書とお寺が大好きな春逕の「日々是好日」

日々思うこと、感じた事をつづります。

次は7月18日より~県立美術館分館にて≪茶がけ展≫

2012-07-03 08:35:32 | 書について

渋団扇展が終わってから、次の茶がけ展に向けて作品を創っていた。

昨日それを仕上げたのだが、

今回の茶掛けは・・・・。

 

今は、文字に触れる時間は多くてもそれを「書き遺すとか次世代まで伝えたい」ということはあまり考えていないような気がする。

時間の経過とともに、文字も言葉も流されていってしまう。

自分が言ったことすら忘れてしまう。

聞いたときには確かに心に響いたかもしれないのに、知らず知らず、次の言葉に上書きされて結局は忘れてしまう。

 

私が今まで縁あって漢文などを目にする機会に恵まれてきたので、そのいい言葉を少しずつ紹介して、しっかり残していきたいと思ったのだった。

今回の言葉は

この思いの通り

「勒碑刻銘」(ろくひこくめい)

「勒」  書きしるすこと。写し取ること。書きもの。文書。

「碑」  後世に伝えるため、石に刻んで建てたもの。いしぶみ。たていし。

「刻」 刻むこと、彫りつけること。

「銘」 (金属に)しるすこと。書きつけること。

転じて心に刻んで忘れないこと。

 

作品は18日より22日まで、県立美術館分館4階に展示される。