ひとひらの雲

つれづれなるままに書き留めた気まぐれ日記です

カメハメハ

2017-04-09 18:51:56 | 日記
 「カメハメハ」というと、私たちが真っ先にイメージするのはハワイのカメハメハ大王ですが、若い方の頭に浮かぶのは「ドラゴンボール」の「かめはめ波」なんでしょうね。
 カメハメハ大王はいうまでもなく、ハワイ諸島を統一してハワイ王国を築いた初代1世のことです。昔は「南の島の大王は…」なんて歌もありましたけれど、ホノルルの最高裁判所にはカメハメハ大王像があって、右手を掲げ、左には槍を持っています。槍は平和の象徴、右手はハワイの繁栄を表しているそうです。

 イオラニ宮殿  カメハメハ大王像

 因みに「カ・メハメハ」はハワイ語で「孤独な人」とか「静かな人」といった意味だそうですが、「ドラゴンボール」の「かめはめ波」はかなり騒々しいイメージです。何といっても体内の潜在エネルギーを凝縮して放出する武道の技なのですから、エネルギッシュであたりを破壊するような力強さがあります。カメハメハ大王も王朝を建てるまではきっとエネルギッシュな人だったのでしょうね。でなければ、そんな大事業は成し得ないでしょうから。

 話は逸れますが、昔、志村けんさんが「カラスなぜ鳴くの。カラスの勝手でしょー」という歌を歌っておられました。私たち世代はそれが替え歌であることに気づきますけれど、息子の世代になるとそれはそういう歌だと認識している子が多かったようです。元歌は「カラスなぜ啼くの。カラスは山に、可愛い七つの子があるからよ…」と歌う「七つの子」だと教えると、「えっ、うそ!」と驚きの表情。こちらもびっくりして大笑いしたのを覚えています。

 国語も次第に変化していって、元の意味とは違う意味で使われたり、文法もどんどん変わっていきます。例えば「れる」、「られる」。本来は「借りられる」、「変えられる」、「見られる」と使われるものが、「借りれる」、「変えれる」、「見れる」と使われるようになり、今ではすっかり定着しています。古い国語辞典と新しいものを比較してみると面白いかもしれません。

 世の中は時の流れとともに変わっていきますが、ホノルルの街を走る日本企業のトロリーが、百年後もカメハメハ大王像の前で止まることを願って止みません。

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