日々是愉快♪

笑いながら愉快に生きていけたらいいなぁ~

『ブロークン・イングリッシュ』

2009年01月04日 | 映画
昨年の映画の見納めはこの作品でした。
大晦日の日に恵比寿ガーデンシネマまで。

いやぁ~、恵比寿ガーデンプレイス超久々に行きました。
何年振りだろ?

そんなことを思いながら映画が始まるまでブラブラしてました。
大晦日ということで、そんなに人も多くなかったんで良かったです。

で、この作品。

ジョン・カサヴェテスという映画監督をご存知でしょうか?
“インディペンデント映画の雄”と言われた人なんです。
今回の作品はその娘の、ゾエ・カサヴェテスのデビュー作品なんですね。
ちなみに、ゾエの兄さんであるニックも映画監督です。
まぁ、サラブレッドですな。

そういうことだけでも見たくなるのですが、それよりも先にチラシを見まして、
それがとてもオシャレな感じだったので見たくなりました。
チラシを読んで、「へぇ~、ジョン・カサヴェテスの娘かぁ~。行くか。」となり
ましてね。

ニューヨークが舞台なんですよ。
これも動機のひとつになりました。

こういった単館系の作品でニューヨークを舞台にしてるものは、そんなにハズレ
がないんです、僕の経験上。
それは作り手側が実際にNYに住んでるからだと思うのですが、撮り方が丁寧
なんですよね。

街並みと登場人物の心の機微をうま~くマッチさせて撮っているのです。
それが見ていて心地良いのです。

この作品は、30代半ばのなかなか恋人が出来ないでもがいている揺れる女心
を描いたものですが、NYが舞台じゃなかったらまた違ったものになってたかも
知れません。

男性より女性が見た方が断然楽しめる作品と言えばそうなりますかね。
女性の方が共感できるっていうかね。
けど、もう恋人がいる人や結婚してる30代の女性にとっちゃー、ちょっと余裕の
心境で見れるかも。
主人公のノラと同じような境遇の女性はかなり共感できるのでは?

まぁ、男の30代半ばで恋人がいない人ももがいていますよ。
それは男女とも同じ気持ちでしょう。
ただ、この作品は監督が女性なんで、そこんとこはうまく気持ちを切り取って描い
ていたと思います。

あんまり書くとネタバレになっちゃうので、ここら辺にしときましょうかね。
まだまだ上映は続くはずです。
良かったら是非♪

公式ホームページはこちら
この作品は東京だけでなく、全国でやってますよ~♪







『ブラック・レイン』

2008年12月14日 | 映画
何年ぶりだろう、本当に久し振りに『ブラック・レイン』を観ました。
おそらく30代になって初めてじゃないでしょうか。

やっぱり、この作品に関しては「松田優作を見たい!」になります。
優作の遺作ですもんね。

この作品の公開当時、僕は高校生だったんですけど歌舞伎町の映画館に
観に行ったのを覚えていますよ。

公開1ヶ月後に松田優作は亡くなってしまったわけですけど、この作品の
インパクトがあまりにも強くて、ハリウッドからは次回作のオファーも来てた
ということですし、アカデミー助演男優賞ノミネートか?って声が出てた程の
鬼気迫る演技でした。

撮影当時からすでに膀胱ガンと闘っていて、それを隠しながらの出演という
のは死んでから分かったことで、後に主治医の先生がインタビューで話したり
してるのを読んだことがあります。

この作品は何回も観てるから、優作がどこでどう出てくるとか全部わかって
いるんですけど、やっぱり今回もゾクゾクしました。
20代の頃に観た視点とはまた違って見れたんですけど、松田優作の魅力と
いうのは一向に色褪せていませんでした。

あの頃は優作ばかりに目がいってましたが、今日は全体を観れたというか、
見落としてた部分とかもしっかり観れた気がします。

脇役陣がかなりいい味出してるんですよね。
高倉健も主役格での出演なんですが、やっぱり優作の迫力に食われてる部分
は否めませんが、マイケル・ダグラスを引き立たせる味のある表情、演技は
さすがだなぁ~と思わせてくれました。

“タラレバ”は話しても仕方ないんですけど、優作が生きてたらハリウッドで暴れ
まくってるんだろうなぁと改めて思いましたよね。
今でこそ多くの日本の俳優たちが海外進出を果たしてますが、この頃はやっぱり
健さんだけだったし、この作品によって新しい日本の俳優が世界に羽ばたいていく
キッカケだっただけに惜しいです。

健さんも「これからは松田優作の時代だ」と言って高価な腕時計をプレゼントした
らしいですし、主役のマイケル・ダグラスは優作のことを気に入って、いろんな所に
率先して紹介してくれたりして離さなかったらしいですからね。

まぁ、この作品の中の松田優作は主役を食ってしまうほどの、強烈な存在感のある
悪役を見事に演じ切ったと思います。

悪役じゃない役を見てみたかったですね。
優作にとって日本は窮屈だったのかも知れません。

松田優作に代わる俳優はいないと言われますが、確かにそう思いました。
松田優作は松田優作だけです。
こういうふうに言わせる俳優もひょっとしたら松田優作だけかも知れません。



『フミキ劇場』~九段会館編

2008年11月27日 | 映画
今日都内に仕事で行った時にポスターを発見しました。

「あるかな~」と思ってたらホントにありましたよ(笑)

しかし、靖国通りや靖国神社近くでは見つけること出来ませんでした。
すぐに剥がされたんだと思います。

で、その九段会館での上映ですが、やはり予想通り中止になった模様。
“右翼の車がたくさん来るから”との理由みたいです。
そりゃそうでしょう(苦笑)

で、12月2日に今度は日比谷公会堂で予定されているらしいです。
こちらもどうなるか分かりませんね。

ここはかつて、社会党の浅沼稲次郎が山口二矢(やまぐちおとや)という
少年に暗殺されたところ。
ちなみにこの山口は、バリバリの右翼でした。
沢木耕太郎が書いた『テロルの決算』という本に、この事件について詳しく
書かれています。
かなりいい本です。

で、渡辺文樹はわざとこういう場所を選んでいるんですかねぇ???
自分も刺されたいとか???

いやぁ、渡辺文樹の場合は刺し返すなぁ(笑)




『渡辺文樹劇場』

2008年11月26日 | 映画
今月頭に渡辺文樹監督作品『天皇伝説』&『ノモンハン』を観たことを書きました。

7月にポスターを見つけ、実際に会場に行ったら中止だったとか、その直後に渡辺
監督が逮捕されたり、相次ぐ上映中止の連続。
何かしらの圧力がかかっていて、この作品は都内では上映されないのではないか?
もう見ることは出来ないのか?と思うと余計に見たくなって追いかけた作品です。
横浜での上映を皮切りに都内でも順次場所を変えて上映されました。

渡辺文樹監督の上映手法というのは、他の映画監督とは一線を画しています。
かなりの異端児といっていいでしょう。

上映告知は、ド派手な原色を使ったポスターを上映会場の近くのあちこちに貼ります。
これは上映日時のおよそ1週間前から自らの手で貼っていくとのこと。
もちろん家族や仲間もやるんでしょうが、監督自らというのは気合い入ってます。
(ちなみに、このポスターを貼っていたところを公安にマークされ逮捕された)

このポスターが街中に現れた瞬間、いわゆる『フミキ劇場』のはじまりです。
渡辺文樹の作品を知ってる人がコレを見たら、気になって気になっていてもたっても
いられなくなるでしょう。

今は携帯のカメラでそのポスターを撮ればいいだけですが、昔は上映日時、上映会場
をメモっていたはずです。
それぐらいのインパクトのあるポスター。

渡辺文樹のことを知らなくても、連続して電信柱や植木に貼ってあるポスターを見た人
は「何なんだ、コレは?」と思うはずです。

ちなみに、あまりにもインパクトがありすぎて、アッと言う間に取られてしまうことがほと
んどのようです。
住民も嫌がるだろうし、その筋の人たちが剥がしてしまうのでしょう。
一部マニアは持って帰る人もいるそうです。

次回『天皇伝説』&『ノモンハン』の上映は明日27日に九段会館での予定です。
九段会館といえば、かつては軍人会館と呼ばれ軍の本部が置かれたという場所。
そして斜め前には靖国神社、隣りは皇居です。

渡辺文樹、完全に狙ってますね、このシチュエーション。
ケンカ売ってるとしか思えない場所での上映ですよ。
おそらく中止になるとは思うのですが・・・。

しかし、あの作品を観ていれば、「何でそんなに騒ぎ立てるの?」と思います。
きっと作品を観てないで、ポスターだけで騒ぎ立ててるんだと思う。
まぁ、あのポスターは渡辺文樹の手法ですからね、完全に乗せられてますよ。

ハッキリ言って、内容はそこまで大騒ぎするほどのものじゃないと思うし、マニアックな
監督の作ったアクション映画、しかも自主映画レベルですからね。

まぁ、作品内容はどうあれ、ド派手なポスターを発見し、当日会場に足を運んで、監督
の渡辺文樹自身が映写機を回す映画を観る。
この一連の行動が『渡辺文樹劇場』なんだと思います。


『創』出版のブログに、渡辺文樹監督がゲストでロフトプラスワンに
出演した時の動画が貼ってあります。
右翼との怒鳴り合い、凄味があります。
PCのみです。良かったら是非♪
こちら




『フル・モンティ』

2008年11月24日 | 映画
古い作品になりますが、また観ました。

公開当時は、単館での公開でロングヒット。
かなり評判良かったです。

後味のいい作品っていうのは覚えていたのですが、全体の細かい部分は忘れてました。

改めて見て良かったですよ。


詳細追記します。


で、追記です、ちょっと調べてみました。

1997年の作品で、その年のイギリスのアカデミー賞で作品賞、主演男優賞、そして、
観客賞まで受賞してました。

なるほどなるほど、そりゃ、いい作品ですよ。
作品賞だとか主演男優賞というのはその年に公開された他の映画との兼ね合いもあって
難しいと思いますが、観客賞を獲っているというのがやはり説得力あると思います。

ハートフルコメディという部類だと思いますが、やはり脚本が良かったです。
1時間30分でうまく見せ切るというのはテンポが良くないとダメなので、その点に関しては
まったく問題なく、えー、もう終わっちゃうの?という感覚で、もうちょっと見ていたいと思わ
せる、本当に後味の良い作品でした。

失業者が集まってダンスをするわけですが、時代背景的に今の時代ともピッタリ合うので
不思議な感覚がありました。

こういうイギリスのコメディは、面白い作品は本当に面白いのです。
ちなみにアイルランドのコメディも楽しいです。
けれど、中にはハズレもあるので、この『フル・モンティ』は大当たりと言っていいかも。

アメリカのコメディ作品とはひと味もふた味も違ったものがあります。

興味のある方は是非ともご覧下さい☆



『天皇伝説』&『ノモンハン』 その3

2008年11月03日 | 映画
今日は写真を交えて。

トップの写真は『天皇伝説』の別バージョンポスターです。
昭和天皇をイメージしているのか・・・?


代々木は中止に・・・。
渋谷区での上映はことごとく潰されてましたね。



『ノモンハン』のポスター。
10月になると“表現の自由を守れ!”という文句が
各ポスターに見られるようになりました。


これもそう・・・。
我々はこの情報を頼りに会場に向かうのです。
やるのかどうか、もうドキドキですよ(笑)



『天皇伝説』の煽り文句。
凄いこと書いてあるから「ウソだろ~」と思うのですが、作品を観ると何となく
「意外とそうかも知れんよな~」と思ったりしちゃうのです。


受付ではパンフや過去作品がDVDになり売られていました。
全作品を購入する人も・・・。
すでにヤフオクに出回ってます(苦笑)



『創』出版の渡辺文樹に関するブログがあります。
『天皇伝説』の一連の流れがよく分かりますからPCの方はご覧下さい。
こちら




『天皇伝説』&『ノモンハン』 その2

2008年11月02日 | 映画
昨日の続きです。


会場に入って、自分で椅子を持って好きなところに陣取りました。
最終的には100人以上集まったと思うのですが、最初は60人ぐらいだったでしょうか。

まずは『ノモンハン』からの上映。
僕はいわゆる“ノモンハン事件”については良く知らなかったので、携帯で一応予備知識
としてチェック。

渡辺文樹監督が自ら会場の電気を落とし、作品の前フリをしてくれました。
そして映写機のあの独特の音とともにスタート。

映像を見て「いやぁ、完全に学生の自主映画のノリだなぁ~」と思ってました。
セリフが聞き取りにくいし、無駄な雑音も入ってるし・・・
ひょっとしたら学生たちの方が上手に撮るかも知れません。
いや、上手に撮るでしょう。

ところが、渡辺文樹のように危ない橋は渡れません。
命がけで映画を撮り続けている渡辺文樹にはやはりかなわないのだと思います。

内容は省きます。

『ノモンハン』はドラマ仕立てで、クライマックスが良かったかな。

上映後の観客の拍手が良かったですねー。
映画を観終わった後の拍手って、いつ以来だろう?
どの作品だったろう?

続いて『天皇伝説』の上映。

本当はこっちを観たかったのだ。
タイトルが凄いし、ポスターに書いてある煽り文章が凄かったので相当引かれてました。
『天皇伝説』だけを観に来るお客さんもかなりいて、最終的に100人以上になったと思い
ます。

1本目と同じように監督自ら明かりを消してからの作品説明。

『天皇伝説』は『ノモンハン』の姉妹編みたいなもので云々。
かなりお寒い制作予算で作った云々。
アクションを作りたかったから、楽しんでもらえたら云々。
内容に関しては確信を持っているので云々。
フィルムを出した現像所にまで“何らかの圧力”をかけられ、色が少し変色している云々。

まぁ、こんな感じで話してくれました。

僕はこちらの『天皇伝説』の方が素直に楽しめましたね。
やはり所々、映像の色が変わって、特に一番いい場面のクライマックスなんかほとんど
変えられてしまって気の毒なぐらい。
でも、それほど観るに耐えないわけでもなく、ちゃんとストーリーは分かったので良かった
です。

渡辺文樹が走るシーンなどは、『太陽にほえろ!』の刑事が走るシーンのように走る姿が
ばっちりキマッていたし、列車とトラックの並走するシーンなども最高でしたよ。

「ウソだろー」と思っていた、ポスターの煽り文も何だかホントに思えてきちゃったりして・・・。

上映が終わって監督が「本日はどうもありがとうございました」と言うと、1本目終わった時
より大きく、そして長めの拍手がありました。
あれは作品に対する拍手でもあり、渡辺文樹に対する拍手であり、この上映会が無事終わ
って、自分も参加出来て良かったという意味合いのものだったと思います。
すべては渡辺文樹に対するエール、そんな感じでしたね。


続きはまた明日書きましょう。




『天皇伝説』&『ノモンハン』

2008年11月01日 | 映画
いやぁ~、やっと、やっと、やっと観れました!
渡辺文樹監督作品『天皇伝説』&『ノモンハン』です。

今回の作品は一度7月に池袋に観に行ったんですが、何らかの圧力のため
中止になってしまいました。
その時のことを書いていたので、読んでもらえれば・・・。
こちら

その後もいろんな所で上映予定が組まれていたのですが、ことごとく中止
になり、マニアのファンの間では何とかして観たい!という気運が高まって
いたんです。

僕自身、一番最初にポスターを見た瞬間から“渡辺文樹劇場”に足を踏み
入れ、中止、中止の連続で、そうなると余計に観たくなるのが人間心理、
いつしか絶対観てやろう!という気持ちになっていました。

で、今回やっと観れたということでした。

上映会場は、板橋区の赤塚公会堂。
18時からまずは『ノモンハン』、そして20時から『天皇伝説』の上映です。

赤塚公会堂に行ってみたら、もの凄く物々しい雰囲気。
前回池袋に行って中止だった時より物騒な雰囲気でしたよ。
制服警官、私服警官、公会堂職員を含め、全員で20人ぐらいはいたと思い
ます。
右翼の街宣車はこの日は1台も来ませんでした。

公会堂の受付には、渡辺文樹の内縁の妻がひとりでチケットをさばいたり、
パンフレットやDVDを売ったりしていました。

さぁ、いざ会場へ!

そこには、本物の渡辺文樹が「いらっしゃいませ~」と映写機を準備しながら
我々を迎えてくれました。


明日に続く・・・。





新宿プラザ 閉館

2008年10月29日 | 映画
いやいや、何とも残念なニュースです・・・。

歌舞伎町にあるコマ劇場が年内いっぱいで幕を閉じるということは知っていましたが、
まさかそのお隣の映画館、新宿プラザまで閉館しちゃうとは・・・。

今月いっぱいでの閉館が決まり、来月1日~7日までは特別メニューでの上映。
『ゴッドファーザー』シリーズや『タイタニック』などが、あの大スクリーンに蘇ります。

僕は歌舞伎町の映画館で育ったので、このニュースは本当に心の底から残念です。
新宿プラザと言ったら、1000席以上のキャパを持ち、しかも新宿ミラノ座とは違って
すりばち状でしてね。とてもスクリーンの見やすい劇場なんです。
大迫力の映画館です。

主にロードショー作品を公開してて、その中でも話題の大作とか有名作品、シリーズ
なんかを上映してましてね、こないだも『インディー・ジョーンズ』の最新作をここで観た
ばっかりでしたよ。
あれが最後だったのかぁ・・・。

いやぁ~、もうあの劇場で観れないのは悲しいし、淋しいなぁ・・・。

新宿はいま、大きく変わろうとしています。
歌舞伎町の代名詞だったコマ劇場も無くなっちゃいますしね・・・。

街が変わるのは仕方のないことだと思うのですが、活気づいて欲しいです。
今の新宿、特に歌舞伎町は昔ほど活気づいていないので元気を取り戻して欲しいです。


新宿プラザの案内はこちら





今日のデイリー

渡辺文樹

2008年07月31日 | 映画
渡辺文樹という異色の映画監督がいます。
ご存知だろうか?
かなり異色の人だ。

実は昨日、仕事帰りに渡辺文樹の最新作『天皇伝説』&『ノモンハン』を
観に行こうと豊島区公会堂に向かった。
実は東京ではこの日しか上映されないのだ。

たまたま1週間前ぐらいに大久保通りでそのポスターを発見し、たまらなく
観たくなって段取りをつけたのだった。

ところが、ところがである。

実際に上映会場に行ってみると、警察官がたくさん巡回していて、公会堂
の入り口は職員やらガードマンでガチガチに固められていた。
不穏な雰囲気だった。

「映画を観に来たんですけど・・・」
「中止になりました。」

あっさり・・・。

とても楽しみにしていたので残念だった。
昨日ネットで調べてみたら9月にまたどこかで上映予定はあるようだが、
実際はどうなるか分からない。

8月は仙台で上映予定のようだ。

渡辺文樹の作品はゲリラポスターを街中に貼り、全国の公民館などを回っ
て上映する方法をとっている。
ただ、問題作ばかり作るので、国家権力だったり、右翼と呼ばれる人たち
からの圧力があって上映中止ということもたびたびのようだ。

今回のポスターもかなり過激で、まぁ、僕はそれに惹かれて観に行こうと
したのだが、あの内容はちょっとその方面を刺激するかなーといった内容
のものだった。

で、今回せっかく行ったのに観れなかったというのはものすごく悔しいし、
余計に観たいという気持ちが強くなっている。

興味のある方はネットで渡辺文樹を検索してもらうといいかも知れません。
今回の作品のポスターをブログに載せている方もいます。

こういうスタイルを取っている映画監督ってあまりいないので、渡辺文樹
には今後もいかなる圧力にも屈せず頑張ってもらいたいと思う。

というのは、映画監督を志す若者たちのひとつの指標になると思うからだ。
作品内容はともかく、こういったスタイルでも映画を撮り続けることが出来る
ということを彼は証明している。

渡辺文樹作品でまだ観ていないものはたくさんあるので、これから機会が
あれば観たいなぁと思った。
相当マニアックですぞ。