外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南&北京=>故郷へ

北京五輪の翌年(2009年)からの外教(外国籍教師)生活と地元での留学生との触れ合いを綴っています。

入国の手荷物検査

2014年02月27日 | 日記
2月27日(木) 晴れ

本日夕刻に青島に到着しました。
下関を出発してからずっと雨模様で、今日日中も霧のため視界が悪かったものの
青島は晴天でした。
毎回海上の景色を楽しめるだけに今回は例外でしたね。

船の中で知り合った中国人留学生が「手荷物検査どうですかね?」と尋ねてくるので
過去に2回ほどスーツケースを開けさせられたことがある、と答えましたら
彼はほぼ毎回調べられるのだそうです。
私は前回は他の客が調べられているのを尻目に通り抜けた覚えがあるのですが
今回は見事に引っかかりました。

しかもスーツケースを二つ開けろ、と。
「なぜ?」と言いたくなるのをグッとこらえて、開けたのですが、右横にも同じく
日本人と思われる方が荷物を開けておりました。
鞄の中に見覚えのある本が「日本人の知らない日本語」
いつだったかドラマ化された本ですね。私も学生に読ませようと持ってきた本です。
その本を検査官が「これは何だ?」と尋ねている。

まだあまり中国語が流暢でなさそうな方だったので、私が横槍を入れました。
それは教材だ。学生に日本語を教える教材だ。私も持っている。私は外教だ。
その日本人の方からお礼を言われました。

そして私には別の検査官が「これは何」と次々と質問してきます。
私はスーツケースの中に更に小分け袋を入れているので、中が見えないようになって
いるのですね。
これは本、これはパソコン、これはHDD、これは化粧品・・
私はプロ野球が好きなもので、今回は選手名鑑と贔屓球団のカレンダーを持ってきた
のですが、それを見て不思議そうな顔をしていました。
この国にも一応プロ球団はあるのですが、北京オリンピックを最後に野球とソフトが
競技種目から外れて以来、国からの援助が目減りしてしまったという話を聞きます。
ただでさえ野球は知られていないので、選手の写真を見てもピンとこないでしょう。

不思議なことに、船を下りるまでは久しぶりに聞く生の中国語に耳がついていかない
と少々不安を感じていたのですが、一生懸命に説明しているとその不安がどこかに
吹き飛んでいましたね。

それにしても、この港に入ってくる船は日本と韓国だけなのですから、せめて
どちらかの言葉くらいは理解できる人材を置いてほしいものというのは日本の
サービスを知っている者のエゴなのでしょうかね。
日本のターミナルには出国審査のカウンター前に中国語が話せるスタッフが待機
しているのですよね。

この後、青島のホテルにチェックインしたのですが、ここでまたハプニングが・・。
これはまた改めて。

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