書に携わってウン十年。
和紙の歴史をしっかり学んだ事がなかった。
作品の多くは機械漉きの画仙祇(中国製)を使ってきたからだ。
和紙の知識はというと、楮紙(こうぞ)・みつまたがが和紙の主な原料ぐらいしか知らなかった。
先日、岐阜に行った際、美濃に行き、美濃和紙を見てきた。
それで和紙を調べてみたいと思ったのだった。
岐阜の友達が、昨日信州の和紙を送ってくれたので早速触ってみた。
和紙の特徴は、紙の引きがいい。
手漉きの紙は手間がかかって大量にはできないので、高価になってしまって次第に廃業された工房も多いと聞く。
熊本でも昔は紙すきの工房も多かったそうだ、しかし次第に減少して行ったらしい。
タイムリーな事に、昨日の新聞に熊本の矢部高校で紙すきの技術を伝承しているという記事が載っていた。
貴重な手しごと。
山都町の(浜町紙)も昭和30年ごろまでで途絶えている。
今度高校生が、紙すきの技術を伝承し復活してほしいものだ。
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