札幌のクリスチャン鍼灸師

札幌市中央区山鼻地域、石山通沿い側で、脈診流による経絡治療専門の鍼灸院をしています。

流行りで儲かりそうだから、美容鍼でもやってみようかと言う鍼灸師・・・・???

2024-08-04 16:29:37 | 医療・健康
近年、美容鍼が流行っているみたいです。
ちなみに、当鍼灸院では行ってません。
一応それなりに、美容鍼のやり方は知っているつもりです。
ただ、私は全盲なので、基本的に美容鍼はしない方が良いかと思っているというところです。
まぁ考えようによっては、助手に見てもらいながらする方法も、ないではないですけどね。
ところがこの前、表題の様に、
「流行りで儲かりそうだから、美容鍼でもやってみようか」
と言う鍼灸師がいたのです。
確かに側から見れば、美容鍼のやり方は、簡単そうに見えるのかもしれません。
それ相応の美容鍼の勉強もせずに、儲かるからなどと、安易に美容鍼を取り入れようとする鍼灸院もまれに在るようなので、評判など調べてみるなどして、よく考えてから施術を受けるかどうか、考えてからにした方がいいかと思います。
ちなみに、私が知っている鍼灸師で、われわれらが行っている、脈診流による経絡治療に、美容鍼を取り入れている人もいます。




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つぼは効くところではない

2024-07-27 08:34:08 | 医療・健康
よく
「○○に効くつぼは・・・・・?」
とか、
「この病気にはどのつぼが・・・・?」
などと聞かれると、正直私は戸惑ってしまいます。
鍼灸師が治療に使用したつぼに対して、素人が押すだけなどして効くとでも思っているのでしょうか?
それだとわざわざ鍼灸治療など受ける意味がなくなります。
じゃぁ鍼をして効くなら、そこらの針金でもそのつぼにぶっ刺せば効くのでしょうか?
あるいは灸をして効くなら、そのつぼにタバコの火でも押し付ければ効くのでしょうか?
そんなバカなと思う人も多いかとは思いますが、単純に
「あのつぼは丸々に効く」、
「このつぼは丸々に効く」
ということは、
素人が単にそのつぼを押す・そのつぼに針金をぶっさす、タバコの火をそのつぼに押し付けるなどすれば効くということに繋がりませんか?
江戸時代の医者であった後藤艮山(コンザン)は、

つぼは治るところでも効くところでもない。
その治療家が直すところ、効かすところである。

という名言を残しているそうです。

福島弘道著
「経絡治療要綱」
第13章 取穴の補瀉
2 治療点としての経穴
2.生きて働いている経穴の取り方
より

われわれ鍼灸氏は鍼灸でつぼを運用するに当たって、単にぶっさしたり火を押し付けたりするのとは訳が違い、それ相応のテクニックを有して鍼や灸を施しています。
特に現代医学的な鍼と違い、われわれ経絡治療家をはじめ古典派鍼灸は、
補法(気を補う)

瀉法(気を散らす)
などの微妙なテクニックをそれぞれのつぼの状態に合わせて使っています。
にも関わらず、メディアでも、よく番組で鍼灸師が出演するなどして、その様な事が取り上げられます
その鍼灸氏が言う、東洋医学的な概念は正しいことを言っていたりはするのですが、にも関わらず
「このつぼは○○に効くから、指で押したらいい」
みたいに言っていたりします。
ネットでその鍼灸師の事を検索してみると、それ相応に良い経歴だったりします。
鍼灸臨床家としての知識を有しているのですから、安易に素人みたいに、
「つぼを指で押せば効く」
などと、それも大手のメディアの番組で言うのは止めて欲しい、正直私はそうおもってます。
064-0912
札幌市中央区南12条西10丁目1-18
グットビル 202号室
鍼灸ルーム ハピネス
TEL: 011-511-7576
ホームページ
http://www16.plala.or.jp/shinqroom/



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夏バテ予防に経絡治療による鍼灸

2024-07-06 20:32:28 | 医療・健康
いよいよ本格的な夏の暑さというところです。
経絡治療は、肩こりなら肩、腰痛なら腰にという様に、患部だけに鍼灸を施すという訳ではなく、まずは脈診しながら、手足のつぼなどに鍼をする事で、体全体の調子を整える事になります。
そういう事から、患部の症状のみならず、体全体の具合も良くなる事で、当然これからの時期から出がちな夏場の疲れの予報にもなるという事です。
したがって、体調管理という意味からも、当鍼灸院で行っている「経絡治療」はお薦めです。
なかなか夏バテ予防や体調管理のみで、鍼灸院に来られる人は多くはないかとは思いますが、肩凝り・首の凝り、その他背中や腰などなど、それらを目的に、経絡治療による鍼灸をする事で、夏バテ予防にも十分なります。
 
064-0912
札幌市中央区南12条西10丁目1-18
グットビル 202号室
鍼灸ルーム ハピネス
TEL: 011-511-7576
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鍼灸院に来られる患者さんの多くが高齢者だと思われがちですが

2024-06-20 13:54:47 | 医療・健康
表題の様に、鍼灸院に来られる患者さんの多くが高齢者だと、思われがちです。
それはけして間違いではありません。
その鍼灸院のスタイルにもよりますが、多くの場合、高齢者をターゲットにした方が、営業的にもいいかと思います。
が、当鍼灸院はビルの2階で、しかもエレベーターが在りません。
ですから、改行当初から、足腰が弱い高齢者が来院される事は、あまり期待できませんでした。
ソういう事で、当鍼灸院に来院される患者さんの年齢層は、20歳代から50歳代が多いという事になります。
他に、10歳代の方も来られますし、一応小児鍼も看板に入れてますので、そう多くはありませんが、お子さんも来られます。
男女比だと、どちらかといえば、男性よりも女性が多いでしょうか。
若い女性も少なくありません。
近年健康ブームなどは、特に若い女性から始まる事も少なくないので、鍼灸、それもわれわれらが行っている、脈診流による経絡治療がもっともっと知られる様になる事を、期待したいものです。
 
064-0912
札幌市中央区南12条西10丁目1-18
グットビル 202号室
鍼灸ルーム ハピネス
TEL: 011-511-7576
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http://www16.plala.or.jp/shinqroom/



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最近まともに読書をしてませんが、前に読んだ本について少し触れておきます

2024-06-04 16:23:53 | 医療・健康
表題のように、最近まともに読書をしてません。
それは前にも触れたと思いますが、私が所属する、脈診流による鍼灸である、経絡治療の研究会である、一般社団法人東洋はり医学会の機関誌が読み進まなくて、大分何冊も読まないでたまっているために、それを読んでしまいたいということからです。
それはそれとしても、少なくともこのブログを始めてから、なるべく読んだ本を、メモ代わりの意味でも記すようにしていますが、もう一年以上前に読んだ本で、触れていなかったものがありました。
そこで、それについて少し触れておきます
『日本人にとって干支とは何か 東洋の科学「十干・十二支」の謎を解く』 武光誠(著)。
陰陽五行論(「陰陽五行説」とも言われますが)とともに、十干・十二支などの中国哲学などは、鍼灸をはじめとして、中国系の医学と密接に関係があるだけに、鍼灸師としての自分の立場上、もっと知っておいた方がいいかと思って、読んでみたというところでした。
それはそれとしても、知識として知ることは良いとしても、あまり行き過ぎるというか、拘り過ぎると、占いや迷信などにもなりかねないので、あくまでも知識としてという感じです。
ということで、書評もどきでした。
いや、書評にもなってませんね。(笑)



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