ちょっと気になるいい事、言葉、最新技術

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納得させる「話術」『良い説明には型がある』

2024-06-23 07:40:54 | 珍しいモノ・商売
そもそもよく言われることは「良いものは説明が要らない」、とも言う。この書は「話を聞いてもらえる事」へのアプローチを提言、更に聞き手の満足感を満たすことへのヒント(話し方)、とある。「聞いてもらうためのコツ」とは、様々な「型」が本文にはあるが、やはり聞いて欲しい人がどんな人なのか、どこまで知っているのか、で何を知りたいのかが分かれば目的はほぼ達成できる、「聞き手の分析」と言う事だ。逆に「つまらない話」は話のネタが古い、知らない、興味がない、関係がない、もう知っているなどだ。それと専門家の如く複雑すぎ専門用語の連発は興味を失くす。「説明とは」知を継承するためのコミュニケーション術、相手、聞き手が納得する方向に導くスキルだ、と言うこと。特に文中にある「破壊・伏線回収・決断誘導・自己主張」などは聞き手を納得させる話術であり重要だ。
『良い説明には型がある』大塚荘志
「概要」一生懸命伝えても聴き手は上の空。自分が話をすると場がシーンとする。丁寧に説明したのに「で、結局何が言いたいの?」と返される。そもそも話のネタがない……。
・良い説明は聞き手の脳を満足感で満たす(知的好奇心を刺激し、聞き手をワクワクさせる)
    話を面白くする仕組み化を11の型で表現
    聞き手のプロファイルを知る事
    ・現在地:どれくらいの情報量を持っているのか、理解しているのか、ヒヤリングする
    ・到達点:聞き手の欲求は何か、どうなってもらいたいのか
    ・価値観:どう思っているのか
11の型
    メリット訴求:問題を炙り出す・成功事例・イメージ・理由を伝える
        「・・で困っていませんか」
    対比:対象を数値で比較・存在位置を確認・仮想敵・人を選抜してみる
        「これは・・数値ですが平均はこれです」
    因果:原因と結果を説明・その因果関係を説く
        「結果としては・・でした。その原因は・・」
    カットダウン:情報過多を最小限に抑える(要約圧縮)・本質をまとめる
        「今日は時間が限れらていますので」
    破壊:常識やルールを破壊・先入観をなくす
        「これまでは・・と思われていたのですが、実は・・・」
    ニュース:関連性ある最新情報の提示
        「最新の研究では・・・」
    希少性:「ここだけの話」・情報の価値観(希少価値)・業界の常識
        「・・を知っている方?」「まだ表にはでていないのですが・・」
    伏線回収:「なるほど!」「そう言う事だったのか」言葉で伏線を張る
        「これはまた後ほど出てくる話なので・・・」
        「これからお話しするとここそが・・・」
    決断誘導:選択肢を提示・都合の良い前提・消去法で絞り込む
        「最後に紹介した・・が一押しです」
    自己主張:相手の自尊心を高める「確かに、素晴らしい、興味深い意見ですね」
        「確かにおっしゃる通りです。これはどうでしょうか」
    欠如アピール:足りないものを埋める工夫
        「実は・・つあるうちのまだ1つしかあなたにお伝えしていません」


日本の行末が見える外国人記者評価『米国人ジャーナリストだから見抜けた日本の国難』

2024-06-22 07:39:33 | 世界の動きから見えるもの
日本の少子高齢化、年金・医療費高騰など移民政策緩和がなければ日本は重税をしなければならない国になる。中国の台頭は米国とのG2となれば日本は孤立、インド、オーストラリアとの新たな協定しかない。政府の威圧でジャーナリズムが消えた乏しい記事内容(コピーに横流しが横行する大手新聞社・TV局)など外国人記者が思う内容だが、多くに賛同する。特に日本の官僚の慣習体制からなる記者クラブ(仲良しクラブ的存在)でジャーナリズムが欠乏しており読者がお金を払う質的内容が極端に乏しいとつくづく思う。(読みたい、読ませたいと言う独自取材での話題の欠乏と記者自身の知識情報不足だ)
『米国人ジャーナリストだから見抜けた日本の国難』マーティン・ファクラー
「概要」バブル崩壊で始まり「失われた30年」を過ごし停滞と閉塞感の中で時が流れた平成日本。フェイクニュースと極論、偏向に満ち溢れる平成末期。長年の低成長とデフレがもたらした「貧困・分断社会」という現実、そしてポピュリズムが生み出した民主主義の危機。この国をミスリードしてきた官僚や政治家、マスコミの在り方という問題だけでなく、国民を欺き続け盲目的な国民が多い構造こそ問題の根源にある。いま、どこをみても「問題だらけ」で、国難レベルの危機にあるわりには危機意識が足りていない人が多いのも現実である。
ー米国のような2大政党制が出来ない日本
    55年体制の自民党一党支配は官僚制度が基盤(政権交代が繰り返すモデルではない):自民党独裁は米国に都合が良い
日本の危機管理は杜撰
    3・11福島地震・原発事故では日本の危機管理が杜撰で一部政府機能不全だった
ー日本の既得権行使
    外敵配慮が商習慣的に多い(ホリエモン事件:異端児、カルロス・ゴーン:有価証券)
「弱い国家」の日本
    日米協定での位置付け・防衛・自衛隊(対外的弱体化した国家・国家主権がない)
    国の理想的なイメージがない日本(世論が分裂することが全くない社会)
ー官邸での権限重視
    官僚機構体制から官邸に絶大な権限を集中させ始めた(安倍政権からのシフト)
    閣議など数名の政治家で決定する会議・機密予算の不透明さ・政治資金の不透明さ
貧困層が多い日本の実態
    相対的貧困層率は15.7%(2007年)国民の7人に1人が貧困
    OECD加盟国30各国でも深刻な状態の日本(政府が事実・統計を発表しない)
    アベノミクスは超富裕層が得する構造(2011年5万世帯・人口の0.16%)
        日銀は400兆円を使い1~2%の経済成長を維持(高齢化社会の日本病を生む)
        株価を上げ、円安にして富裕層に貢献(決して貧しい人々を支援したのではない)
    格差問題はあれど抗議運動やデモ運動がさほど激化しない日本
    安くて美味しい物など国民は努力し「いいもの」(B級グルメ)を作り出している
    少子高齢化への処方箋は「移民国家化」しかない(さもなければ重税を国民に課す)
ー米中新冷戦時代
    在日米軍撤退は決して的外れではない(中国と米国との関係改善しだ位)
    中国習体制(無期限任期)vs米国大統領の改革開放と自由主義の方向次第
    日本の自衛隊にも「外国人技能実習生」的入隊・移民があっても不思議ではない
    沖縄本島(琉球政府)と本島との離別(日本政府への不信感)
    北方領土問題は解決する機運が今のロシアにはない(日米関係次第)
    北朝鮮での核放棄など決して望めない
    インド・オーストラリアとの新たな協定を結ぶ可能性は高い日本(日米関係の変化)
ージャーナリズムの欠落
    新聞を読まない層の拡大、それは成相世帯の記者クラブ(情報の横流し、コピー)
    新聞社、テレビ局など政府の言うがままの情報記事、または隠蔽体質に染まる
    独創性に欠け、ジャーナリズムに欠ける、政府のネタ欲しさに歪み沈む(大手新聞社)
    読者はメディアに対して対価を払う必要性を感じない(コピー、横流し横行)
    歴史をリアルタイム(信憑性を持った)で書くジャーナリストがいない日本
ー課題先進国
    教育でのグローバル化に欠け(世界大学ランキングでも低迷する日本の大学)
    教授・官僚の既得権権益を守ろとする習慣が続く(情報の共有化をしない官僚体制)
    移民政策が必須になる日本はドイツ・フランスを学ぶべき時期
    シリコンバレー・イノベーションは国籍民族問わず受け入れる(日本語だけ通用しない)
    観光立地など築地・豊洲移転で6千億円投下した見返りはない


日本の教育はもっと外国を見習うべきだ(先生の負担だけ増える日本)

2024-06-21 12:52:45 |  社会の歪みと偏見
@『テストは暗記力を問うだけ、成績は紙で管理…インド出身の公募校長が日本の教育現場で感じた「古臭さ」』Presidentオンライン。
日本では先生の仕事が超がつくほど過労働だと言うが、システム化が遅れ、アナログで紙管理も多く、で効率も悪く、生徒にとっても「暗記だけの試験」で優位がつけられる、のは残念だ。
「日本の学校では、生徒を一つの形にはめ込む教育が中心であり、そこから外れる生徒はいじめに遭う」
「日本の教育現場はITシステムの導入があまりにも遅れている」  
「生徒に関するデータをすぐに閲覧、利用できる仕組みが整備されておらず、校長であってもデータを見るには、別の先生に頼む必要があります。さらに、データそのものも十分にはそろっておらず、データ分析機能もありません」
「暗記テスト」だけでは思考力は身に付かない


   

老年「プロ」がすべき次世代教育・ボランティアの姿!

2024-06-21 07:39:47 | 経営・リーダーシップに必要な事
『ジャンボ尾崎以来34年ぶり! 片山晋呉が守った「れいちぇる」臼井麗香との約束「1個でも助けに」』スポーツ報知記事。素晴らしいプロの真のアクションだと感激です。スポーツに限らず「プロ」の腕、知恵、技等を次世代に伝えることへの情熱がこれからもっと伸びることを期待したい。(ただし政治家の老年の知恵等は要らない)




いい加減、なあなあ予算で「予備費」で賄う?

2024-06-20 12:33:20 |  社会の歪みと偏見
『万博、数十億円の費用負担か タイプXへの移行進まず「予備費」から』朝日デジタル記事。予算、日程、誘致管理が全く見えていない今回の万博。そもそも「予備費」なるものの存在が曖昧で復興事業ではないので存在する事自体が「予算見積もり」がいい加減、なあなあ予算で、結局増税分は国民の負担にする「無責任」誘致だったことが明らかだ。でアンケートみると「万博に行きたくない」人が70%以上に、目玉が「空飛ぶへり」(どこでも既にある)ないなど興味を全く誘わない異常なイベントだ。
6月20日最新記事:「空飛ぶクルマ」万博での商用運航に黄色信号 吉村知事は「まだ残り2事業者がチャレンジ。『できない』と言うべきはない」




「孤独死」は独身・一人暮らしの課題『超孤独死社会』

2024-06-19 07:38:39 | 人生を「生かす」には
「孤独死は独身・一人暮らしの課題」
現状、独身者、一人暮らしが急激に増加した日本では、若い人も含め年間3万人の孤独死が発生しており、老人のみならず若い人でも死後の処理相談などに関して圧倒的に増えている、と言う。更に孤独死の予備軍が1千万人いる日本は社会問題化しており、一度「事故物件」(孤独死・自殺・殺害・病死)となった場合には周辺の住民、家族へのインパクトも費用負担も大きい。 それには少なくとも一人暮らしの人が絶え間なく社会との繋がり(民間サポート・SNS・支援団体等)を続けていく事が必須だ、と言うこと。今後はIT、生成AIなどの機器等による見守り緊急通報システムなどで孤独死が減ること、また孤独死保険等などで費用負担減にも期待したい。
『超孤独死社会』菅野久美子
「概要」特殊清掃、略して“特掃”。遺体発見が遅れたせいで腐敗が進んでダメージを受けた部屋や、殺人事件や死亡事故、あるいは自殺などが発生した凄惨な現場の原状回復を手掛ける業務全般のことをいう。そして、この特殊清掃のほとんどを占めるのは孤独死だ。そんなときに、どんな生き様ならぬ死に様を迎えるのか。本書では、特殊清掃人たちの生き様や苦悩にもクローズアップしながら、私たちにとっての生と死、そして現代日本が抱える孤立の問題に徹底的に向き合う。
ー孤独死の現状
孤独死の遺体は警察によって運び出され、遺品は誰の身にも触れずに、ゴミとして処分される
・孤独死は年間約3万人(現実はもっと多い)「人と人との繋がりが気薄になる状態から」
・孤独死した約8割はゴミ屋敷や不衛生などのセルフネグレクト者が多い
・死後の整理清掃は「特殊清掃業者」(特掃)全国に5千社以上あり、夏場に集中(異臭で発見)
    民間資格「事件現場特殊清掃士」2013年から開始
・孤独死の死後は異臭から床等への体液の浸透、蛆虫、ハエなど虫の棲家化で作業は複雑となる
・孤独死した人に対して代償も複雑で元家族等が遺産等を請求してくる場合もある。
ー孤独者
・現在日本いは約1千万人の孤立状態の人がいる(10人に1ひとり)
・孤独死者には人付き合いが困難な人が多く、支払いなどはきっちりしている人も多い
・セルフネグレクト(自身の健康を悪化させる行為)が多く発見は「異臭」
・孤独死者は人を騙したり嘘がつけない人が多くそれが悩みで鬱となりストレスが溜まる
・セルフネグレクトする人を救える手立ては芳しくない(プライバシー関与)
ー特殊清掃
・仕事は朝の4時に始まり場合によっては深夜、早朝までかかる重労働
・遺族からの依頼ですることは物件の警察による立件、地主の許可など、周辺への気配り
・現場での異臭が漏れない作業から体液色付いた部分の解体、改修で肉体的にも疲労困憊する
・最近は富に生前の一人暮らしの独身の人、父母の一人暮らしを心配した家族など、死後と生前での相談が増えたとある(日本は独身生活者が増えたのは間違い無いが老後に死ぬ場合が多いが若い人でも死亡するケース・引きこもり病的死亡・自殺・殺害がある)
警察官の身元確認
・死亡者が発見された場合警官が一番早く現場に入り確認する
    夏場で1日から1日半、冬場でも4・5日で腹部に青藍色ができ腐敗が始まる
    腐敗は最初に目、目玉の水が溶けて抜け、蛆がわき始める
    悲惨な場合には全裸にして損傷箇所等の検証、肉片を集から検証を始める場合もある
・身元調査から家族への通知、親戚縁者等へも通知される場合もある
    清掃費+火葬+その他費用の負担を余儀なくされる
ー清掃費用等
    遺品整理・特殊清掃(オゾン脱臭含む)など約1百万、死後1ヶ月~
    場合によっては腐敗の状況によって数百万円かかる場合がある
    遺品処理・遺族への受け渡し品・資料等(銀行・公的手続き処理)


人材不足で新たな課題が発生「サービス教育不足」

2024-06-18 12:01:44 | 世界の動きから見えるもの
『在日中国人が「日本のサービス」を見て「ここは中国か?」と思わずもらした衝撃の理由』現代ビジネス記事。人材不足で新たな課題と称したこの記事。日本でのサービス質的低下を招き、イメージダウンしている、と言う。例えば:メニューを聞いても店員が答えられなかったり、注文を間違えて聞いても、「すみません」の一言もなかったり、会計の金額を間違ったりするなど、以前の日本では「あり得ないことが増えた」、またようやく注文をして、料理が運ばれてきても、箸がなく、水も持ってこなかった、と言う。
課題は、人材教育でしょうが「人材不足で今までのサービスができないことをご理解ください」の貼り紙・告知もしておく事かもしれない。



100歳までの目標がすごい『俺は100歳まで生きると決めた』

2024-06-18 08:06:29 | 人生を「生かす」には
「加山雄三の100歳まで生きる」は趣味と夢を持ち続ける事、それは、音楽、ラジオ、油絵、船長など「関心・感動・感謝」を忘れず何事にも熱い情熱、強い意志、想像力を持ち続ける事、と言う。若々しい加山雄三氏は日々努力と様々なモノ、人に対する情熱は人並み以上にあり、86歳になっても何かをやり続けるという意欲と好奇心は衰えを感じさせない。それが若さの秘訣だ、と感じる。
52歳で禁煙、63歳で禁酒、86歳で自分の歯27本
『俺は100歳まで生きると決めた』加山雄三
「概要」まだやりたいことがある。だから若大将は生きる。新たな音楽活動に挑んだ70代から愛船の火災と病に見舞われた80代、そして未来を見据えた余生まで。旧友たちに思いを馳せながら、永遠の若大将が語る幸福論!
ー輝かしき俺の70代
「攻める」と誓った70歳 ザ・ヤンチャーズ結成・中華料理も中華テーブルも手づくり・備前焼に挑戦・光進丸は人生の相棒・ライブハウスツアーなど
「守られている、生かされている」と言う認識を持った大きな病の後(脳梗塞など)
「86歳で自分の歯が27本ある」という自慢
「挑戦・攻めが力になり成果が上がっていく」と言う自信がある
「仲間からの元気をもらえる」ことで若くありたいという気持ちが湧いてくる
「メロディーがシンプルだから聞きたい人が気持ち良くなる」(ベートーベンが基礎)
「人生の3かん王:関心・感動・感謝」
 負債23億円とローマでのプロポーズ
「俺は生かされている」というとカミさんが「反省するためでしょう」と言った 
80代、まだまだ青春 今の俺、これからの俺
52歳で禁煙。63歳で禁酒 
努力しなければ、人間は衰える・筋肉を鍛える運動(トレーニングルーム)
毎食後3種類の歯磨き・朝ご飯が夫婦の絆を強くする
新たな新曲への取り組み「じたばたしてもしかたないだろ」


「やっているフリ」だけの大手企業「隠蔽・改竄」

2024-06-17 12:35:51 |  社会の歪みと偏見
『損保ジャパン、社外調査報告書で経営陣の証拠破棄や隠蔽工作が判明 営業情報を損保業界で共有も』日刊自動車新聞。最近富に「隠蔽」「改竄」など大手企業に多発している状況は「日本の信頼度」低下を招く事態となっている。
昨今の自動車企業「認証不正」もそうだが、「コンプライアンス」「ガバナンス」などと謳っているが「やっているフリ」が多い日本の企業にはきついお仕置きが必要だ。



力づくで抑える『ロードハウス』2024年作⭐️3.5

2024-06-17 07:47:51 | 映画から見える世の中の動き
力のあるものは力で抑える。用心棒としてのダルトン(ジェイク・ギレンホール)は無法者たちを抑えつけようと動くと、警官含め無法者達は裏でブツを売買に邪魔な店を潰そうとしていることを知る。 現実、無法地帯は強いものが力で押さえつけるしか無い。権力者は往々にして政治家、警官を賄賂で抱き込んでいるからだ。自分の才能を知る事で生きる糧を得る。
『ロードハウス』2024年作
元UFC格闘技のチャンピオン、ダルトン(ジェイク・ギレンホール)フロリダの飲み屋に用心棒として雇われる。そこは無法地帯の街でギャングが暴れ放題で警官も賄賂で役立たず。そのギャングが商売堅気を葬る為に騒動を頻繁に繰り返していた。それは口実でブツを海からの運搬に邪魔な位置にある店を葬る事だった。


人生で誰もが必ず通過する現象・9つの事柄

2024-06-16 12:11:37 | 世界の常識(平均値など)
『いずれはできなくなる実は貴重なこと9選』えらせん記事。まとめると:
1. 子どもと過ごせるのは2,400日
2. 親と会えるのは480日
3. 30才を過ぎると筋肉量が毎年約1%減少
4. 40才を過ぎると視力が低下しやすい
5. 60才で入れ歯の人は約25%
6. 65才で認知症の人は約16%
7. 70才で脳の認知機能は約20%低下
8. 健康寿命は男性72才、女性75才
9. 好きな人と生涯いれる確率は65%
中でも「5」番目、著書で加山雄三さんは86歳で自分の歯が27本あると言う。




宿世、運命、我が道をゆく『軍師の門(下)』

2024-06-16 07:36:12 | 歴史から学ぶ
竹中半兵衛、黒田官兵衛の生き様は共に信長・秀吉の軍師として「利」と「義」を配慮しながら戦い続けた。軍師は戦勝すると影となり、官兵衛も敗戦、苦戦の場合のみ頼られ、勝っても言葉だけの報奨を受けた。隠居した後の「己の道」(我力を信じ鎮西平定)が夢半ばで終焉したのも悲しいが、牢獄から生き抜くことへの希望、夢を最後まで諦めなかったことは男として、軍師として素晴らしい人生だったと思う。気になる言葉は:「力が強いものはそれのみに頼り、己を誇って、家臣や領民の心を見失う。高慢になって人を蔑ろにすれば、家臣、万民の心は離れ、必ず家を失い、国が滅ぶ元となる。誠の威というものは、人を叱ったり、脅したりすることなしに、自ずと内から滲み出るものでなければならぬ」(自己を知る)
「それがしに与えられた宿世、天を恨まず、運命から逃げず腹を括り堂々と己が道を行く」
「賭博のできぬ男に勝利なし」(勝負)
軍師の門(下)
火坂雅志2024年6月
「概要」志半ばで逝った竹中半兵衛から、軍師の座を引き継いだ黒田官兵衛。権謀渦巻く乱世にあって、秀吉亡きあと、官兵衛ははじめておのが野望のための戦いに挑む――男たちの戦国絵巻を圧倒的スケールで描く傑作長編!
ー黒田官兵衛
「力が強いものはそれのみに頼り、己を誇って、家臣や領民の心を見失う。高慢になって人を蔑ろにすれば、家臣、万民の心は離れ、必ず家を失い、国が滅ぶ元となる。誠の威というものは、人を叱ったり、脅したりすることなしに、自ずと内から滲み出るものでなければならぬ」
竹中半兵衛は「信長の『利』と秀吉の『義』の両方が必要だ (結果と義理)
・三木城攻略は「コメの買い占め」を攻撃の前に動く(兵糧攻め:事前工作)
・鳥取攻めでは、できる限り血を流さぬ戰を仕掛ける(破壊ではなく、安定と繁栄を目指す)
・軍師は信頼関係が必須「三木城での駆け引きで城中の者を助けた印象」(信頼関係の構築)
・高松城での戦略は「低い低湿地を利用した水攻め」を決行 (自力温存戦略)
    敢えて信長の遠征を要請して勝利をもたらす(戦勝を単独に手中に収めるのではなく)
・信長の死の知らせを一晩ゆっくり休んだところで家臣に公表(内部崩壊を恐れ場所を変える)
・毛利の旗を借り「明智軍に見せ付ける」(毛利の秀吉軍への加担と思わせる)(見せかけ)
・時世を睨んだ秀吉防御の体制を整える(敵味方を識別する)
・信長の孫・三法師の後継人となり大義を認めさせる(道理に合った盤石な基盤を抑える)
・大阪城建築への仕組み「埋み門」(出入り口を石で隠す)抜け穴から舟入(脱出口)
ー豊臣秀吉との関係
・黒田官兵衛は秀吉との距離が出始め高山右近の紹介でキリシタンに(播磨山崎2万石)
    目的は世界の情勢を知るため、天文学、航海術、薬学など・洗礼名:ドン・シメオン
・黒田官兵衛39歳で毛利との折衝、小早川隆影と和議
    秀吉にとっては西の毛利、東の上杉(直江兼続)が天下統一への脅威だった
・美濃攻略で信勝に頭を下げ家康に軍を引かせ、長宗我部、雑賀衆を攻める
    信勝中将との和睦で敵を最小限にし攻める(敵の分散)
・毛利との和睦は婚姻(秀吉の養子秀勝と毛利の養女)戦略結婚で毛利を称える
・四国長宗我部軍略も和睦(味方の損失を抑え知力で城を取る)
・秀吉は関白となり官兵衛は四国征伐での恩賞もほとんどないまま隠居を願い出る
「それがしに与えられた宿世、天を恨まず、運命から逃げず腹を括り堂々と己が道を行く」
・秀吉から九州討伐の命を受け軍監として財産を投げ打って参画
    「賭博のできぬ男に勝利なし」の哲学を持った官兵衛
・毛利軍・黒田軍で島津側を報復させ九州を平定、だが官兵衛にの褒章は一国にも満たなかった
    息子に家督を継がせ44歳で隠居となる「黒田如水」と名乗る
・隠居後の如水の築城は播磨中津城始め、広島城、高松城、福岡城などの縄張りをする
    城(水城)の細部に仕掛け・海に面し、脱出口などを設ける
・秀吉の名で軍船の軍艦として朝鮮へ、異見で自ら帰国、我が道を進める
    秀吉(62歳)伏見城で没、九州中津城で待機し時期を待った
・最後の戦い(九州統一)の野望を持ち関ヶ原の戦いと同時に旗揚げ
    上方で決戦が行われている隙に九州を鎮西を平定する夢を実現するべく旗揚げ
    関ヶ原があっけなく終戦となり、九州の石田派大名の城を攻撃したが夢半ばで終わり
「半兵衛を動かしていたのは、真偽であり、義侠心である。世の中を冷徹な目で眺めているようでいて、実は、人間は「利」を追い求める一方で、「義」によっても動くという矛盾した本質を誰よりも判っていた」
・「人は生きていくためには我慢や辛抱が大切、できない人間は結局何事もなすことができない」