祭は終わり，めんたいだけが残った，ご飯の上に(笑。

音声ファイルをアレンジャーの人に送り，
オレの今回のミッションは終わった。

あとは，彼が労力を尽くして，
ユニゾンのメロディを，美しいコーラスへと変貌させてくれるだろう，時間はかかるが。

実は，オレのコーラスは，ほとんどそうやってできている(笑。
オレのハモり感覚は3度，5度ではなく，6度らしい。

6度でハモると，ハモったと思うらしいのだ。
それを修正してくれていたのだ。

今回もきっとうまくいくだろう。
な，めんたいこ。

涼しく光るめんたいをぷちぷちと食べながら，
やがてできあがってくる音源を待ちながら生きるのだ，オレよ。

オレにとっては，生きるということは，そういうことであっていいのだ。
な，めんたいこ。

そして，二人はオレを空港まで見送ってくれたのだった，おみやげもくれて(笑。

「照和」をでて，空港に向かう前に，
京都の大学に戻る，某谷くんの息子を見送り，

そして，二人はオレもまた見送ってくれた。
空港のロイヤルでまたビールを飲んだけどな(笑。

ここの料理が，またうまかった。
なんてサプライズの多い街なんだ，博多は。

すみずみにまでもてなしの血が通っている。
午前2時に八重洲口からバスに乗り，成田空港から福岡へ来て，

レコーディングのあとに3軒飲んで，弾丸で帰る博多だったが，
友達というのは必然なんだなあとしみじみ思わせてくれた一日だった(笑。

うまい，うますぎる，合掌(笑。

冷房に弱いので，
ジャージを斜めにかけて，お腹をガードしていたら，

「なにそれ，ダライ・ラマみたいになっとるよ」
ということで，合掌(笑。

右が某内藤くん，ロンゲです，生きる70年代フォークです，
左が筆者。アロハのダライ・ラマです(笑。

ちなみに，さっきから全員，
ずっっっっっっっっとビールを飲み続けてます(笑(笑。

「照和」いくか「照和」，なんかふつーの喫茶店みたいになってるらしいけど(笑。

「照和」は博多の伝説のライブハウス，
チューリップとか，海援隊とか，あまっちょろいころの永渕とかがでていたお店。

そこの，めんたいチャーハンがバカうまっっっっっっ(笑。
あんまりおいしいので，おかわりして食べて，

食べ終わる前に理性が撮らせてくれた写真が，これ。
これは食べる価値がある料理。

回転寿司のスシローのイカと，
ここのめんたいチャーハンは極上!!

どこか，昼間からやってるビアガーデンねーかな(笑。

レコーディングを無事終えて(ぜんぜんっ，無事じゃないけどw)，
ちょっと飲むか，みたいな感じで，ビルの中にはいっていったら，

あるある，
吹き抜けの気持ちよさそうな店が。

よーーーし，ここで生ビール飲もうぜ，
えっ，ない(笑。

なんでだよ，このシチュエーションでなぜ生ビールがないの(笑。
で，ビールがスペイン産ビールとかで，

小瓶サイズでなんと700円くらいもする。
おいおい，嫌がらせか(笑。

きっと飲みにくる客をやんわりとお断りするために
高くて，少ない瓶ビールをおいてるんだろうなあ。

でもオレたち，飲んだよ。
在庫なくなって，途中でおねえさんが，買い足しにいってた。

どこのスペインなの(笑。
味もまったく日本のビールと変化なく，駅前留学みたいな輸入ビールだった。

そして，レコーディングはトラブル続出(笑。

【トラブルその1】　

なんと，ラーメンくってて，
スタジオに遅刻っっっっっっっっ(笑。

ありえねー，
が，それが起きてしまうのが博多というものなのだ，びっくりー。

しかも，今日は録音だぜーっっっ，
エンジニアさんも待ってるぜっっっっ(笑。


【トラブルその2】

まあ，気を取りなおして，
ミキサー室で担当の牛島先生と一緒に卓を囲む。

で，歌い始めたのだが，某内藤くん，いきなりのブレーキ，
緊張のあまりか，ハモの音程が取れません。

まあ，これは想定内。
こんなこともあるさ。

で，あらかじめ作って送ってあった，コーラス専用メロディを流して
そこにかぶせるようにしてみる。

が，できない(笑。
どうやら某内藤くんの脳内，天使の羽根みたいに真っ白になってしまったみたいです(笑。

ここで，エンジニアの先生が，
「少しずつ，パートごとに区切って，録っていきましょうか」と助け船をだしてくださるが，

その船も沈んでしまった(笑。
どうやら，残る手段は，

ユニゾン(笑(笑(笑。
コーラスを録るはずだったが，急遽ユニゾンを録ることに。

オレも焦ったが，
先生もきっとこういう経験は初めてだと思う(笑。


【トラブルその3】
つぎは，某谷くんのパートをレコーディングしようとしたのだが，
発音が怪しい(笑。

「awareness」(アウェアネス)が言えてない感じ。
おいおいおい，どうして想定外がこんなに多発するのだ(笑。

またしても，急遽，レコーディング見学にきていた彼の息子と交代。
ここまで，わずか，4小節(笑。

ワンアウトも取らずに，ベンチに帰るリリーフ投手みたいな。
よく監督が，「起用した私のミスだ」ということがあるが，

オレも反省した。
これは，むちゃぶりだったんだなということが，レコーディング現場で初めてわかった。

そうか，録音ってそんなに難しいものだったのか。
すまん，すまん，思いつきで気軽に頼んで申し訳なかったm(_ _)m

息子は，さすがに歌を習いにいったこともあるので，
すんなりと歌いきったが，風邪をひいていたらしい(笑。

はーっっっっっっっっ。
終わった，とにかく，二人の声で歌ったメロディをCDRに焼いてもらって，

MIをでたら，ちょうどスタジオを借りた3時間が過ぎていた。
濃い，濃厚すぎる，まるでとんこつスープのような3時間だった・・・

これか，これが博多の味だ・・・
博多をなめたら，でけん。

牛島先生，
ほんとにご迷惑おかけしましたm(_ _)m　m(_ _)m　m(_ _)m

オレ，麺はかたいのは，イヤ(笑。

で，食べたんだけどさ，
麺は【普通】を注文したんだが，それでも固い。

ここには，剛鉄なんつー麺もあるらしい，
やだよ(笑。

もっと，ふにゃふにゃの麺が好きなんだと分かったが，
パスタでもそうだよね。

麺類は，通になるほど麺をかたくしたがるよね。
なぜなんだろう，

銭湯のお湯が熱いのといっしょか(笑。

しかし，そのまえにまずメシだろ，博多でメシといえば，ラーメンか(笑

まだ時間があったので，
朝食を食べようということになり，なんと朝からラーメン屋ヘ。

「一蘭」というお店は，カウンターがひとつずつに区切られていて，
注文は，アンケートみたいに麺の好みやスープの好みをすべて○で囲んで，

ボタンを押して知らせる方式。
なんですか，これ，プライベート保護の観点からですか(笑。

ところで，あのー，
もうスタジオに遅刻しそうなんですけど，なぜみんな焦らないの(笑。

ヘイ，ヘイ，行ってきたぜ，博多っっっっっ(笑。

土曜日の深夜から弾丸でいってきたぜ，博多っ，
そこはやはり，なにが起こるかわからない未知の土地だったぜ(笑。

まずは，今回お世話になったレコーディングスタジオだ，
MI福岡という音楽学校のなかに録音スタジオがあった。

入り口では，前面鏡張りのスタジオで，
元気な生徒諸君がライブのリハをやっていた。

おお，頼むぜ，未来のロックを背負ってくれよ，
わけーのー。