エースの品格 一流と二流の違いとは (Clickシリーズ) | |
野村 克也 | |
小学館 |
書名 :エースの品格
著者名 :野村克也
出版社 :小学館
刊行年 :080519
日付 :100827
定価 :1000円
入手法 :購入
評価 :○
今月 36冊目 今年 301冊目
【書抜き】
※「先入観は罪、固定観念は悪」であると、私はことあるたびに唱えている。
選手たちには「自分の可能性を自分で限定するな」と言いつけてある。
※仕事を通じて人間は成長し、成長した人間が仕事を通じて「世のため人のため」に報いていく。
それが人生というものではないか、この世に生まれてくる意味ではないだろうか。
※人間的成長なくして技術的進歩はない。
※思考が行動を生み、習慣となり、やがて人格を形成し、運命をもたらし、そして人生をつくりあげていく。
※人間とは不思議なもので、本の中で印象に残った一文がふとしたことで口をついて出てくる。
真剣に仕入れた情報は、きちんと必要なときに左脳から運びだされることを知った。
※見ている人はちゃんと見ているのだ。
どんな仕事にせよ、信念を持って続けていれば必ず陽が当たるときがくる。
※「情」をもって「知」を引き出し、「意」へと導く。
その流れができてこそ、師弟間、あるいは先輩と後輩、教える側と教えられる側理想的な関係が築きあげられるのである。
※やさしい、むずかしい、どっちも本当だ。
しかし、むずかしい道を踏んで踏んで踏み越えて、真にむずかしい苦悩をしたものだけが本物だ。
【コメント】
※野村監督が、エースや四番打者と呼ぶにふさわしい中心選手の資質、彼らが追うべき本当の役割、されには彼ら「チームの鑑」を育てる指導者の仕事についても考察する。
※野球選手だけでなく、人として生きていくためのヒントが盛りだくさんの一冊である。