ユーロな日々

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クラシコ カンプノーでの歴史的敗北

2003年12月09日 | 欧州2010-2003
ライ・カールトは内心、後悔しているはずだ。決して口にはださないだろうが。バルサは、クライファートのワントップに、中盤を5人にした。クラレスマを外し、3ボランチ気味の布陣。
カンプノーで20年間レアルに負けていないのに、ディフェンスを意識したこのスターターは、なんだ。
結果からみれば、間違いだったということになるだろう。
厳しく守ったし、ボールを奪えば積極的に攻めあがり、決してディフェンシブに戦っ
たわけではない。
だが、それでも、レアルは隙をみつけ、じわじわと攻めこんでいった。
そして後半30分、ジダンとベッカムのパス交換からバッカムがロベカルにパス。わ
ずかに空いた間に、ロベカルがシュートを叩き込んだ。
どんなに細心の注意を払っても、集中力を維持しても、止めきれないレアルの攻撃。

後半は右にクアレスマ、左にオーベルマンを入れて、頭から怒涛の攻め。やはりこの
布陣でスタートすべきだったのだ。
レアルも必死に守り、一進一退の展開が続く。
しかし追加点を上げたのは、ロナウドだった。ゴール前にパスがわたり、あっと思う
一瞬の間に、シュートを叩き込んだ。ディフェンスに当たったのだが、責められない
だろう。

しかしバルサも、踏ん張った。
後半30分、コーナーキックをクライファートがヘディングで決めて、そこから猛攻。カシージャスのスーパーセーブがなければ同点というシーンがあった。
が、結局、追いつけなかった。

レアルが嫌なのは、激しいプレー、早い寄せだ。
リスクをおかしてでも、攻撃的な布陣で、頭から攻めまくるべきだったのだ。

しかし、今週、ダービーとクラシコを見ることができたわれわれは、なんという幸せだろう。