川上酒店企画のワークショップの記事が、全国版醸界タイムズの新聞に掲載されました。
ワークショップに参加された皆さんの楽しい様子、
出来上がったお酒の写真、
その内容について記者さんが見事な文章でまとめて下さった。
その一部を紹介。
「自らの酒のラベルを制作する。書道家から学び、世界に一つのラベル、お酒を完成させていく。
自分の感性が形になっていく喜び。その過程を共有する時間こそが貴重な時間だ。・・・中略
・・・川上さんは、「買うことの満足を高めるファンづくりの一環」と語る。企画を重ね広げることで、同店やお酒への愛着も深まっていくだろう。」
醸界タイムズ・平成24年7月27日掲載より
書とお酒は大昔から切っても切れない縁
金文(きんぶん)という言葉は殷(B.C.1300頃~B.C.1070頃)・周時代(B.C.1070頃~B.C.771年)に祭事に使われた青銅器に鋳込まれた文字のことを大きな意味で使ってある。
その青銅器には、お酒、穀物などが入れられ神殿に供えられたといわれている。
青銅器にはいろんな種類があって酒器も多い。
これらの酒器は殷時代のもの、
蓋付きのものは香酒を入れたもので「卣(ゆう)」といい
お酒をお温めるものは「爵(しゃく)」や「斝(か)」という。
{お酒の歴史}
中国において殷・周のころ、酒は国家の重要事である祝祭において重要な意味を持っていた。非常に手の込んだ器である殷代青銅器のうち、多くのものは酒器である。
『論語』には、「郷人で酒を飲む(村の人たちで酒を飲む)」などの記述があり、紀元前5世紀頃には一般的な飲み物になっていたらしい。
飲中八仙歌 (杜甫の漢詩)
飲中八仙歌 … 八人の酒仙(酒豪)の歌。賀知章・汝陽王李璡・李適之・崔宗之・蘇晋・李白・張旭・焦遂それぞれの酔態を詠じている。
私もこの杜甫の漢詩を作品にしたことがある。
お酒と文字も縁が深い。
次回はワインラベルづくり?というお話も・・・。
お酒と書のコラボレーションはきっとこれからも続くと思う。
一人でも多くの人に紹介したい。