けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

ダービー勝利

2012-12-02 08:40:19 | football




12/13 Liga Espanola 1a division Jornada 14
Real Madrid C.F. 2-0 Atletico Madrid

マドリーのゴール:クリスチアーノ・ロナウド、メスト・エジル

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おはようございます、良い朝ですね。

戦前のチームの勢いの差とか、ファルカオが活躍してマドリーをけちょんけちょんにするだろう的な某WOWOWの直前番宣とか(そういう扱いにはもう慣れた)、そもそも順位は白い方が下ですし、いろいろマドリーファン的には辛い気分で迎えたデルビーでしたが、結果は完勝。いや、特に前半はだいぶ苦しくて思い通りにならない時間帯もあったので完勝とは言わないかもしれませんが、それぞれがやれる仕事をきっちりこなしてそれが結果につながったんじゃないかな、と。そういう意味で良い試合でした。これが毎試合毎試合、どんな試合でもやれるようになればいいんだけどなー。

正直なところ前半の、特に始まってしばらくの間は、マドリーは思ったような形で試合を進められず、リアクションで動いている印象でした。攻撃でもベンゼマやエジルが目立たず、というか彼らが目立つような攻撃も作れない、うまくボールがつなげない感じ。そんな中で、やっぱりクリスチアーノの先制点は大きかった。チームが落ち着けるきっかけになったと思いますし、アトレチコも自分たちが優位かなと思っていたところに、あんなFKで失点してしまっては、多少気持ちも落ちるだろうし。しかしあの場面であのFKはすごい。もっと頻繁に決まれば、と思わないでもないですが、でもすごい。「決まると良いな…でもしばらく決めてないから無理だろうな…でもここで決まったら……きたー!!やっぱりクリスチアーノだ!!」って感じで、短い時間にひとりやきもき歓喜してました。決まった後のイケルの「はー…なにアレ」って顔が面白かった。
クリスチアーノはこの試合良かったですね。しばらく元気のない感じがしてましたが、FKが決まったのは試合にとっても大きかったけど、本人にとっても大きかったんでしょう。そのあとのプレイには余裕が出ていたように感じましたし、それが2点目につながったのかなと。ゴールチャンスに、ベンゼマに縦にボールを出してやり、上手く通らなかったら今度は右に飛び出していくエジルにきちんとパス。エジルもなんとかコントロールして2点目! その後の、カウンターからエジルのパスをポストにブチ当てるとか、まだ運が掴みきれてない感じもしますが…ま、ご愛嬌。

ゴールが重要な意味を持つのは当たり前なんですが、1点目も2点目も今のマドリーには大きな意味があったと思います。特に先週のあの試合の後では。そして2点目は、ゴールした本人、エジルにとっても大きかった。今シーズンはイマイチなパフォーマンスのことが多く、国王杯もひどかったと言っていいと思います。パフォーマンスが上がり切らないうえに波がある状態で、起用のされ方に不安もあり、エジル自身も辛い状況だったと思いますが、それでもちゃんと良い仕事ができる。ゴールという結果につながったのも大きいですし、アトレチコ相手の重要な試合で、前半はちょっと厳しかったですが、後半は良いパフォーマンスができた。続けてください、これ。

攻撃とは別に目立っていたのがディフェンス陣の仕事、ジエゴ・コスタ&ファルカオとのやり合い。ファルカオ怖いファルカオ怖いと言われていて、まずはここを抑えること。セントラルの2人で、決定的な仕事はほとんどさせてなかったと思います。前半の、イケルがニアでセーブにいったシーンくらいで、他はほとんどシュートも打たせてなかったんじゃないでしょうか。ラモスが、ジエゴ・コスタに小突かれてやりあってヒートアップしてましたが、ヒートアップしたぶん、絶対守ってやるっていう良い方向にいったのかも。ラテラルも、アルベロアはいつもどおり守る方は問題なく、攻め上がりも何度かあってエリア近辺での動きもあり。コエントランも、WOWOWで言われてましたが、必死でやってるのになかなか決定機につながらないのは残念…でも、あれだけ上がって押し込むことで、サイドでは優位に立てたんじゃないかと思います。


その他のこと
金曜土曜と外出していたので直前情報がほとんど追えなかったんですが、今回のダービーはいろいろ面白いネタがあったんですね。というニュースを拾って。

遅刻
コンセントレーションのホテルに移動するための集合時間に、クリスチアーノ、ペペ、コエントラン、カカ、アルベロアが遅刻してしまい、モウリーニョの指示でチームバスに置いて行かれたとのこと。遅刻の理由は交通渋滞だったそうで、そこはちょっとかわいそうですが、あとで罰金かも…。
5人は結局、アルベロアの運転する車に乗り合わせて、ホテル・ミラシエラ・スイーツに向かったんだそうです。車中の様子が見てみたかった。

17歳:
火曜日の国王杯で好パフォーマンスだったホセ・ロドリゲスが、今週中はトレーニングがずっと一緒で、そのまま召集リスト入り。試合では結局ロスタイムに出場して、ボールにも触れずで終わってしまいましたが……。国王杯では私みたいなド素人が見ても、あー良さそうだなあ、と思える選手だったので、今後も期待したいです。


ASにちょこっとだけ載っていた記事ですが、ベルナベウのパルコの控室に勤務していた警護犬のメルリンが、今日の試合を最後にお役目を辞して引退するとのこと。

有言実行
国王杯では試合中に、モウリーニョを応援する歌(Ultra Sur)に、アンチモウリーニョのファンがブーイングで応戦、という状態だったのですが、これを受けてモウリーニョは、試合前日のプレスカンファレンスで、21時20分に自分がピッチに出るから、ブーイングしたい人はその時に好きなだけやればいい、試合中は選手を応援してくれ、と発言。というのを試合前、実際にやってしまったという話。映像は、放送の中でもあったと思いますが、ピッチに出て約2分その場にとどまっていたそうです。ただしその時間帯にスタジアムに来ていたのは、悪名もありつつ最も熱心なUltra Surが多く、ブーイングしたのもアトレチコファンだったそうで、最後は拍手と「ジョゼ・モウリーニョ!ジョゼ・モウリーニョ!」の歌声に送られてトンネルに下がることに。