さわやか誌

定年後の人生を、思い残すことなく毎日を、さわやかに有意義に過ごしたい

後記: 海外自転車ツーリング、、、

2012年07月07日 09時49分15秒 | 海外サイクリング

無事に海外bikeツーリングを終えて、今回の旅を振り返って見る。

見知らぬ国へ行き、見知らぬ道を走り、大きなホテル以外はほとんど言葉も通じない国での1人自転車ツーリングは、不安と緊張、自由、孤独、、、入り混じった感情の中で、全てを受け入れて寛容の精神と自立した自己判断が望まれる。特に一般日本人は”群れたがる、頼りたがる ”が得意の国民性は諸外国と大いに異にしている。

親切心においては、日本国民同様にチェコ、スロバキアも引けをとらないほど親切であると思う。一度、私が自転車で、横道に入ろうとすると、通りすがりの村の伯父さんが、私を呼びとめて、全く分からないチェコ語で話し始め、、、この道は行きどまり、、どこへ行くのか、、あの道を行け、、、指さす道がどうもGPSと違うので、こちらも直ぐには納得できず、困ってしまった。

自転車のサドルが壊れた時も、建設現場の人、工場の伯父さん達、、真剣になって直してくれた。決してお金を受け取らない、、。笑顔と直す事が出来た満足感、良かったね、、と送り出してくれた。 

首都のプラハ、ブダペスト、ウイーンも数十キロ走れば田舎道の街外に出てしまう。本当に自転車にとって走りやすい環境である。特に週末、土 曜日は大勢の地元のサイクリストが゛思い思いに地方に出かけて平原を走っている。まずは地下鉄や列車に自転車を積む込む事が出来るのが大きいメリットである。

 

低学年の学校教育にも取り入れられているのであろうか、平日に教師と生徒グループの自転車ツーリングに数回遭遇する機会を得た。楽しい野外スポーツ教育と思う。日本も見習って欲しいものだ 。

どうも根本的に自転車の立場が日本と違う気がする。自動車から見て自転車を弱者の乗り物、人間で例えたらか弱い女性と考え、よって弱者を保護し、カバーし助けて安全に走らせる事が紳士の務め、、、と考えているようで、車は自転車を優先してくれる。トンネル内では、私の自転車を最後まで追い越しませんでした。また、どこにでもあるお店の前の自転車駐輪スタンドも嬉しい。デザインも色々とある。

村の中心的存在の教会、集会、広いブドウ畑、見渡す限りのヒマワリの畑、麦畑、ジャガイモ畑、、、廃城の保存、先人が作り上げた遺産を大事に引き継ぎ、経済的には恵まれていない国々ではあるが、お爺さん、お婆さんの笑顔がどこでもお目にかかれる。物質文明に振り回される事なく、自分達の生活スタイルを守り質素に生きている感じがする。

最後に旅行中にお世話になった色々な方々に深くお礼を述べたい。有難うございました。国を越えて全ての人々が異文化を理解し尊重しながら平和である事を望みます。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Schweizerhause  | トップ | 1泊2日、クルージング »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿