けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

まだ試合中ですが

2013-10-31 07:32:05 | football
「コマンダー」だそうですから。



マルセロも。



2013/2014 Liga Espanola 1a division Jornada 11
Real Madrid C.F. 7-3 Sevilla

マドリーのゴール:ベイル×2、クリスチアーノ・ロナウド×3、ベンゼマ×2
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ずいぶん入ったなー……と、さすがに苦笑いしちゃうような結果ですが、何かモヤモヤしたものを吹き飛ばすには、これくらいハデな試合をするのがマドリーらしいんだろうなあ、という感じです。クリスチアーノを、マドリディスタ、スタジアム総出で盛り立てていこうという雰囲気も良かったし、高価な不用品みたいな言われ方をしていたベイルが結果を出してフル出場したのも良かったし、猫ちゃんが山猫くらいにはなったベンゼマも良かったし、シャビ・アロンソの復帰をベルナベウがスタンディングオベーションで迎えたのも良かった。ダラダラと3失点しちゃいましたが。

ベイル、予想外の2ゴールしかも2アシスト。ベルナベウ初先発で。シュートがパワフルなのに1点目それでもいいところ狙って入って、2点目は勢いがあったからこそリフレクトでもゴールへ。クラシコではベイルが1トップのようになっていて、正直それはどうなんだ…って感じでしたが、この試合では、FWだけどサイドに流れたり下がったりしてボールに触るベンゼマと、役割の受け渡しとかボール交換とか、意外にうまくリズムが合ってるように感じました。
ベンゼマ、なにがあったのかな。クラシコという大一番でついにスタメンを外されて、いろいろ響くものがあったんでしょうか。ゴールして、表情崩さずにジダンにまっしぐら、というのが、何やら思いの深さが現れているような。ここから一気に目覚めてくれればいいなと思います。本当に。モラタやヘセにも活躍の場は欲しいですが、とにかく、マドリーのファーストチョイスのFWなんですから。
そしてハットトリックのクリスチアーノ。誰にコケにされようが、変わらず結果を出して価値を証明できるところはさすが。そして、気合が入りすぎなのかと思いきや、FKをベイルやセルヒオ・ラモスに任せたりもする余裕もあったり。ラモスのFKは後半ロスタイムで、アルベロアもちょっと笑ってたり、和やかだったわりにシュートは良いところへ飛んで行ったり、面白かった。

少し調子を落としていると言われていたイスコですが、らしさが出せていて、良かったんじゃないかなと思います。持ちすぎなのは変わらずで、もうちょっと早めにシュート打っちゃえばいいのに~、なんて思う場面もあり。そこがイスコの個性なんだろうと思いますが、持つときは持つ、カウンターの時は手早くさばく、とかバリエーションが付けられるようになるともっといい。イジャラは、相変わらず堅実でよくやってたと思いますが、ちょっと気になるのが、少しひやっとするくらい上がる…気のせいかな。味方のCKやFKの場面なんですが、たいていイジャラとラテラル2人(アルベロアとマルセロ)が下がってカウンターへの対応をするんですが、その場面でイジャラが、前の混戦へ飛び込んでしまうのが速すぎるように思えました。そこでこぼれ球拾えればいいんですが、抜かれると、カウンターへ対応するのは残ったラテラル2人(とGK)という危険な状態になってしまうので。
ディフェンスは…ちょっと不安定ですね。ラテラルが上がるところを突かれて、アルベロアが追い付けない、サポートも足りない…という感じで右からやられる場面がいくつか。バランもまだ勘が戻っていないのか不安定、ラモスも脚を痛めているせいか疲労なのか、雑に抜かれたり。
まあでも諸々の不安がありつつ、シャビ・アロンソの復帰は、本当にうれしいというかほっとしたというか。まだ30分ほどですが、試合が落ち着いた感じはありましたし、イジャラやケディラやがんばってくれているけど、もっと長い時間アロンソが出るのを見たい。そして、契約延長の話もうまく進みますように…。