ユーロな日々

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代償は払ったが、レアルは大きな勝利を手にした 〔CL ベスト16 レアル ー ユベントス〕

2005年03月01日 | 欧州2010-2003
レアルはすばらしい立ち上がりだった。ビルバオ戦の敗北による精神的なダメージは感じられなかった。ビルバオ戦で先発しなかったジダンやラウルのフィジカルコンディションは上々に見えた。少なからぬ代償ではあったが、2日後に同じメンバーで臨むのは、やはり間違いだったろう。惜しむらくは圧倒していた前半でもう1点とっておきたかった。ラウルが二年前のような素晴らしい動きをして、ビッグチャンスが2度あっただけに残念だった。反対にロナウドはあまりよくなかった。結婚のことで批判されていただけに、得点したいという気持ちが強かったのだろう。そのせいで、エゴイスティックな動きや焦りのようなものを感じた。
ユーべの攻撃力は、かなり見劣りがした。ネドベベが早々と負傷交替したことが大きかったことは間違いない。久々の先発だったデルピエロもあまり見せ場はなかった。エメルソンがかなり積極的な上がりを見せて、何度か決定的な場面があったが決められなかった。ブホンを除けばディフェンスもさほど強力ではない。これでほとんど負けないとは、セリエのレベルも知れている。
トリノでのゲームで一番痛いのはサルガドの離脱だろう。このゲームの途中からと日曜日のデポル戦で代わりに入ったラウルブラボでは、攻守ともかなりの戦力ダウンになる。しかしユーべに今日のような攻撃力しかないのなら、さほど恐れる必要もない。ネドベベがものすごいパフォーマンスを発揮すれば別だが、レアルが優位だろう。


【CL ベスト16 レアル - ユベントス 1-0】