けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

突破

2007-11-18 12:28:37 | football

EURO 2008 Qualifying round Group F
Espana 3-0 Suecia

スペインの得点:カプデビラ(14)、イニエスタ(39)、セルヒオ・ラモス(65)

一時期の絶望的な状況を思うと、よく突破までこぎつけた…と感慨深い気になってしまいました。さすがアラゴネスの悪運…いや、よく立て直してこれたなあと。
今日はビジャの1トップで、中盤がアルベルダ守備にセスク、チャビ、イニエスタ、シルバ、という感じで先発だったのかと思います。ビジャが1トップで前で張っている、というのはさすがに大型のスウェーデンの中では苦しかったようで最初はあまりボールにも触れず、結局ビジャもサイドに流れて中に入れる人が1.5列目、2列目から入ってくる、という形だったのでは。中盤にタレントが豊富なスペインとしてはこれでも良いのかもしれませんが、中でポストになる選手(グイサとか)とビジャを組み合わせた2トップでも良いのではないかと思います。それでも今日の先発ではとてもよくパスが回り、特に左サイドからのチャンスを狙う動きはよかった。先制点はコーナーからでしたが、2点目のイニエスタのゴールは左サイドからの崩し。これは本当に素晴らしかった。やっぱり代表のイニエスタはすごい。
3得点のうちセットプレーから2得点、というのは喜ぶべきでもあり、つないで崩して得点の形をもっと実現して欲しかったところもありますが、良い形で得点を重ね、勝つべき試合で勝てたのはとにかく良かったです。なぜ最初からそうできないのか、という気もしますが、まあそれはスペインだから。お疲れ様でした。
次は確かラス・パルマスで北アイルランド戦、マルコス・セナを使ってアルベルダを休ませるとか、グイサを先発にしてビジャを休ませるとか、少しテストもできるでしょう。こんな余裕が取れるなんて…ありがたいことです。

今回初使用となったスペイン代表ユニフォームEURO2008モデル。好きだった頃の、パンツが紺色に戻ったのが嬉しいです。やっぱり赤と紺に金色(黄色)のアクセント。やたらポップなライトブルーより紺の方がすっきり引き締まって強そうです。見た目だけですが。あとはエンブレムが変わったんでしたね。妙に大ぶりに作ったのは、何かアピールの意図でもあるのか。
あとは気になったというか…相変わらずかもしれませんが、スペイン代表の試合のスタジアムって変な雰囲気だなあと。90分間チアホーンが鳴りっぱなしで、普段のリーガの試合会場とはかけ離れた雰囲気でした。特にこの日はベルナベウでの試合。試合の流れに応じて盛り上がり静かになり…というのを普段見慣れていると、90分間騒ぎっぱなしのスタンドはやっぱり変でした。ていうか1階席にはぎっちり人が詰め込まれているけれど、ちょっと引いた画像では2階席から上は……。やっぱりこれもスペイン代表だからか。


ベルナベウできれいなボレーを決めました



本大会へご案内
今週末の各地での試合の結果、既に決まっている6カ国(開催国のオーストリアスイスギリシャドイツチェコルーマニア)に加えて6カ国が本大会行きの切符を手にしました。

グループAではベルギーを破ったポーランドが本大会出場決定。このグループ、残りの1枠をポルトガル、フィンランド、セルビアで争います。一歩抜け出ているのはポルトガルで、あと1ポイント積めば突破が決まりますが、水曜日には直接のライバルのフィンランドと対戦予定。ここはひとつ、がんばれポルトガル。
グループB。土曜日に上位直接対決で、イタリアがスコットランドをアウェイで破りグループ首位になりました。イタリアの下には1ポイント差でフランス、さらに1ポイント下にスコットランド。しかしスコットランドはすべての日程を終えたので、もう2位以上になることはできません。ということでここはイタリアと、この週末はお休みだったフランスの手元にも出場権がやってきました。予想以上に順当。
グループCは、2位の座を狙ってチャンスを残しているのがトルコとノルウェイ。1ポイント差でトルコが上回っています。水曜日にトルコはホームでアゼルバイジャンと、ノルウェイはアウェイでマルタと。力の差から言うとトルコもノルウェイも勝ちそうで、となるとトルコが優勢か。
グループDは先月で両方とも決まったんですよね。チェコとドイツ。順位(1位か2位か)はまだ決まっていません。
グループEは皆さんが気になるイングランドのいるグループ。今週末イングランドは試合がなくて、イスラエルがロシアに勝つことを祈り倒していたわけですが、祈りが通じました。イングランドは1試合を残してグループ2位、ロシアとは勝ち点差2。ロシアの結果にもよりますが、次で勝てば文句なしで突破です。またロシアが敗れたことにより、クロアチアの突破が決まりました。クロアチアはこの予選グループが絶好調で順調に勝ち点を積み重ねていたのが、この日はマケドニアに敗北。水曜日の最後の試合は…ウェンブリーにお邪魔することになっています。イングランド、勝てるかな~。
グループFはスペインのグループです。勝ちぬけの可能性が残っているのはスウェーデンと北アイルランド。勝ちぬけに関わるとなれば、スペインは北アイルランドと真面目に試合をしないといけないですね。
最後のグループGでは、既に突破を決めていたルーマニアに続いたのは、オランイェ、オランダ。お疲れ様でした。

という状態で、残されている椅子は後4つとなりました。さらに少し気にしたいのがグループ内の順位。正確なレギュレーションは知りませんが、本大会の抽選に1位で抜けたか2位で抜けたかが効いてくるはずです。どちらで抜けた方が有利なのかはわかりませんけど。


おめでとうイタリア