品を書く間は、邪魔をしないので感心なものだ。
墨をすってくれるわけでもなく、話し相手になってくれるわけでもないけれど、本当に心強い応援団だ

ピカソ展

2007-11-10 08:08:57 | 思う事
県立美術館にピカソ展に行った。

パブロ・ピカソ(1881-1973)
スペインの港町に生まれた画家。父に指導を受けていたが、19歳の時にパリに出て、大胆な冒険心で伝統をくつがえしながら、アートの世界を切り開いた。

ピカソのデッサンや版画、彫刻、陶芸など、いろんな角度のピカソをみることが出来たが、彼の内側の視線、思考というものはいったいどのようなものだったのか?
91歳の長い生涯を通して何を見、何を考え、何を表現したかったのだろうか?
天才ピカソはそう簡単には理解できないと思う。