けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

幸せな挑戦

2010-08-14 16:54:44 | football
Bild紙に載ったラウルインタビュー()。WEB翻訳を信じて、長めのドイツ語訳に挑戦。いつも(スペイン語訳)にも増して、エラーが多い、と割り引いてお読みください。
…すいません、できるだけそのまま読みたかったもので。

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Q:ラウルさん(Herr Raul)、シャルケに来て3週間半です(2週間半だと思う)。ドイツ語のスキルはどうですか?
R:単語いくつかならもうできるよ。ハロー、こんにちは、じゃあまた(Hallo、Guten tag、tschues)。サッカーの指示もいくつかね。右へ、ライン、ボール。今はドイツ語の時間(クラス)が週に2回ある。詰め込んで勉強しないといけないね。

Q:シャルケに来ての最初の日々はどうですか?
R:とても快適にしているよ。僕たちは、新しい家のためにデュッセルドルフに注目している。これで家族も快適に感じられると思う。子供たちにも学校を見つけた。僕たち皆が、ここでの生活を楽しみたいという強い気持ちを持っているよ。

Q:イケアで家具を買うこともできますね…
R:僕たちは、マドリーでもイケアで買い物をしていた。新しい家でも、いろいろ整えないといけないから、イケアに買い物に行きたいね。

Q:あなたの年長のお子さんたち、ウーゴ(7歳)とホルヘ(10歳)は、シャルケのユースチームでプレイするのですか?
R:でも、デュッセルドルフとシャルケの間の距離が遠いんだ。たぶん、そこ(デュッセルドルフ)でクラブを見つけると思う。彼らはフットボールが大好きだけど、テニスも好きだ。それに、ここではアイスホッケーも盛ん。たぶん子供たちは、それにも挑戦すると思うよ。

Q:マドリーでの重要な地位から、シャルケのロイヤル・ブルーヘ。なぜでしょう?
R:このクラブは、驚くほど成長してきている。しばしばタイトルを争うほどにね。特に、フェリックス・マガトの興味が、僕を納得させたんだ。僕を魅了したのは、そのプレイに対する展望とレベルの高さ。ドイツのリーグは、ヨーロッパでも最も重要なリーグのうちのひとつだ。ここにいられて嬉しいよ。

Q:レアルのベンチで澱んでしまうことを恐れたのですか?
R:あそこに残ることは、一番簡単なことだった。僕には、ジョゼ・モウリーニョのサポートもあった。でも、あそこで僕は16年間を過ごした。フットボール・ライフのすべてだよ。僕たちには、何か新しいものへの欲求があった。そして、今でないなら、いつなの?って。僕には「レアルのハート」がある。マドリーには、最高のものだけがあってほしいと願っている。でも今は、僕はここにいる。このクラブを、今あるよりも少しでも大きくするよう、すべてに挑戦していくつもりだ。

Q:あなたの新しい仲間たちとは、どう関わっていますか?
R:素晴らしいよ! 僕は、ここの新しいロッカールームに、センセーショナルに迎えられて、あらゆる輝かしいものを僕が持ってるように思わされているよ。

Q:そして今、あなたはシャルケでチャンピオンになりたいと思っている?
R:そうだ。たくさんのトレーニングと、しっかり協調していくことで、うまくできると思う。ここには、非常に良いシーズンを戦える正しい姿勢が存在すると思っている。僕たちの監督と共に、多くのことが可能になるはずだ。マガトはバイエルンで成功し、ヴォルフスブルクを優勝させ、そして今は、50年以上に渡ってなかったタイトルをシャルケにもたらそうとしている。僕もそうしたいと思う。僕は、自分のキャリアを終えるのに、とても良い選択をしたと考えている。それに、ここで僕たちは、チャンピオンとなるためのあらゆる夢をみることができる。

Q:バイエルンがライバルになるでしょうか…
R:バイエルンは一番の優勝候補だ。でも、その後にいくつかのチームが続いていて、僕たちはその中の1つだ。僕たちは、タイトルをかけてバイエルンと戦うことができる。最初から、彼らに挑んでいくよ。

Q:シャルケは、今のあなたにとって、最高のものとなり得るでしょうか?
R:間違いなく、イエスだ。既に話したことすべてに、まだとても重要な側面がある。ファンのコミュニティは、ドイツでもベストだと教えてもらった。僕がヨーロッパで見てきた中でもベストだと言わざるを得ない。シーズンオープニングの数日間を経験できたのは、ファンタスティックだった。とても好い印象を受けたよ。この愛情をすぐに感じることができたし、これは特別なものだ。できるだけ早く、たくさんのゴールでお返ししたいよ。

Q:チャンピオンズリーグのゴール記録には、あと2ゴール足りないんですね。
R:それが、チャンピオンズリーグで戦いたいと思う最大の理由のひとつだったし、それが、特別なモチベーションになっている。それでももし選べるなら、僕はドイツでの優勝を取るよ。

Q:(シャルケとの)契約がまとまる前に、FCリバプールから話があったのは本当ですか?
R:イングランドからの問い合わせはいくつかあった。でも、シャルケに自分の言葉を伝えてから、僕は気持ちを変えなかった。誰もそんなに僕を望んでなかったんだ。

Q:フェリックス・マガトは、あなたをシャルケの新しいキャプテンにとすら考えているようです。
R:そうするためには、たぶん僕はもっと言葉を知らないといけないだろうね。僕は、何かがここで創られるように、幸福感が勝つように、それを確実にしたいと思う。僕は今、フィットしていかなければいけないし、それが僕の唯一の願いだよ。

Q:チームにはさらに強化が必要でしょうか?
R:それはフェリックス・マガトの知ることだね。僕は強いチームに出会った。良い選手が獲得できるなら、僕たちは嬉しいよ。

Q:スペインでは、バルセロナ対レアルが、特別な対戦です。シャルケにとってのそういう対戦は、ドルトムント戦になります。最大のライバルに何か一言をお願いします。
R:まず最初に人に言われたのは、ここではすべての試合に勝つ必要があるけど、絶対にドルトムントには勝たなければならない、ということ。僕たちはそうできるようにするよ。でも、もしそうできなくても、優勝できたら、それでもまだ皆嬉しいだろう。

Q:メディシンボールをどう思いますか?(補足:マガト式トレーニングに取り入れられている、大きいゴム?ボール。かなりきつそう)
R:あのトレーニングはハードだし、スペインでするものとは違っている。僕たちは、苦しんで汗をかかないといけない。でも、最後にはそれが報われるよ。
(了)
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シャルケで成功したい、このチームを優勝させたい、キャリアの最後を締めくくるのに良い場所を選んだ、と答えるラウル。笑顔で。マドリーに残れたはず、白いユニフォームのまま引退できたはず。残ろうと思えば残れたけど、でも、ラウルはちゃんと自分で新しい挑戦の道を選んだ。
今でも惜しい悔しい気持ちはあります。でも、移籍したラウルは、トレーニング中に笑顔でいることが増えて、ファンの前でも作ったのではない笑顔でいる。本当に、ほっとするような笑顔になったと思います。ずっと背負ってきた義務や責任から開放されて、フットボールも家族揃っての生活も楽しめているんだろうな。
「まだ実感できない」けど、そろそろ、トップの画像も下げても良い頃なのかもしれません(でもこの画像、好きなんですよね)。

シャルケは、月曜日にVfR Aalenというチームと対戦。DFBポカール(カップ戦)の初戦だそうです。


本日スタート
本日、トルコシュペルリガ2010/2011シーズンがスタートします。ベシクタシュは、イズミールのBucasporというチームと対戦。キックオフは現地22時。時差は6時間で合ってますか? グティは、召集リストに入っています。


モリエンテス情報
名前が出ていた程度の情報ですが、モリエンテスについて。
スペイン紙ではなくメキシコの情報ですが、先日のメキシコ代表vsスペイン代表の試合で、モリエンテスは現地にいたそうです。どこのかはわかりませんが、コメンテーターか何かで。リンク先の記事は、帰り際に空港で取材したものだそうで、メキシコリーグからオファーを受けていることについて聞かれたモリエンテスは、「僕はもう34歳だ。将来に何が起こるかはわからない。」 と答えた、とのこと。

……現役続ける気、あるのかな?

皇帝杯

2010-08-14 10:09:27 | football


ガライ、膝の脱臼
前半終了間際に負傷交代したガライについて、マドリーのメディカルチームは、現時点で、右膝蓋骨の脱臼と診断。今後MRIを行い、関連する負傷について検査する、とのこと。
ガライ、帰りは松葉杖に。負傷直後も立てるけど動けない状態だったし、試合終了後のカップ授与とか記念撮影に姿が見えなかったから、軽くはないだろうなと思ってましたが…。まだ離脱期間もわからないのですが、1週間2週間ほどで済むものではないような気もします。リーガ開幕、2週間後ですが。とりあえず、カルバーリョ取っておいて良かった。

またマルセロも、特に問題になるものではなさそうですが、右大腿部に強い打撲を受けていたとのことで、こちらも経過観察。


Amistosos pretemporada
BAYERN DE MÚNICH 0-0 (PK 2-4) REAL MADRID


GK:イケル
DF:セルヒオ・ラモス(59、ラス)カルバーリョ(87、グラネロ)、ガライ(44、アルビオル)、マルセロ(85、ドレンテ)
MF:シャビ・アロンソ、ケディラ、ペドロ・レオン(57、ディ・マリア)、カナレス(58、ファン・デル・ファールト)、ロナウド
FW:イグアイン(61、ベンゼマ)








神様仏様イケル様祭り。合計でPK3つ止めて(最初のリベリのPK&リフレクト、最後のPK戦で2つ)、他にも決定的なシュートチャンスを3つくらい止めて、だんだん止めるのが当たり前のような錯覚になってしまいました。
試合内容…の前に、まずコンディションの言い訳をしたくなってしまう。特に、イケル、シャビ・アロンソ、セルヒオ・ラモスのスペイン代表は、高地のメキシコアステカスタジアムで45分間プレイして、そのまま空港に移動して12時間フライト、木曜の昼頃にマドリーに到着、夕方にトレーニングに合流してリカバリメニュー、翌金曜日にドイツに移動して夜に試合…という、ありえないスケジュール。それなのに、イケルも、シャビ・アロンソもフル出場しちゃったし。ケディラは負傷上がり、アルビオルは病み上がり、カルバーリョは合流したて。開幕まで1週間のバイエルンと2週間のマドリーとの差、だと思いたい。で、内容は、試合をうまくコントロールできている時間、というのは無かったんじゃないかな…。前半は特に、中盤のプレッシャー緩いのか、バイエルンに楽にボールを持たせてしまっていた感じ。攻撃の連携も宜しくなく、カナレスの存在が薄い、クリスチアーノ・ロナウドはトラップもシュートも雑、イグアインはボールになかなか触れない、ペドロ・レオン奮闘、という感じ。ペドロ・レオンは良かったです。試合全体が悪い流れの中でも、それなりにチャンスは作れるようだし、様子がおかしいセルヒオ・ラモスを助けて守備にも走り回っていた。
後半になって多少修正がされたようで、前からプレスに動くようになって、少し持ち直した感じはしましたが、その後次々に前線が交代されて、また違う感じに。ベンゼマ、動きは良いんだけど、なんでかシュート、ゴールにつながらないのな。ラフィも、この試合でカナレス調子が良くなかっただけに良いとこ見せるチャンスだったのに、絶好のチャンスでシュートを外したシーン以外は、目立った部分が思い出せない。
ピボーテが、ケディラとシャビ・アロンソでフルタイムやったわけですが、ちょっと、これは良い組み合わせとは思えなかった。ケディラは、縦に行くのが持ち味のようで、確かに最前線まで顔を出すシーンがあったけど、何か中途半端というか、むしろ前線に絡めてないことの方が多かった。シャビ・アロンソは、すっかり守備の人になってしまい、最終ラインに吸収されている場面も何度か。らしいスルーパスを狙うこともありましたが、この試合ではパスがうまく通らずカットされるシーンが気になった。ガゴ+シャビ・アロンソ、の組み合わせが、現時点では一番じゃないだろうか。
最終ライン、セントラルはいきなりカルバーリョが先発で、しかも途中でガライが負傷して急遽アルビオル出場、という緊急事態だし、右のラモスはずいぶんドタバタしていて落ち着かず(リベリにPKを与えた)…左のマルセロは良かったと思います。カルバーリョ、いきなりの出場にしては落ち着いていたと思うけど、タックルとか思い切りが良すぎな気がした。プレミアのせいか。

この試合、どうやらBwin着けるのがNGだったらしく(ドイツやフランスでは、賭博関連の胸スポンサーが法律で禁止されている)、正真正銘のエル・ブランコでした。

グラネロ、もっとはやく入れて。