今日は松田優作の命日。
新宿ピカデリーのみ先行ロードショーということで都合をつけ行って来ました。
本来は明日11月7日から全国公開。
【生きているのは、お前か俺か】
ポスターにあるキャッチフレーズです。
この作品にピッタリです。
久し振りにパンフレットも買いました。
そこには、
【これは紛れもなく松田優作主演の最新作である】
とありました。
まったくその通りだと思います。
松田優作はいろんな形で生きているんだと思わせる作品。
この映画は優作ファンだけのものではなく、映画に関わる人や俳優にも何か
しらをインスパイアさせるものだと思います。
松田優作が死んでから20年ということですが、その輝きは少しも色褪せて
いないのです。むしろ逆に強烈な光を放ち続けているかのようです。
その圧倒的な迫りくる存在感、松田優作という俳優の側面だけでなく、人間
松田優作というものを描いたドキュメントだと思いました。
それにしてもたった40年という短い人生の中で、よくぞここまであらゆるジャ
ンルの作品を選んで残してきたなと思います。
納得した台本や作品じゃなければ出演しないというスタンスだったと思うから、
自分の中の全ての感覚を研ぎ澄ました上で、命がけでその作品、その役に
入りこんでいったのでしょう。
いい加減な取り組み方じゃ、作品に見られる凄味は出せないでしょうからね。
長年一緒にやってたカメラマンが、撮影中にあくびをしたのが原因でその日の
撮影は中止になったというエピソードを話していました。
まぁ、悪く言えばわがままを押し通して、自分のテンションに合わせて周りを
引っ張っていったんでしょうけど、それを貫くパワー、みんなを納得させるだけ
の影響力があったからこそだと思います。
松田優作のような俳優はもう出ないんじゃないでしょうか。
若くして逝ってしまった人に対しては美化されたり、伝説化されたりしますが、
優作の場合はそういうものをも超えてしまっている感じがします。
最初から最後までブレないところが凄いです。
普通はどこかでブレたり、揺らいだり、迷ったり、流されたり、そういうのがある
と思うのですが(だからこそ人間臭くていいのですが)、優作はブレない。
それでもどこか人間臭さがあるというのが、魅力のひとつなんだと思います。
作品を見てる時も、見終わってからも「松田優作って何なんだろう?」とずっと
考えてました。
死んでなお、この強烈な存在感って一体なに?って、帰りの車の中で音楽も
かけず優作のようにタバコをくゆらせながら・・・。
ありきたりな答えになってしまうのでしょうが、やっぱりそれは生き方なんだろう
と思います。
僕自身、松田優作の晩年に近い年齢になりました。
僕は何を残して生きてきたのかなぁ?と思ってしまいました。
だからと言って、優作のように生きようとは思わないし、出来ないし、あくまでも
僕は僕なので、ただ単純にそう思いましたよね。
『SOUL RED 松田優作』公式サイトはこちら
新宿ピカデリーのみ先行ロードショーということで都合をつけ行って来ました。
本来は明日11月7日から全国公開。
【生きているのは、お前か俺か】
ポスターにあるキャッチフレーズです。
この作品にピッタリです。
久し振りにパンフレットも買いました。
そこには、
【これは紛れもなく松田優作主演の最新作である】
とありました。
まったくその通りだと思います。
松田優作はいろんな形で生きているんだと思わせる作品。
この映画は優作ファンだけのものではなく、映画に関わる人や俳優にも何か
しらをインスパイアさせるものだと思います。
松田優作が死んでから20年ということですが、その輝きは少しも色褪せて
いないのです。むしろ逆に強烈な光を放ち続けているかのようです。
その圧倒的な迫りくる存在感、松田優作という俳優の側面だけでなく、人間
松田優作というものを描いたドキュメントだと思いました。
それにしてもたった40年という短い人生の中で、よくぞここまであらゆるジャ
ンルの作品を選んで残してきたなと思います。
納得した台本や作品じゃなければ出演しないというスタンスだったと思うから、
自分の中の全ての感覚を研ぎ澄ました上で、命がけでその作品、その役に
入りこんでいったのでしょう。
いい加減な取り組み方じゃ、作品に見られる凄味は出せないでしょうからね。
長年一緒にやってたカメラマンが、撮影中にあくびをしたのが原因でその日の
撮影は中止になったというエピソードを話していました。
まぁ、悪く言えばわがままを押し通して、自分のテンションに合わせて周りを
引っ張っていったんでしょうけど、それを貫くパワー、みんなを納得させるだけ
の影響力があったからこそだと思います。
松田優作のような俳優はもう出ないんじゃないでしょうか。
若くして逝ってしまった人に対しては美化されたり、伝説化されたりしますが、
優作の場合はそういうものをも超えてしまっている感じがします。
最初から最後までブレないところが凄いです。
普通はどこかでブレたり、揺らいだり、迷ったり、流されたり、そういうのがある
と思うのですが(だからこそ人間臭くていいのですが)、優作はブレない。
それでもどこか人間臭さがあるというのが、魅力のひとつなんだと思います。
作品を見てる時も、見終わってからも「松田優作って何なんだろう?」とずっと
考えてました。
死んでなお、この強烈な存在感って一体なに?って、帰りの車の中で音楽も
かけず優作のようにタバコをくゆらせながら・・・。
ありきたりな答えになってしまうのでしょうが、やっぱりそれは生き方なんだろう
と思います。
僕自身、松田優作の晩年に近い年齢になりました。
僕は何を残して生きてきたのかなぁ?と思ってしまいました。
だからと言って、優作のように生きようとは思わないし、出来ないし、あくまでも
僕は僕なので、ただ単純にそう思いましたよね。
『SOUL RED 松田優作』公式サイトはこちら