滋賀医科大学ハンドボール部

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チーム

2012年08月06日 21時02分38秒 | Weblog
僕の現役生活も残り4日間。早かったのか長かったのか、どちらか分からないけど、すごく中身のある5年半だったと思う。


向かうところ敵なしで、強く、たくましいけど、どこか芯の通っているハンドボール部を見て、このクラブに入って自分を成長させたい、引退するころにはきっと先輩方のようなたくましい人間になれるはず、そう思って入部した一回生のころ。


いざ、ハンドボール部に入ってみると、先輩方は練習ではめちゃくちゃ厳しくて、勝つことに対する執念に圧倒されそうになるものの、いつもOB・OGさんがやさしく包み込んでくださっていて、どんなにしんどくても辞めたいと思うことは一度もなかった。半泣きになりながらやっている僕を久米先生や満先生には励まされながらやっていたこともあった。


試合に出られない時は、うまくなって出てやる。試合に出ることができるようになったら、今の自分悪くないのに何で怒られなあかんねんとか、どうやったらもっとうまくなるのだろう。そんなことばかり感じていた。

ただ、学年が上がるにつれて、先輩達の強さがそこにはないのかなと感じるようになった。自分がどのような環境で過ごすことができていることにあまりに気がつけていなかった。


自分達が忙しい時やチームの結果を出せていない時にも支えてくれるマネさん。一人ひとりの個性、チーム状況を考えて戦術的なことから精神的なことまで色んなことを支えてくださった櫛田さん。滋賀医大がより良いチームとなるように気にかけてくださる多くの関係者の方々。そして、我が事のように現役の活躍を喜んでくださったり、時には言いたくないようなことを現役のために言ってくださったり、お忙しい中体育館に足を運んでくださったり、……様々な形で現役を支えてくださるOBOGさん。


チームというものは目に見えないし、時には不安定なものだけど、先輩達から少しずつ形を変えながらでも、託され、ずっと受け継がれて、受け継いだ人達の気持ちを載せてまた構成されていく。それらを背負って最後の大会に臨めるということ。誰かの為に頑張るとかそんな感情というよりも、そんなものを背負わせて頂いている。それだけで自然と心から優勝したいと思う。


6回生の自分は1回生の頃に抱いていたたくましい自分になっていたとは言えないかもしれない。ただ、あの頃に気づけなかったものを背負って、個性いっぱい、元気いっぱいのたくましい後輩たちと一緒に最後の西医体に臨めることが楽しくて仕方ない。


現役のみんな、山口では思いっきり暴れまわろう。個人の集まりじゃない、うちらのチームの強さを見せつけてやろう。大丈夫、勝てるから。



5番  碓井 太雄

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