経営の教科書―社長が押さえておくべき30の基礎科目 | |
新 将命 | |
ダイヤモンド社 |
書名 :経営の教科書
著者名 :新将命
出版社 :ダイヤモンド社
刊行年 :091210
日付 :101012
定価 :1600円
入手法 :図書館
評価 :◎
今月 11冊目 今年 337冊目
【書抜き】
※生きた企業理念の10の条件
①紙に書いてあり、”見える化度”が高い
②表現、内容、長さがユーザーフレンドリーであり、人を鼓舞する
③作成の過程に社員の参加・参画がある
④社内のステークホルダーに対し、徹底的にコミュニケートされている
⑤経営判断・決断や業務の場で”仕事上の道具”として使われている
⑥差別化があり、戦略の根源として機能している
⑦定期的に実践評価が行われ、是正措置がとられている
⑧必要に応じて改訂を加えている
⑨グローバルに通用する
⑩トップの強いコミットメントが具体的な形で示されている
※人間とは、その人がいままでの人生の中で会った、すべての人の総和である。
※「長・多・根」を常に意識して、大局観を磨く。
「長」は短期ではなく長期で見通すこと、「多」は多面的・複眼的に物事を見ること、そして「根」は枝葉末節ではなく根本に注意を向けること。
※見識(知識+自分の考え方)+決断力+断行力=胆識
※経営とは、人を通じて物事を達成する技なり
経営とは、平凡な人に非凡な仕事をさせる技なり
※機会は平等に、処遇は公正に。
※人は論理により説得され、感情と利害により動く。
※いいことだけが未来永劫続くことはありえない。
逆もまた真なりで、悪いことばかりがつづくこともない。
苦境のときにはそういうこともあるとタカをくくっていれば、そのうち風向きも変わる。
※何かをやっていい結果を出したいと思うなら、物事はすべからく”FUN”でなければならない。
※金を残す人は下、事業を残す人は中、人を残す人こそが上なり。
※1年単位でものを考えるならば、穀を植えよ
10年単位で考えるならば、木を植えよ
100年単位で考えるならば、人を育てよ
【コメント】
■“伝説の外資トップ”と呼ばれる著者が、20年以上に及ぶ経営職経験で得た知見を初めて体系化した「社長の仕事」実論。
※経営の「不易」、時代が変わっても変わらないもの、経営の原理原則を伝授する良書。