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そして順位戦は残留争いが一番面白い!(笑)
>>第48期A級順位戦で、青野照市八段と~
ここは第49期A級順位戦、かと。
>>将棋は投了するまで負けではない(反則は除く)、という執念がにじみ出てますね。
ホント執念です。しかも、「史上最強」候補のひとりである偉人が、自分の将棋哲学、人生のすべてをこめたそれですからね。
最後に必勝となった将棋を落としてしまった青野先生ですが、勝ち切れなかったのは決して「弱かった」からではないと思います。
>>ここは第49期A級順位戦、かと。
ご指摘ありがとうございます。
私は数字やデータが苦手なんで、よくやるんですよ(苦笑)。
しかも長編になると、書いているうちに時系列がわからなくなって、前後がつながってるかの確認に年表やリーグ表と首っ引きで、疲れますねえ。
それをちゃんとまとめる伝記作家って、すごいもんです。頭ゴチャゴチャになるよ!
羽生九段が王位リーグで奇跡の残留を果たしましたが、vs千葉七段に勝利した際に、以下の箇所を思い浮かべました。
>>河口流の表現を借りれば「軽蔑」であり、徹底した人間蔑視が大山将棋の根底に流れている。
>>たとえそれが、A級棋士である青野照市が相手でもだ。
>>この▲69銀はまさにそれに殉じた手であり、もしこれで寄せられてしまえば、
>>単なる悪あがきとして歯牙にもかけられないが、それでも大山は指した。
>>この手は、もう一度言うが、こう宣言しているからだ。
>>将棋はたしかに、後手が勝ちかもしれない。
>>「だが、お前ごときが、ここで正解手を指せるわけないんだぞ」。
あの将棋はこの記事の内容と全く同じく(流石に人間蔑視は無いでしょうが(笑))、羽生九段の「おう詰ましてみろや。お前の玉は詰めろ+1分将棋だぞ?」という宣言での勝ちでしたから。そして実際に千葉七段は詰みを逃しました。
今後、羽生九段は大山康晴氏の「ここで正解手を指せるわけない」という執念も加えて、戦っていくと良いのかもしれないですね。これも立派な強さです。
澤田七段が強いのは周知なので(タイトル戦登場はまだかな?)、そこを押さえたのは「信用」回復の第一歩になるかもしれません。
しかし、池永五段、すごい。チャンス来たかも。叡王戦といい、関西の若手が熱いッス。