山荘を建築して26年。私が51歳の時に山荘を建てた。静かな山間の田舎に、自然と共に休日を過ごしたいと思い実行した。山荘に来れるのは週末、祝日と限られた時間の中で定年までの10年間は慌ただしく過ぎた。金曜日の夜から車で走り、土曜日は草刈り、遊べるのは土曜日の午後と限られた時間だけだった。
幸いにも、夏休み、冬休み、有給休暇で年に3回ぐらいは1週間ほど連続で滞在することが出来た。MTBで山を走り、ゴムボートで犀川の川下り、登山、温泉、スキー、スノボ、と限られた休日を集中して遊んだ。内容の濃い休日の過ごし方だった。
60歳の定年後は自由な時間を満喫する事が出来た。毎月2週間は山荘に滞在して、自分の好きな木工に取り組んだ。離れの小屋作り、ツリーハウス制作、露天風呂と段々とエスカレート。その合間に、ピザ窯制作、森のトーテンポール、ピノキオ、、木工遊戯具、、最後は裏庭は遊園地みたいな雰囲気になってしまいました。
日常生活では病院、買い物、は車が無いと生活が出来ない状態です。 車の運転もいずれは10年先には制限されるでしょう。今までの長い山荘生活にも少し慣れが出てきて、自分の歳を考え、残りの人生も考え、まだ元気な内に次の 新しい生活スタイルに移行するのも一案かなと、、と考えました。
山荘という固定に縛られないで、後は自分の好きな所、自由に場所を変えて、場所に縛られる事なく旅行がしたいと思うようになりました。
最後の売却引き渡しを終えて、玄関の表札を降ろし長い26年間の別荘生活に幕を閉じました。有難うございました。多いに楽しませて頂きました。
鳥取砂丘は昔、大学の学生時代に一人で来たことがある。その時に砂丘の真ん中に角柱が建っていて、与謝野晶子の歌が詠われていた。
砂丘とは
浮かべるものにあらずして
踏めば鳴るかな
寂しき音にほど
この歌はその時、砂丘で一度だけ詠んで、その後、今までずっと私の頭に記憶として残っている。余程、強い感動を受けたのか、、なぜなのか? すごい記憶力だと自分でも驚く。
今回の、砂丘訪問でまだ、その歌碑がその場所にあるのか調べたかった。しかし辺りは一大観光化されて当時の面影はない。しかし場所を変えて大きな石碑に詠われていた。
その後、砂の美術館に行く。本来の目的はこの砂の美術館だ。開催中のテーマはチェコ&スロバキア編で世界10カ国から17名のトップクラスの砂像彫刻家が集まり作品を制作。砂と水だけで制作した砂の塊。驚きと感動の時間を過ごしました。