外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南&北京=>故郷へ

北京五輪の翌年(2009年)からの外教(外国籍教師)生活と地元での留学生との触れ合いを綴っています。

沈んだ顔を笑顔に

2012年07月02日 | 日記
7月1日(日) 晴れ

週間天気予報から今日の天気は晴れで最高気温30度超は表示されており、全く違わぬ結果に
なりました。どの天気予報に見るかによって各自の予報が違うのですが、たけしによると
36度だったそうです。

金曜日の授業の際に話しておいた校門10時集合、いつもは時間ぎりぎりの学生たちも今日
ばかりは早めに集まっていましたね。

いつものルートで試験会場の学校へ到着、そのバス停から受験会場の校舎まで約15分ほど
歩くのですが、12月の試験は強風にあおられることが多く、この7月の試験は強烈な
日差しに照らされます。帽子を持ってこなかったことを後悔しました。

いつもだとまず受験会場の教室をそれぞれ確認させてその後で早めの昼食にするのですが
今日は例年より厳しく試験開始15分前まで建物の中に入れない状態でした。
後で分かったことなのですが、受験者数が激減しており、建物の入り口で(中国の割には)
厳しいチェックを行っていたようです。
3年ほど前は全体で2千人は超えていたはずの受験生が今年はメインの1級2級で400人
足らずです。

さて、昼食ですが、『ご飯をしっかり食べてくださいね』という言葉をかける前に、
この学校にいるうちの学生の友達がどこからともなくスイカを持ってきてくれて、みんな
それに喰らいついているのです。気持ちはありがたいものの、スイカよりまず食事ですよと
訴えかけても皆聞く耳を持たず、これ見よがしに私とこの試験の為に濰坊に来たたけしと
周が一緒に食事を始めたら漸く各自昼食を買いに行きました。
しかし、スイカが既にお腹を膨らませているため、食べ切れなかったようです。

こういうところはまだ幼稚というか精神的に成長していないですね。

食事を終え、少し休憩させた後彼らを受験会場まで見送ろうとしたのですが、入り口が一箇所
しかなく、その入り口から列が出来ており、暫く一緒に待っておりましたら、維坊学院の学生
や日本語学校の学生がそばにおり、私が公私で関わっている学生にエールを送ることが
できました。

学生たちを見送った後は一度自分の学校に戻り少し休憩して改めて受験会場へ。

試験が終わった学生は一様に落ち込んだ顔をしているので、

何か元気にする方法はないかと考え、いつもの餃子店に皆を誘いました。
たけしとは何度も訪れている店ですが、現在の学生達と一緒に食事をする機会がないので
これが最初のきっかけににもなります。
私から誘いがあるとは思っていなかったのでしょう。急に顔が明るくなりました。成功です。

飲める子にはビールを飲ませ、食事が進むうちに苦しかった試験のことは、一時だけですが
忘れたようで、楽しんでおりました。

食後は学校までの道のりを川沿いの遊歩道を散歩しながら帰り、すっかりと上機嫌になって
いましたね。

私にできることは応援することと試験の辛さを労うこと。
今日は特に後者については成功だったと思っています。

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