ユーロな日々

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新生フランス すべてはこれからだ 欧州予選 フランス対イスラエル

2004年09月06日 | Germany 2006
アテネが終わり、各地でドイツ大会の予選も始まり、昨夜はBSでフランス対イスラエルを放送した。ジダンの代表引退を決めた心境については、二、三日まえ、雑誌のインタビューを読んで知っていたが、ジダンの他にもテュラム、デサイー、リザラスらが引退した、まさに新生フランスの初戦となった。引退してはいないものの、バルデス、トレセゲも怪我でいない。ピレス、ジュリは先発から外れ、そしてシステムは3バック。これはいったいどういうことになるのだろうと、わくわくしながら見た。はっきりしたのはフランスはもはや王者ではないということだった。同時に、この先も前途多難だろう。
スコアレスドローという結果は、アウェーのイスラエルにとっては100点であり、フランスにとっては負けにも等しい。ドメニクの能力にも確信のもてない試合内容だった。左右からの突破はない。ロテンに何を期待したのかわからない。ビエラの存在感もいまひとつ。彼の素晴らしいプレーをもうずいぶん長い間、見ていないような気がする。
イスラエルはリスクを犯してこなかった。ポゼッションはほとんどフランスだったが、あまり得点の香りはしなかった。時間がなくなると、ドメニクはピレスを投入し、システムを4バックにかえたが、ゴールを割れなかった。ロテンはもっと早く見限るべきだったし、ジュリは前で使うべきだった。左右からの攻撃ができなかったのはなぜか。
アンリはプレミアで絶好調らしいが、いったいどうやって得点してるのだろう。ピレスもビエラもいるのに、どうして代表では結果が出せないのだろう。
ユーロでギリシャに負けたとき、本来の力を発揮できなかったからフランスが負けたのではない、と書いた。
これでまたはっきりした。
すべてはこれからだ。もう後戻りはできない、ということだ。