最新のお知らせ
4月12日(土)に全国17会場で詰将棋解答選手権「初級戦・一般戦」が開催されました。
各地で開催して下さった関係者の方々、またご参加いただいた多くの皆様に深く感謝申し上げます。
出題作はこちらをご覧下さい。
【https://shogi-problem.org/Archive/】
詰将棋解答選手権実行委員会
(あくまでプライベートでの参加という中、別室に移動して短時間だけインタビューが行われた)
――本大会に向けての準備は。
藤井 いままでもそれほど、参加する直前に詰将棋を解く数を増やすといったことはしなかったので、今回も特別なことはせずに臨みました。自然体で、という風に思っていました。
――所要時間については。
藤井 例年は誤記をすることもあったので、そこを今回は慎重に見直しました。どちらのラウンドも1時間前後だったのでよいペースで解けたと思います。
――優勝回数が、宮田敦史七段の6回と並んで最多になった。
藤井 回数は意識していませんでした。今回は久しぶりの参加なのでどうなるかな、という不安がいちばん大きかったです。結果として自分の思っていた以上に解くことができたかなとは感じています。
(取材の場が解散したあと、詰将棋愛好家としての声もいただいた)
――将棋ファンに向けて、詰将棋の魅力とは。
藤井 実戦ではありえないような手が実現するところが大きな魅力かなと思います。詰将棋ならではの手筋というのがいま新たに見つかっていますし、実戦とはまた違った将棋の深い一面を見せてくれる存在です。本当に奥が深い世界だなというのを感じています。
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以上で第22回詰将棋解答選手権チャンピオン戦のブログ中継を終了致します。
ご観戦いただきまして、誠にありがとうございました。
(総合優勝の藤井竜王・名人)
「どなたも苦戦したという3問目を解けたことで優勝に近づけたのかなと思います。創作なさった斎藤慎太郎八段には感謝を申し上げたいです(会場から笑い)。次回以降のチャンピオン戦も、時間が許す限りは参加したいという気持ちがあります」
※出題作品は後日掲載予定。会場では競技後に答えが配られますが、全作品の作者も書かれています。「3問目の作者が斎藤八段であることは明かしてよい」との運営判断があったことから掲載しております。
(こちらは総合3位の山下三段)
大阪会場内の総合成績上位3名を記載致します。
1位:藤井聡太竜王・名人 満点 121分
2位:山下数毅三段 83点 176分
3位:石川優太五段 73点 180分
東京会場内の第2ラウンド成績上位3名を記載致します。
1位:岩村凛太朗三段 91点 176分(1R 50点 86分/2R 41点 90分)
2位:宮田敦史七段 82点 180分(1R 40点 90分/2R 42点 90分)
3位:井上徹也さん 79点 180分(1R 41点 90分/2R 38点 90分)
「時間になったのでペンを置いてください」という運営の発声にかぶさるようにして、競技会場内からは複数のため息がもれ聞こえました。
その後、部屋のレイアウトを変えて大盤解説が行われています。
奇数番を解説する浦野八段。
偶数番を解説する北浜八段。相当豪華な解説陣です。ここに藤井竜王・名人のアシストの声も飛びます。
まだ採点結果が出ていないとき、「何となくですけど不安です、手数は合っているかな」と話していた藤井竜王・名人。
浦野八段と難問についてやりとりをして、安堵の表情を浮かべました。
しばらくして運営より第2ラウンド満点との報が。第22回大会の優勝が確定しました。
タイトルのとおり。正式タイムは65分でした。採点については追って掲載致します。