詰将棋解答選手権 速報ブログ

解答選手権のお知らせと速報です
主催:詰将棋解答選手権実行委員会
後援:朝日新聞社 詰将棋パラダイス 日本将棋連盟

最新のお知らせ

チャンピオン戦を3月31日(日)、初級・一般戦を4月13日(土)に開催しました。
多くのご参加、誠にありがとうございました。
詰将棋解答選手権実行委員会

メディア情報

2015年05月29日 09時00分00秒 | 第12回お知らせ

解答選手権につきまして、チャンピオン戦優勝者の藤井二段が下記番組にて紹介されるとのことです。


6月2日(火)放送  日テレ NEWSZERO

番組の最後(11時50分くらい)に放送されるコーナーだそうです。


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初級・一般戦地域レポート紹介(大阪会場)

2015年05月14日 13時30分00秒 | 第12回お知らせ
初級・一般戦の会場レポートを紹介します。

大阪会場で参加された岡田想太さんのレポートです。

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「詰将棋解答選手権2015」地域レポ一ト
大阪会場 参加者 岡田想太

こんにちは。ぼくは小学5年生の岡田想太です。
詰将棋選手権は今回で3回目の出場となります。

前々回と前回は初級戦が全問正解だったので、今回は初級戦と一般戦どちらも全問正解を目標にしました。

お母さんも「初級戦と一般戦どっちも全問正解したら帰りにピザ食べて帰ろうか」と言ってくれたので、
ますます気合いが入りました。

初級戦は20名が参加しました。
落ち着いていたので今回もできるだろうと思っていましたが④の初手32金が見えず44銀と書いてしまいました。
42玉と逃げられるのに気づけまた。

一般戦は18名が参加しました。
気持ちを切り替えて頑張ろうと思いました。 ①と②はすぐに解けて順調な滑り出しでした。
③は自分の中でうんうんと確認しながら解いたつもりでしたが間違ってしまいました。
④は今回の中で一番難しかったです(北浜健介八段作)。ずっと考えていたのですが、どうしても詰まず
仕方なく⑤に取りかかりました。詰み筋が見つかりホッとしました。

そしてまた④に戻り考えていました。問題とにらめっこして頑張りましたがそれでも解けません。
そうこうしているうちに残り時間が少なくなってきました。仕方なく⑥に取りかかりましたが、時間がないと
いうことで焦って緊張してきました。 落ち着こうとしましたが焦りのほうが大きく、詰み筋が見えてきません
でした。 そして時間切れ。

結果は3問しか正解できませんでした。悔しかったです。
ちなみに④は18名中4名しか正解者がいませんでした。 大盤解説では北浜健介八段が丁寧に一般戦の問題を
解説してくださいました。 大阪会場では一般戦の全問正解者がいませんでした。

終了後、北浜先生とお話することができました。お母さんが北浜先生に

「詰将棋の作者として④みたいにたくさんの人が間違えたら、してやったりニヤリ♪という感じですか?」

と聞いたら

「いやいや、まずい、まずいですよ。一般戦のみなさまに申し訳ない…これが チャンピオン戦なら何とも
思わないんですけどね」

とおっしゃっていました。 北浜先生はとても優しいなぁと思いました。 ぼくは地元の将棋道場や大阪の
将棋会館でたくさんの人と出会いました。
同年代の友達、年上のお兄さん、おじさん、たくさんの人と将棋をしたり詰将棋を解いたりして将棋を
楽しんでいます。その人たちを誘って詰将棋選手権大会に参加したらもっと輪が広がって楽しくなると
思います。

来年こそは初級戦・一般戦全問正解を目指します。
そしていつかはチャンピオン戦にも挑戦したいと思います。

最後に…ピザは食べれなかったけど帰りにマクドナルドへ行きました。

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各地域レポートが掲載されている「詰将棋解答選手権2015年鑑」は本年7月に発売されます。

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第12回詰将棋解答選手権 優秀作品賞

2015年05月12日 10時00分00秒 | 出題作品・解答・成績
 第12回詰将棋解答選手権での出題作品のうち、一般公募から採用された作品を対象にして、優秀作品賞の投票が行われました。

【対象作品】
○チャンピオン戦(1R、2R)
1番 武島広秋
2番 妻木貴雄
3番 青木裕一
4番 宮原 航
5番 服部彰夫
6番 森 敏宏
7番 谷口 均
8番 大橋健司
9番 武島広秋
10番 相馬慎一

○初級戦
1番 須藤大輔
3番 青木裕一
4番 沖 昌幸
5番 谷口 均

○一般戦
1番 海老原辰夫
2番 若島 正
3番 上谷直希
4番 北浜健介
5番 馬屋原 剛
6番 柴田三津雄

【投票者】
池田俊哉、小泉潔、小林敏樹、角建逸、芹田修、田中徹、宮浦忍、柳田明、吉松智明(9名)
投票は◎2点、○1点のいずれかとし、一人の持ち点を4点以内とした。
集計の結果、首位2作の得票が同点となったため、2作を優秀作とします。

<優秀作>
チャンピオン戦4番 宮原 航作(7点)




13と、同玉、14歩、23玉、24歩、12玉、13歩成、同玉、14銀、12玉、
23歩成、同歩、13銀成、同玉、14歩、12玉、24桂、同桂、13歩不成、21玉、
22歩、同玉、34桂、21玉、12歩成、同香、22歩、11玉、12香成、同玉、
13歩、同玉、14香まで33手詰


芹田修「歩生を実現するまでの序の煩わしいやりとりが実に詰将棋らしく楽しい。○」
宮浦忍「銀歩打換えから13歩生に意外性あり。〇」
柳田明「打ち換えなど小駒の使い方に味がある。収束が延びて、やや選手権向きではない感じもするが…。〇」
小泉潔「打った歩を銀に替え、それをまた歩に替えるとは物語が完結している。○」
田中徹「持ち駒の多い作品は好みではありませんが、これは例外。手順の楽しさという点では、今回の選手権で一番でしょう。○」
角建逸「と金を歩に、歩を銀に、そして銀を歩に。打ち換えの見本のような作。手順の流れがとても心地良い。〇」
小林敏樹「ストーリーを伴った打換えは楽しい。○」

<優秀作>
チャンピオン戦9番 武島広秋作(7点)




46銀、44玉、45銀、同玉、37桂、44玉、46飛、同桂、43桂成、54玉、
55歩、43玉、65角、54桂合、34銀、44玉、45銀、 43玉、54銀、44玉、
45銀、55玉、56歩、65玉、57桂、同馬、66歩、同馬、74銀まで29手詰


吉松智明「森田手筋と不利逃避という高級手筋が無理のない形と手順で表現されている。◎」
池田俊哉「森田手筋の取歩駒を不利逃避で消す、と言う構想が素晴らしい。◎」
田中徹「これを森田手筋と呼ぶことにはちょっと抵抗がありますが、もちろん作品の評価とは別問題。内容に関しては全く文句なし、高密度の傑作です。○」
角建逸「森田手筋と不利逃避。ご本人のブログにネタばらしがあるが、一つにまとめた技術を買う。〇」
小林敏樹「構想の実現力に。○」

<次点>
チャンピオン戦10番 相馬慎一作(6点)
宮浦忍「3度の不利合を成立させる手順前後の綾がうまく出来ている点に感心。◎」
吉松智明「連続する不利合が、明快に表現されている。○」
小泉潔「相変わらず面白い!43銀で収束するのも鮮やか。○」
田中徹「まず飛車の不利合、続いて香・銀のグループ不利合が飛び出す。極めて高度な内容にも関わらず、比較的分かりやすい構成になっているのも好印象です。解答選手権には相馬流構想作が良く似合う。○」
小林敏樹「グループ不利合をネタに、うまく一局を構成してある。○」

<選外>
チャンピオン戦3番 青木裕一作(4点)
芹田修「打診中合を取らずに動かす。高度な狙いを駒取りを排して表現した技術を高く評価する。◎」
小泉潔「角の重ね打ち新味有り。しかもそこに感心していたら2手伸ばしに嵌った。○」
田中徹「打診中合で発生した歩の頭に飛を捨てる。考え得る最善の表現に挑戦し、成功した意欲作です。期待の若手、遂にブレイク。○」

チャンピオン戦5番 服部彰夫作(2点)
小泉潔「詰将棋の広さを感じる。○」
角建逸「筋なき筋とでも言うべきか。余詰筋(あるいは変化順)をまとめたのではないかと勝手に憶測しているのだが。〇」

チャンピオン戦6番 森 敏宏作(2点)
池田俊哉「今回の話題作の1つ。紛れに落ちた人とまったく気付かなかった人で感想が分かれたのが面白い。◎」

一般戦5番 柴田三津雄作(2点)
吉松智明「絶妙手があるわけではないが、手順前後の綾があり、一手一手に読みが必要で、収束まで盛り上がる構成に好感が持てる。○」
柳田明「手順前後の綾が良く出来ている。気持ち良く詰みがるので。〇」

チャンピオン戦2番 妻木貴雄作(1点)
柳田明「意外な大量誤解が発生した。序盤の金打限定をもっと評価するべきかも。〇」

初級戦4番 沖 昌幸作(1点)
小林敏樹「心理的な5手詰として、一つの収穫。○」 

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初級・一般戦地域レポート紹介(天童会場)

2015年05月10日 07時00分00秒 | 第12回お知らせ
初級・一般戦の会場レポートを紹介します。

天童会場の開催スタッフである大泉義美さんのレポートです。

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「詰将棋解答選手権2015」地域レポ一ト
天童会場 担当 大泉義美

 今年度で4回目の開催になりました。今年度も小学生を中心にたくさんの選手が参加してくれました。
これまでは会場の天童将棋交流室は、午後2時から6時まで、天童少年少女将棋教室と同時開催される
とあって、会場が満席となることを予想して、会場を市民プラザに別途確保しての開催。

 初級戦26名(小学生19名、中学生5名、一般2名)、一般戦14名(小学生5名、中学生6名、
大学生1名、大人2名)の合計40名が参加しました。

 昨年より10名多い参加者で、昨年に続き小学生が多く、その解答に挑戦する意欲には、凄いものが
あると感じました。小学生を中心に保護者も15名ほど心配そうに会場の後ろで観戦。

 回答の結果により、詰将棋の級・段など認定出来るとどうなることか。運営は大変だが一考すること
も詰将棋の発展にもつながるのではと思いました。

 運営は、今年も少数精鋭での対応。試験監督は、天童支部交流室長の茂木健一さん。受付、回答審査は
副支部長の花輪正明さんと幹事の岸赳雄さん、委員会本部への成績、写真電送は、花輪正明さんが担当。
こども教室は、幹事の福田明生さん、村岡支部長、大泉は、会場設営、教室を兼務担当した。

 初級戦、一般戦とも順調に進行し、トラブル等がなかった。初級戦の全題正解者が7名。昨年より多い。
全体的に解答力が向上したことが伺える。一般戦は、5問正解2名が最高点。解答出来なかった人も5名おり、
これまた全体的に苦戦である。

 初級戦に小学生が18名が参加。(1年1名、2年2名、3年6名、4年2名、5年4名、 6年3名)
いつものことながら全員が解答のため真剣そのもの。後で解答用紙を確認したところ、2年生の一人が
平仮名で必死に書き込み「とななめうしろ、ぎんななめ前」 と記入しておりました。解答の特訓もしない
での記入だが、その意欲が素晴らしい。解答者の話では、4、6問が難しかったようだ。

 一般戦は、今年度も難問が多く、難しかったとのこと。(小学3年2名、小学4年1名、 小学5年1名、
小学6年生が1名、中学1年2名、中学2年2名、中学3年生2名、大学生1名、一般2名が参加)

 一問も正解出来なった人もおりましたが、意欲と詰将棋解答に一生懸命な姿は、 何ものにも変えがたい
ものです。昨年に続いて参加した生徒もおり、大きな拍手を送りたい。今年も引き続き、小学生が多く参加
してくれたことで、これまで同様にこども将棋教室でも対局の他に詰将棋も重点的に力を取り入れることが
大事だとあらためて確認しました。

 今後とも、詰将棋をやることにより、本将棋の棋力向上に必ずつながるものと確信しています。今年度も
お世話している実行委員会の皆様に感謝とお礼を申し上げ、今後ともよろしくお願いいたします。
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各地域レポートが掲載されている「詰将棋解答選手権2015年鑑」は本年7月に発売されます。

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