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北京五輪の翌年(2009年)からの外教(外国籍教師)生活と地元での留学生との触れ合いを綴っています。

最後の受験票印刷

2012年11月26日 | 日記
11月26日(月) 晴れ

昨日しっかりと休んだお陰で今日は早朝からすっきりと目覚めましたが、病み上がりに寒い
グラウンドに行くのもどうかと思い自重しました。
朝食だけは芳と待ち合わせて一緒に取りました。

今日は午後の授業、いつもならこの時間は極端に学生が減るのですが、今日ばかりは7割方が
出席しました。
その理由は、私が所有している日本語関連の本をプレゼントすると前回の授業で話したから。

こちらで知り合った他の学校の外教が他の省へ移られる時に日本の小説や書籍を下さり、
それを持っていたのですが、図書館に寄贈するにも日本語科がいなくなれば無用の長物ですし
日本に送るとなればまた莫大な送料がかかるので希望する学生にプレゼントすることに
しました。
主に谷崎潤一郎さんの小説、その他詩集と一般の本、そして私が日本から持ってきた女性向け
ファッション雑誌。

小説については今の学生たちのレベルでは少々難しいと思ったのですが、それでも「記念品」
とばかりにそれぞれ持っていきましたね。
そして『これはジャンケンになりますから欲しい人は手を挙げて』ともったいぶって
雑誌を2冊出しましたら一気にヒートアップしました。
ジャンケンに負けてしまった学生からは、「先生、あと何冊あるんですか?」と。
もう3冊くらいはあるから水曜日に持ってきますねと答えましたら
「先生の部屋に行ってもいいか?」だと。
全員に来られたら無茶苦茶になるので、『それはやめてください』
あくまでも午後の授業に出席させるための餌ですのでね。。
その学生は毎回出席していますけどね。

授業が終わった後で、学生たちの日本語能力試験の受験票を印刷するために外教共用の部屋へ。
この光景はいつ頃だったか、日本にいれば受験票は機関から送られてくるものですから
印刷なんて考えもしないものですが、こちらではネットから自分の情報を呼び出して印刷する
ものだと分かって以来ですから1年目の夏に受験する学生をこの外教共用の部屋に呼んで以来
でしょうね。
受験票に表示される写真も各々が自由に撮影したものをアップロードさせるので顔の大きさが
皆バラバラ。ほとんどが携帯電話で撮影したものなので、日本で言う胸から上という範囲は
当てはまる子が少ない。
印刷された写真を見てキャーキャーと悲鳴や冷やかしが始まるのもいつもの光景。

彼女らの試験と私のHSKは同日同時刻に開始なのですが、幸いにも受験会場は歩いて
10分少々の位置なので、昼食までは彼女たちに帯同しようと考えています。
終了後は・・疲れて中には打ちひしがれている顔を見るのは辛いのですが、合流するかな?

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