ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

3 セクシーソムリエベロニカ 81ページ目

2009-11-07 23:26:57 | ワインバーでのひととき1~5アイデア集
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リッチ兄   わかった。

ベロニカ   今日は、ワインのテイスティング対決なので、香水を控えました。

       気になりませんか?

リッチ兄   我々は、大丈夫だよ。

       バリーは、犬の嗅覚を持つソムリエと言われている!

       ワインと香水の区別は簡単だよね?

バリー    はい。

リッチ弟   レディファーストで、ベロニカの先攻でいい?

リッチ兄   OK。

       さあ、どれを選ぶかね?

ベロニカ   真中のワインでお願いします。


バリーは、ベロニカの選んだワイン抜栓し、グラスに注いだ。


バリー    さあ、どうぞ!


その時、ベロニカは、イヤリングに手をやり、指でイヤリングをこする仕草をし

た。リッチ兄は、バリーの方に眼をやった。バリーは首を横に振った。


ベロニカ   カリフォルニアのオーパスワンは、シャトー・ムートン・ロート

       シルトが協力しているのよ。

       カリフォルニアワインでありながら、複雑でバランスのとれたボル

       ドータイプに仕上がっているわ!


そう言いながら、胸のペンダントをさわった。