ロスタイムの失点がなければ、負けとはいえ、トルコの善戦ぶりが印象付けられたゲームだった。
しかしロナウド、モウチーニョ、メイトレスの連携プレーでとった3点目があまりにも鮮やかだったので、そんな印象が吹き飛んでしまった。
スターぞろいのポルトガルだが、注目していたのはボランチ。マニシェを代表メンバーから外させたモウチーニョは、やはりそれだけの実力をもっていた。
これならぺティート、モウティーニョで問題ないだろう。
あとのメンバーには文句のつけようがない。
デコが素晴らしい。ロナウドは謙虚にプレーしている。
シモン、ナニは脅威になる。
カルバーリョ、ぺぺは強い。
不安材料、あえていえば、ヌーノゴメスか。
彼にキャプテンマークをつけさせる背景がぼくにはよくわからないが、パウレタにつぐ得点記録を持っているので国のヒーローなのだろう。
このポルトガルにスイスが勝つのはたいへんだ。
チェコに負けたのは致命的だった。ホスト国ではあるが、決勝リーグに進むのはきわめて難しいだろう。
[ポルトガル×トルコ 2-0 euro2008 グループA]