けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

アルビオル

2010-08-12 11:59:39 | football


アルビオル
公式日本語に載ってないインタビュー、だと思います。10日付のプブリコから、アルビオルのQ&A。カルバーリョ獲得前のものなので仕方ないのですが、いまの、これからモウリーニョのメソッドを良く知るベテランに習い、ポジション争いをしていく心境も聞きたかったかな。
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Q:ワールドカップファイナルから1ヶ月が過ぎ、今は成し遂げられたものが何か、より気づいてくる時でしょうか?
A:そうだね、今は、スペインについて違ったふうな話し方がされる。EUROとワールドカップを獲得したことで、たくさんの人たちがスペイン代表に関わってくるようになった。この国だけではなく、海外でもね。僕たちが出かけていくどこでも、ラ・ロハのユニフォームを来た人たちに会うんだ。

Q:でも、今回メキシコとの親善試合の召集が問題になっています。
A:試合があることについては分かっていたし、論争に入っていく必要はない。召集された選手の多くはワールドカップに出場していて、今回召集されない選手達は負傷しているせいだ。論争することはないよ。
(補足:プレシーズンを始めたばかりで、かつスーペルコパが迫っているバルサから多く召集されたことで、バルサ側の関係者から不満が漏れてきている)

Q:そしてあなたも負傷で召集されなかった。
A:僕の足首が完全に回復するのには、まだもう少しだけ必要だ。(でも)チームと一緒にトレーニングして、そのトレーニングをフィニッシュできてもいる。ギャラクシー戦でも、プレイできた。

Q:あなたにとってマドリーでの2シーズン目に、どう向かいますか?
A:多くの責任をもって。僕たちはマドリーの選手であるというあらゆるプレッシャーを負ってトレーニングし、タイトルを勝ち取らなければいけない。さらに、新しい監督が特別なモチベーションになっている。彼は、僕たちに非常に多くのことを要求してくるだろう。彼の獲得してきたものを見ればいいだけだよ。

Q:ラウルとグティがいなくなったロッカールームの空白に気づいていますか?
A:うん。彼らはどちらとも、マドリーの歴史において最高の選手だ。個人的な面でも、彼らと知り合ったことは嬉しいことだよ。プロフェッショナルの世界にいなかったら、テレビで見るだけだったんだから。

Q:カピタン・イケルはどうですか?
A:とても控えめで謙虚。GKとしての彼のクオリティを僕たち皆が知っているし、それだけじゃなく人間としても彼は素晴らしいよ。

Q:トレーニングでは、楽しそうでモチベーションが上がっているように見受けられます。
A:モウリーニョがやって来たことで、僕たちは希望を取り戻している。フットボールでも個人レベルでも、素晴らしいチームだよ。

Q:モウリーニョになって、一番変わったことは何でしょうか?
A:トレーニングでの強さと要求するレベルだ。僕たち皆がトレーニングではボールを使い、彼は僕たちに強く要求をしてくる。先週たち皆が、とても良く関わっているよ。25人の選手たちにシーズンの間中モチベーションを持たせるのは、あらゆるタイトルを目指していく上で、基盤となるものだ。

Q:彼がやって来たことは、あなたにはどんな影響がありますか?
A:監督が、限界までプレッシャーをかけてくるだろうと思うし、それが僕を成長させるだろう。僕にはまだ、ディフェンスとして磨いていくことがたくさん残されているし、一番良い方法は、毎日のトレーニングで僕にプレッシャーをかけてくるだろうと思う、そういう要求の高い監督の下でやることだ。

Q:これまでで、一番要求の高い監督ですか?
A:そうだよ。彼はハードワーカーで、すべてをコントロールしている。彼はタイトルを取ることに慣れていて、それを僕たちに伝えてくる。彼は新しいステージを始めたところで、僕たちは、彼のために多くの仕事をしたいと思っていること、良いシーズンにするためにすべてを尽くすことを示したいと思っている。そういう時なんだ。

Q:タイトルを取れなければ失敗でしょうか?
A:もし僕たちが何のタイトルも取れないと考え始めるなら、シーズンを始めないほうが良いだろう。それに、モウリーニョの勝者のメンタリティがあって、僕たちはタイトルを取っていく多くのオプションをもてるだろう。

Q:バルセロナをどう見ますか?
A:彼らはリーガで打ち破っていくべきライバルだ。欧州では、インテルやチェルシー、マンチェスターのように、他にもチームがいる。でも、すべては、僕たちがシーズンを通してうまくやっていくことにかかっている。タイトルはどれも、とても大変な努力が必要なものなんだ。

Q:ファブレガスがアーセナルに残ったのは驚きでしたか?
A:セスクはアーセナルのカピタンで、とても敬愛されている。あそこへ残ることもまた、とても幸せなことだろう。バルセロナは偉大なクラブで、そこが興味を持ったということで、彼も将来に迷いが生まれたんだろう。

Q:マドリーは4人の新加入選手を加えました(この時点では)。彼らをどう見ていますか?
A:皆良い結果を残したいと望んでいるよ。マドリーでは、常により大きな責任が存在するからね。カナレスは、彼の若さにしては、十分な自信を持っている。ペドロ・レオンは、すばらしいボールタッチがある。ケディラは強さがあるし、ディ・マリアはスピードを供えている。

Q:でも、新加入選手がいても、カカを忘れさせるものではありません。
A:ロッカールームは、とても彼を待ち望んでいるよ。彼は負傷という不運を負ってしまっているけど、確実に戻ってきて、皆が彼に望むレベルのものを見せてくれるだろう。
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そんなアルビオルですが、昨日夕方に行われたマドリーでのトレーニングは、急性の胃腸炎により欠席せざるを得なかったとのこと。お大事に…。


7%
数日前のAS情報によると、バカンスから帰ってきたクリスチアーノ・ロナウドの体脂肪は7%だったそうで、これはシーズン中とほぼ同じレベル。優れた中距離走のアスリートと同程度のエクセレントな数値であり、バカンス中もフィジカル管理に気を配っていたことがわかる。マドリーでは他に、グラネロとセルヒオ・ラモスも、クリスチアーノと同程度の良いコンディションでプレシーズンに戻ってきたとのことである。


記録は続く
日本時間だと、今朝方行わていたメヒコvsスペインの親善試合は、「それでプレーに関与してないとか、どういう判断!?」といいたくなるオフサイド取れなかったシーンから抜けられて決められたメヒコのゴールと(とはいえ、終始メヒコの方が良かったと思う)、ビジャが出てこないので一応1トップ的存在を務めたシルバの、ロスタイムゴールで1-1のエンパテ。途中までマルチェナが出ていたのに敗戦濃厚の試合展開に、「ああ終にマルチェナの伝説(無敗記録)が終わるのか…」と思っていたところの、起死回生ゴール。負けなかったことに意味がある、けど、それ以外についてはどうこう言えるようなものではないかと思います。
マドリー的なネタとしては、1)アルベロア、フル出場お疲れ様でした。2)後半頭からは、キャプテンマークを巻いたのはシャビ・アロンソでした。3)エンパテだったのに、メヒコの皆さんのお気遣いで、イケルがトロフィーを頂戴しました。4)セルヒオ・ラモスアルベロア、楽しい写真をありがとう。シーズン中もぜひ続けてください。




試合後は両チーム和気藹々、良い雰囲気だった。