札幌のクリスチャン鍼灸師

札幌市中央区山鼻地域、石山通沿い側で、脈診流による経絡治療専門の鍼灸院をしています。

感情の乱れが五臓に影響を与える

2015-04-15 22:22:22 | 医療・健康
私が2年前から支部長をさせていただいている、経絡治療による鍼灸の研究団体である、東洋はり医学会札幌支部のブログ↓
http://toyoharisapporo.blog52.fc2.com/blog-entry-34.html
↑に、感情の乱れが五臓に影を与えることが書かれてましたので、それを引用しながら少しここに書いてみます。
東洋医学、それも中国系の古典医学では、「七情」といって、感情を七つに分けられます。
(↓以下東洋はり医学会札幌支部のブログから引用しますが)、
七情とは喜・怒・憂・思・悲・恐・驚を言い、この七つの感情が
均一であれば健康なのですが・・・七情のいずれかが過度になれ
ば病気に成ると言う東洋医学の考えが有ります。
・怒り過ぎれば肝を破る。
・喜び過ぎれば心を破る。
・思い過ぎれば脾を破る。
・憂過ぎれば肺を破る。
・恐、驚き過ぎれば腎を破る。
(↑以上引用終わり。)
東洋はり医学会札幌支部のHPは、どちらかといえば鍼灸師・鍼灸学校学生向けに書かれていますので、一つ付け加えておきます。
「肝・心・脾・肺・腎」の五臓といっても、臓器そのものまで悪くなってしまえば重症ということになりますが、まずはそれぞれ五臓に関連する「経絡」に影響を与えることになり、いうまでもなくわれわれらが行っている「経絡治療」では、経絡を整えることで治癒に導くと考えます。
ですから、まずは
「怒り過ぎは肝経」、
「喜び過ぎれば心経」、
「思い過ぎれば脾経」、
「憂過ぎれば肺経」、
「恐、驚き過ぎれば腎経」
と、それぞれの経絡に変動が生じ、それが重症化それば五臓そのものも悪くなるということになります。
そしてわれわれらは、その経絡の変動を鍼灸で調節するのです。
そういうことからも経絡治療は、うつ病をはじめとする精神疾患、その他統合失調症などから来る諸症状に対しても有効です。
また今回の話とは少し違うかもしれませんが、自律神経失調症に対しても有効です。






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