札幌のクリスチャン鍼灸師

札幌市中央区山鼻地域、石山通沿い側で、脈診流による経絡治療専門の鍼灸院をしています。

食料自給率よりも自給力

2007-10-17 16:46:45 | 医療・健康
昨日の朝だったか、8時過ぎNHKラジオ第一放送を聴いていました。
すると、食料自給率と食料安保の関係について取り上げていました。
その評論家によると、私もこれまで使ってきた食料自給率で使われる単位である「カロリー換算」ですが、これは日本独自の方法だそうです。
ちなみに、日本の食糧自給率はカロリー換算で40パーセントと言われていましたが、今年39パーセントに下落したという発表がありました。
また、アメリカは150パーセント、フランスは130パーセント、ドイツは120パーセントなどと言われていますが、これらはそれぞれの国が発表したものではなく、日本が独自に出した数字だとの事です。
まぁ、その話はそれほど重要な事ではありませんが、その後その評論家は自給率が百パーセントであっても必ずしも危機に際して絶えうるものではない事を言ってました!!!
どういう事かと言いますと、極端な例として、終戦直後の日本の事を上げていました。
終戦直後の食料難の時は、外国から食料が入ってこなかったから自給率百パーセントだったのだという事です。
確かに極端な例かもしれませんが、それはそれで事実なのでしょうね。
さて、自給率を上げるためにどうすればいいのか、それは簡単な事ではない事も私としても創造はできます。
急に農地を増やす事もできませんし、また、厄介な事に好むと好まざるとに関わらず、市場経済では貿易との関係も問題になってきている事は、よく報道されています。
それに国民の食の多様化もあり、健康的かどうかは別として、この数十年の間に動物性食品の消費量がぐんと増えています。
今更なかなか肉食を避けれ戸言っても、健康に関心がある人でなければ、なかなか肉食を減らすものでもありません。
また、食品業者の既得問題も絡んで、「肉も必ず摂取しなければならない」などとよく言われる事も耳にします。
そこで、その評論家が言うには、外国から食料が入ってこなくなった時の事を予め見据えて、対策を立てておく事だと言ってました。
スイスでは、まず畜産を停止し農地を穀物野菜に切り替えるとの事です。
そのために、半年間の食用油と一年間の穀物を備蓄していて、その間に農地を畑に切り替える事になっているとの事です。
さて、日本はどうかと言えば、私が聞く限りでは、日本は数ヶ月分の米しか備蓄していないようです!!!
金さえあれば、外国から買い付けるとでも考えているのでしょう!!!
しかし、食料輸出国が不作なり紛争でなりで自国の食料が不足していたとしたら、当然日本に売る事などできるはずがありません。
まぁ、日本も最悪になれば、近年キューバが成しえたように百パーセント有機栽培で食料を自給する事にならざるをえないでしょうが・・・・。
その事について以前私は書きましたので、↓
http://pub.ne.jp/shinqroom/?entry_id=432036
をご覧ください。
正しくこのタイトルのように、「食料自給率よりも自給力なんですね。
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1 コメント

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すいません、 (黒沼一也)
2007-10-17 21:33:51
「自給力」が「持久力」になってましたので、ただいま直しました。
失礼しました。
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