けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

降納

2007-11-03 21:29:21 | football
白旗はとりあえず降ろしてマジョルカ戦のプレビア。新しい監督も来たことですしね。もっともクーマンがバレンシアの指揮を取るのはミッドウィークのローゼンボリ戦からになるのだそうです。

ローゼンボリ戦。このCL第4戦が次の火曜日にあるため、バレンシアとマドリーは土曜日に試合をする羽目になったわけですね。MARCAのプレビアがいい加減だった(だって右サイドにアルベルダがいたりするんだもの)ので、el mundoのプレビアから先発予想を。


ここのところの数試合がどれも評価しがたいものだったので、誰が良いとか誰はダメだとか、もはや言えません。GKは屈辱の5失点をくらったヒルデブラント。CBはマドリー戦でロハを頂戴したアルビオルが有給休暇なので、マドリー戦の最後は言葉にしがたいような表情だったエルゲラ(辛かったな、あれは…)と、アレクシスのセット。左がカネイラ、右がミゲル。ピボーテがアルベルダと、やっと攻撃的MFにマヌ・フェルナンデスを入れられそう。チームに馴染んでないとかクーマンと仲が良くないとか、どうも良い話をしてもらえないマヌ・フェルナンデスですが、だからといってバレンシアをすぐに出て行くつもりもないでしょうから、とにかく守備と攻撃をつなぐ、チームの役に立つところを見せてほしい。
el mundoの予想を信じるなら、遂に先発からビセンテ-ホアキンの両サイドが見られるかもしれません。見ているほうとしても、常に「足首は大丈夫だろうか、ハムストリングは大丈夫だろうか」と心配してしまうビセンテですが、この間の酷い試合でもやっぱり輝きは見せていた。それを勝ちにつなげられたら最高です。復帰してからまだ勝ちがないですからね。トップ下にはアングロ、ここはシルバもありかも。でも最近のシルバ、フィットネスが万全ではないのかちょっとミスが目立つのが気になります。休めるのなら休んでも良いかもしれない。
で、トップがモリエンテスなんですが……。どうなんだろう。マドリー戦、確かにもうチームとしてまともに機能していなかったから仕方ないという見方もあるかもしれないですが、記録にシュートゼロと載っていたのを見たときはさすがにちょっとがっくりしました。デポル戦で2点決めたのは良かったけれど、その後ローゼンボリ、セビージャ、マドリーと点が取れていない。ビジャがいない時だからこそエースとしての存在感を出してほしかった。良いときのロナウドのように、チーム状態がどうであろうと点を取ってくる、そんな選手でないことはよくわかっているのですが。チームにフィットしチームに活かされる、良くも悪くもチーム次第。

なんだかずいぶんネガティブなプレビアになってしまいました。キケへの処遇やクーマン招聘の経緯など、バレンシアのクラブとしての動き方は相変わらず頂けないところが多くはありますが、とにかくチームはここから切り替えて新しい道に進んでいかなければならないわけです。良くなるか悪くなるか、そんなことはわかりません。ただ、それでもフットボールは続いていく。カレンダーは止まらず、次々に重要な試合がやってきます。1試合でも早くチームが建て直せるように。選手たちに自信を、ファンには喜びを。まずは勝ちを取りに行くことから。


とはいっても、マジョルカ怖いなあ…。例年上位にいるチームというわけではありませんが、今シーズンの出だしは悪くないんですよね。グイサが点を取りまくっているし、アランゴもいるし。ちなみにダビ・ナバーロは、契約問題上出場はできないようです。

試合は本日20時より、オノ・エスタディ。日本時間では日曜日早朝4時で、放送予定は今のところナシ。ちなみにアルビトロはメディナ・カンタレーホ。ひゃー。


オスカル・フェルナンデスという人

暫定監督として、たった2試合。キケが辞めさせられてすぐに「有名な」新監督探しが始まったため、バレンシア・メスタージャから引き上げられたオスカル・フェルナンデス監督にはそれほど注目は集まりませんでした。実際、私もたいして気にしてはいなかった。
のですが、スーペルにこんな記事がありました。タイトルは「オスカル・フェルナンデスがモリエンテスをマークしていた日」。なんとこの2人、対戦経験があったのだそうです。14年前、19歳以下のカテゴリーの試合。現在33歳のオスカル・フェルナンデスが現在31歳のモリエンテスをマーク。試合の中であれこれ揉めたあげく、最後には退場になった…らしい。そんな逸話でした。