1日タイムラグがありますが、23日のモウリーニョのプレスカンファレンス。当然
公式にも載ってますが、自分でも読んでしまったので。
Q&A形式のASから。
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Q:クラブは、これ以上の補強はもうないだろうと言っていました。その意見に賛成しますか?
M:いつでも。彼らは重大な経済的努力を尽くしてくれた。6人の選手を補強し、チームにはクオリティが備わっている。いまは、我々にはアタッカーに運が必要だ。なぜなら、もし今の我々のディフェンス陣と同じようなことがアタッカーにも起きたら、それは問題となるだろう。ディフェンス陣は、現時点で、ペペ、ガライ、アルビオルがプレイできないでいる。我々にはまだカルバーリョとラモスがいて、さらにはアルベロアもセントラルでプレイできるだろう。もし中盤に怪我人が出ても、解決方法はある。しかしベンゼマかイグアインか負傷したら、これは問題となる。現在我々には26人の選手たちがいて、誰かがチームを離れることになるだろう。しかしこれ以上の加入はない。
Q:カンテラは前線の解決にはなりませんか?
M:カンテラには価値がある。しかし、カンテラーノを、準備もなしに仕事に当たらせることはできない。また、成長させるものがある。たとえばマテオス、私は彼を好んでいるし、彼はマジョルカ戦に出場する可能性もある。しかし、先発にはならないだろう。そうなるには、認められる時間がもっと必要だろう(ここは自信ない)。
Q:クリスチアーノをセンターFWにする考えはどうですか?
M:それはない。もし彼がそのポジションでプレイするなら、彼の長所の多くが失われる。現在、もし問題があるとすれば、そのポジションでプレイするだろうが。同じように、もし我々が試合中にGKを2人とも失ったら、そういうことは以前にも2度あったのだが、ラモスかケディラがそのポジションに行くはずだ......。
Q:誰がクラブを離れるか、あなたはもう決めましたか?
M:私は、契約下にある選手たちには、その契約を尊重すると約束している。出て行く選手は、プレイできるかどうかの自覚を持って決めなければならないだろう。ほとんどチャンスがなく、それなのに、このユニフォーム、このクラブ、この街、ここの気候が好きだから残りたいというのは、私にはわからない。選手たちはおろかではないのだし、マジョルカ戦(29日)の後には、誰が第一線に並び、誰が難しい状況にあるかわかることだろう。近日中に、他のクラブを探すという解決方法をとるようにしてもらいたい。
Q:ここまでの仕事をどう評価していますか?
M:我々には、全員と一緒にトレーニングする十分な時間がなかった。しかし私は落ち着いている。トレーニングしてきた時間が、今後のクオリティとなるだろう。ペニャロールやマジョルカに止められるようなマドリーは望んでいない。
Q:マドリーの内側を知った現在、このクラブ組織から受けるあなたの見解は?
M:負けた後にどうなるかはわからない。プレシーズンだけでは、落ち着いていて、熱くなることも、実際のコンペティションでのプレッシャーもない。そしてそれが、私が自然といられる場所だ。しかし、楽しんでいけるだろうと信じている。
Q:ベンゼマとイグアインは、あなたのセンターFW理想像に一致しますか?
M:完璧なアタッカーは、イグアインとベンゼマをひとつにしたものだ。彼らは成長すべきなのだが、しかし彼らの年齢で、あのポテンシャルを備えた選手たちを見出すのは難しいものだろう。
Q:バルセロナと比較してどうでしょうか?
M:バルサは完結した製品だ。目を閉じて彼らはプレイする。マドリーには新しい監督、新しい哲学、6人の新加入選手がいる。我々には時間が必要だ。
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だいぶかぶりますが、
El Paisから、モウリーニョの発言部分を抜き出して。
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私はクラブに同意している。クラブは重大な経済的努力をしてくれた。このことに私は感謝する。6人も選手を獲得したのだ。このチームにはクオリティが備わった。しかし、我々には少し運が必要となるだろう。なぜなら、運がなければ、我々は多くの問題を抱えるからだ。少しの運というのは、我々のセントラルたちに起こっているようなことが、アタッカーたちには起こらないようにということだ。現在、ペペとガライ、アルビオルが負傷している。我々にはセルヒオとカルバーリョがいるし、アルベロアをセントラルとする可能性もある。もし同じことがメディオセントロの選手たちに起こっても、我々には解決方法があるだろう。でもイグアインとベンゼマに同じことがあれば、我々には問題となるはずだ。
アルベロアはセントラルではない。しかし、もし必要とあれば、セントラルでプレイできる。エルクレス戦では、ガゴもセントラルでプレイした...。クリスチアーノも同じこと、センターFWではない。もし彼がそのポジションに置かれたら、彼の特徴は失われてしまう。しかし、他に手段がなければ、彼もこの問題を解決できるだろう。たとえば、もし1試合の中でGKが2人ともいなくなるようなことがあれば、ゴールマウスはセルヒオ・ラモスかケディラに任されることになるだろう。こうしたことを、私は過去に2度経験したことがある。GKが2人とも負傷して、私はフィールドプレイヤーをGKにしなければならなかった。今は、ラモスかケディラが、その場合に備えて、毎週少しずつトレーニングしなければいけない。
私にとって完璧なストライカーとは、イグアインとベンゼマを足して1つの選手にしたものだ。それは不可能だろうから、ベンゼマとイグアインは、どちらも成長しなければいけない。彼らは22歳で、まだ10年もこの先にキャリアがある。彼らはもっと多くを学び、トレーニングしなければならない。彼らは素晴らしい選手だ。ヨーロッパで、彼ら以上のポテンシャルを持つ選手たちを探すのは、本当に難しいことだろう。しかし、彼らは成長しなければならないのだ。つまり、私は彼らがいてとても嬉しいということだ。私が他の選手について話すのは、私がイグアインやベンゼマを嫌いだからではない。戦力のマネジメントからいくと、3人のセンターFWが必要だからだ。
バルサは完成された製品だ。ひとつの方法で何年にも渡ってプレイしてきて、あらゆることを目を閉じても行うことができる。選手たちがバカンスから戻ってきて、3日一緒にトレーニングをして、それで1つのチームとして試合する準備ができる。マドリーはそうではない。監督のトレーニング、6人の新しい選手たち、考え方、異なる哲学、別の戦い方に慣れていかなければならないのだ。マドリーには時間が必要だ。マジョルカ戦で、フルに力を見せるというわけにはいかないだろう。
今は26人の選手たちがいるが、我々は25人しか保有できない。1人が出て行かなければならない。私の考えでは、選手の放出は、その選手自身がプレイできるかどうかを自覚して、行われなければならないと考える。チャンスがないのに残りたい、というのは、私は理解できない。クラブが、ユニフォームが、天気が、この街が好きだから、ではないのだ。選手というのはプレイするためのものであり、トレーニングのために留まるものではない。だから知性のある人たちには、事態を見れば、リーグが始まったときに何が起こるかを見れば、状況を分析するには十分だろう。選手たちは愚かなわけではない。誰が第一線にいて、誰がより難しい状況にあるかがわかるだろう。その意味では、出て行くこと、他のクラブを探す選手たちにとって興味深い試合となるはずだ。
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やっぱり気になるのは、クラブが好きだ何だと言って残りたがる余剰選手は理解できない、行き先を探すべき、とはっきり言っている部分。誰かのことを指しているのか……。
それから、カンテラの選手を戦力にしていくということは、現時点では、あまり考えていなさそうな感じを受けました。トップの選手たちを把握してすぐに答えを出すのに手一杯なんだろうとは思いますが。でも、緊急事態の補填とはいえ、マテオスにチャンスが巡ってくる可能性があったりするのは嬉しいし、何人ものカンテラーノスが、少しずつでもトップチームとトレーニングができたのは良かった。
ラモスとケディラは、GKトレーニング、始めたかな?
召集リストの発表の様子。前もこんなことしてた?
ひたすらのぼれ
がんばれ、ラウル……。