サルバトール・だれ?  by 澁澤寅彦

笑いは地球を救う。
妻Rは足下をすくう

荻窪

2005-05-21 20:06:35 | Weblog
妻Rが自然食のレストランに行きたいというのでネットで調べて荻窪のグルッペに行ってきました。
1階は既に30年近く有機野菜を取り扱ってきた八百屋さん。その2階です。
今日は精進ランチセットを二人とも頼みましたが、家で食べる食事に似ていました。
妻R「だって我が家は精進料理だもん」
野菜が美味しかったです。

食事の後は1階のお店で買い物。
いろいろな食品に混じって、電気製品の電磁波を抑える商品が置いてありました。
ちょうど昨日はドコモが携帯のマナーを教える授業を小学校で行ったというニュースが流れていました。
2003/11/6の日記で書きましたが、身体に悪影響がないと証明されていないからと、児童の携帯使用を禁止し、携帯の基地局の設置までを制限する外国に対し、身体に悪影響があると証明されていないからと、業者の言いなりになっている日本政府。
このような状況では電磁波防止グッズの開発も進まず、その価格も高止まりしたままです。
携帯を使うと頭が痛くなる妻Rは相変わらずメール専用に使っています。
将来、身体への悪影響が明らかになった場合、予見可能性が無かったと主張するのでしょうか。

食事の後はルミネの辺りをちょっと覗いて、当然のごとくお菓子屋へ。
今日は南口のフュッセン洋菓子店
二人で三個、行ってしまいました。
コーヒーも美味しかったです。





さらに神保町

2005-05-20 23:58:39 | 外国語
一週間遅れのラジオフランス語講座をMDプレーヤーで聞きながら神保町から会社に向かう。

今日聞いていたのは13日放送の応用編。
ジャック・プレベールの「ピカソの散歩」という題の詩でした。
リンゴが主題となっているのですが、フランス人は一人当たり年間で18キロのリンゴを消費するそうです。
それから、聖書でイブが食べたリンゴですが、ラテン語のポミュスもギリシャ語のメロンも果実一般を指す言葉だったので、当時はリンゴではなかったようです。
最初にリンゴとしたのは、ミルトンの「失楽園」だそうです。

それでフランス語のジャガイモは pomme de terre (地面のリンゴ)という風な言い方をするのだといろいろ納得した20分でした。

神保町

2005-05-19 23:03:20 | Weblog
天気の良い日は神保町で降りて大手町のオフィスまで歩くようにしているのですが、いろいろな発見があります。

本屋の「書泉グランデ」

学生の頃からその響きが気になっていました。

「しょせん」という響きに「所詮私は○○ですから」のようなへりくだった奥ゆかしさを感じていましたが、イタリア語を習って「グランデ」が「大きい」とか「偉大な」とか言う意味だと知ってからは、「所詮私は偉大ですから」という、尊大な傲慢な名前に聞こえて、すっかり嫌なやつです。

それから、途中で通りかかる床屋さん「Hair Saloon Hasegawa」
これは、「Hair Salon」ではないかと思ったのですが、どうやら Hair Saloon と Hair Salon とどちらも使えそうな感じです。
ニュアンスの違いについてご存じの方はご連絡ください。

「なんで英語やるの?(中津燎子著)」文春文庫

2005-05-18 00:34:49 | 読むべし 外国語学習
「なんで英語やるの?(中津燎子著)」文春文庫を読み終えた。
昭和49年度の大宅壮一ノンフィクション賞を受賞しているだけあって、読み物としてもおもしろく、また語学学習者・教育者にとってはとても刺激的な内容。
4日間で2回読んだ。

昭和49年(1974年)のこの本の内容がまだ新しいと感じられると言うことは、相も変わらず日本の英語教育が方向転換に成功していないということである。
「教育界に波紋を呼んだ」と裏表紙に書かれているのだが、波紋は大海の中の小さな波紋で終わってしまったようだ。

税込み540円のこの本をブックオフで半額で買ったのだが、5,000円くらいの価値はあるのではないか。
全国の英語教師のみなさんに読んでいただきたいし、英語幼児教育に熱心な勘違いお母さんにも読んでいただきたい。

(眠いので続きはあとで)


NHKのNOVA攻撃は続く(2)予感

2005-05-17 23:15:23 | 外国語
先日5月3日の日記で、NOVA攻撃を行っているNHKラジオ「英会話レッツスピーク」4月号の話をしました。
今日買った6月号も攻撃が続くことを予感させるものでした。
大津由起雄氏のコーナーでは、第二言語習得と外国語習得の違いについて述べられており、英語が話されていない日本で英語を習得する我々に必要なのは外国語習得であって、第二言語習得ではないことがほのめかされています(続きは来月号)
そして裏表紙のNOVAの広告には、「会話力が身につく『第二言語習得法』」の文字が躍っています。
これは私が2004年1月12日に書いた、ESL(English as a second language)とEFL(English as a foreign language)の違いです。
NOVAが真剣にESLで実力が伸びると考えているのだとしたら、大きな勘違いです。

外国語習得の基礎(考えをまとめるための独り言)

2005-05-15 22:08:26 | 外国語
子供の時に始めないと英語が上手にならないという前提で、実は大人になって必要だったのがイタリア語だったとする場合、どうなるのだろう。

やっていたのは英語だから、大人になってからやるイタリア語の上達は望めないということであろうか。
そうであるならば、生涯英語を使う機会のない多くの人とともに、将来英語以外の外国語を使う多くの人のことを考えて、英語は義務教育から外すということも検討すべきである。

仮に英語をしっかり身につけることで、実は将来イタリア語を学ぶときに容易に学べると言うのであれば、ひょっとすると早期教育で学ぶべきは英語ではなく、英語習得・イタリア語習得に共通している何かではないか。

そんな私にヒントをくれているのは、今読んでいる「なんで英語やるの?(中津燎子著)」文春文庫である。
著者も幼児からの英語教育には反対で、それは概ね「バイリンガルの科学(小野博著)」講談社ブルーバックスに書かれている思想と同じで、納得できる。
著者が小学生に行っているのは、英語を教えることではなく、英語を習得する際に必要となる基礎である。(そしてそれは将来違う外国語を学ぶ際にも必要となる事柄である)

著者の「英語の最大公約数的基礎ルール」というのは、次の通りである(22ページ)
1.英語は、人間同士の言語で、お互いの意思を伝達するために存在し、あらゆる他の国の言語と対等である。
2.英語は、ある規定によって発せられた音を伴い、しかも、音を重視する聴覚型言語である。
3.英語は、腹式呼吸で発生し、発音する。
4.英語は、自他を明快に分ける思考を土台にしている。

詳細については是非とも「なんで英語やるの?」を読んでいただきたいのだが、上記の2、3、4ともにできていない日本人英語学習者が極めて多いとのこと。

私の場合イタリア語は大学時代に週に1コマ授業があったものの、実際に始めたのはミラノに留学した26歳からである。「そうは言っても留学したじゃないですか」という声が聞こえてきそうだが、大学時代に勉強してそのあと放っておいたフランス語については、旅行はしたが住んだことはない。

だからといって、自分のフランス語習得能力が素晴らしかったと言うつもりはない。
イタリア語に近い語彙、あるいは文法が助けとなった部分は否定しないが、それ以上に自分の力になったものは、上記最大公約数の2、3、4だったかも知れない。

英語を覚えたときに音の聞き取り・発音を徹底的にやった私は、フランス語の場合もそうした。
Rの発音ができるようになるのに1年かかった。(1年間練習したと言うことだ)
それから、イタリアでの留学・勤務、イギリス・アメリカでの勤務で身につけた自分の意見の論理展開の方法などが、フランス語の習得を極めて容易にしてくれたと思う。

以前にも書いたが、アテネフランセの中級会話のクラスで感じたのは、自分の意見をまとめ、それをプレゼンする際の構成ができない人がほとんどだったということであった。

著者の中津さんは未来塾という教室で実践されているようである。
是非とも見学したいと思う。


妻Rバースデーランチ

2005-05-14 23:26:06 | Weblog
13日金曜日が妻Rの誕生日だったので会社を休もうと思っていたのですが、妻Rは石原伸晃後援会主催のお食事会featuring石原慎太郎に行ってしまったので当日は企画無し。
翌日14日土曜日にバースデーランチとなりました。
場所は5月7日の日経新聞の付録に紹介されていた紀尾井町の福田家さん。
当時は旅館だったそこには川端康成が良くカン詰になって執筆していたのだが、女優加賀まりこがそこで川端康成と朝食を取ったと言うことである。
川端康成の「美しさと哀しみと」の主人公は実は加賀まりこをイメージして書かれたもので、その映画化に際しては加賀まりこが演じることを川端が条件としたそうだ。

現在は料亭となった福田家は、普段は紹介でしか行けないのだが、土曜だけは一般の人も行けるというので行ってきました。

お勧めです。
ゆったりとした個室で、北大路魯山人作の食器も出て来て、大満足でした。
次回はデジカメを持ち込んで、目でも楽しめる会席料理をいただきたいと思います。

日本語が見えると英語も見える(荒木博之著)中公新書 その3

2005-05-14 16:11:51 | 読むべし 外国語学習
日本語が見えると英語も見える(荒木博之著)中公新書
ようやく読み終えました。
非常に考えされられた本でした。
だいぶ前に読み終えていたのですが、咀嚼するのに時間がかかっています。
その過程でいろいろ私の頭の中では変化が起きていて、もはや本に書いてあったことと、それに刺激されて頭の中で醸成されていることとの区別がつかなくなってきています。

外国語で会話をしているときはそれは反射神経で会話している。(これは私の実感にも合う)
ところが、英語を日本語にあるいはその逆にしようとするときに葛藤が起きる。(外国語を一つ覚えると次の外国語の習得が楽になるのは、文法構造・単語の類似という点もそうだが、筆者の言うような中間日本語を経ての翻訳作業の仕組みが一度できているので、楽なのではないかと最近考えています)

一点、これはどうかなと思ったのは、「私は日本語の定まらない小学校3,4年までに英語「を」教えることには反対であるが、英語「で」教えるのは小学校1年生からでちっともかまわないと考えている(123ページ)」というくだり。
ぼくも幼児英語教育には反対の立場ですが、英語で算数や理科を教えるのはどうかというのは判断できません。

この本を面白いと思う人はそれほど多くはないと思いますが、私のバイブルの一つに加えたいと思います。


この本にかなりのページを割いて紹介されていた「なんで英語やるの?(中津燎子著)」文春文庫を読み始めました。
こちらもとても面白くなりそうな予感があります。お勧めです。

ブレザー

2005-05-13 23:20:31 | Weblog
金曜はカジュアルデー。
タンスの奥から紺のブレザーを取り出す。

がぁっ!

これが果たしてブレザーか、あるいは、ズボンがすり切れて捨てたので上着だけ残ったスーツの片割れか。悩ましい。

洋服ダンスには上着だけになったスーツがいくつかある。
まだまだきれいだし、イタリアで買ったちょっと上等ものだったりすると捨てられずそのくせ使い道もなく。


「ぼくの英語格闘史」松本道弘著(アルク新書)

2005-05-13 00:05:48 | 読むべし 外国語学習
「ぼくの英語格闘史」松本道弘著(アルク新書)を読みました。
ブックオフで105円でした。
学生時代には彼の本をたくさん読みました。
語学学習に役に立つ本かと聞かれると、105円の本だということになるかも知れませんが、彼がどうやって英語道に至ったかを知るには面白い本です。
彼の「Give と Get」は名作です。

その関連で、彼の主催する英語の試験、セミナーを発見。こちら
非常に興味がかき立てられました。
そのうち顔を出そうと思います。




アイドル

2005-05-12 00:42:55 | Weblog
アイドルという言葉から派生して、バラエティー系ならバラドル、風俗系ならフードルなどという言葉があるらしい。
(犬系ならプードル、アメリカ系ならUSドルなんてことはない)

先日米倉涼子がイメージキャラクターとなって売り出したのが日清食品の「アジアンヌードル」。
あまりのネーミングに思わずアジア系の露出傾向のアイドルを想起してドキドキしたのは私だけではないだろう。(私だけかっ!?)




頭痛薬

2005-05-11 02:09:09 | Weblog
頭痛持ちの私の愛用しているのは、イギリスの Anadin Extra。
イブプロフェン系は内臓に良くないというので、パラセタモール系のこれを愛用しています。
アメリカにいたときはパラセタモール系の頭痛薬がなくて困りました。
イギリスに出張に行くたびに買い込んでくるのですが、最近イギリス勤務から戻ってきた同僚に7箱もらいました。
彼の船便に入っていたので、賞味?期限が1年くらいしかないのが気になりますが、まあ大丈夫でしょう。
同僚の同じく頭痛持ちのT君と、二人でバリバリ食べながら仕事しています。

ご希望の方には実費にてお分けしますので、ご連絡ください。