書名 :マネーボール
著者名 :マイケル・ルイス
出版社 :講談社
刊行年 :2004/03/17
日付 :2006/04/06
定価 :1,600円
入手法 :図書館
読書ペース/分:1.69P
評価:◎
今月 4冊目 今年 60冊目
【書抜き】
*データ分析から判明した事実は他にもある。打撃能力を評価する際は
、出塁率と、1打席あたりの投球数とが圧倒的に重要であること。なるべく多数の選手のデータから一般論を導かなければいけないこと・・・
*プライドをしっかり持たないと、あるいはプライドを捨てないと、正しい選択を貫けない。
*野球は、確率論的な思考を促す連続メロドラマなんです。
*本当に意味のあるデータとは、与四球、被本塁打、奪三振などだ。そういう数字を信頼することで、選手の外見や投球フォームといった主観的要素に惑わされずに済む。
【コメント】
*読み応えのある本だった。野球好きにとっては面白い内容だった。
*アスレチックス、ビリー・ビーンGMの独特な野球理論が書かれている。
*科学的なアプローチにより経済原則を覆したデータ野球をきめ細かに説明している。
*偶然の要素を排除し具体的な数字で考えることにより、結果を必然とする。
いわゆる元祖ID野球である。野村監督も彼から学んだのかと思える理論である。