ちょっと気になるいい事、言葉、最新技術

書籍、映画、旅、最新技術から選んだ心に残るもの。速読者向けは、青文字表示。内容は小学生でも理解できる表現使用

「世に智慧者ほど恐ろしい者はない」『軍師の門 (上)』

2024-06-16 07:35:43 | 歴史から学ぶ
知恵も武力なり、軍師としての力量は智慧と度胸が必須だ。文中にある「世に智慧者ほど恐ろしいものは無い」など戦略戦術は智慧ある者に勝利をもたらした。竹中半兵衛は病魔の犯されながら真剣に人を読み行動した。上に立つものは人愛と寛容の心が必須だと言い遺した。気になる言葉:「死を恐れていては、何事もなりますまい。誰もが尻込みする大仕事を成し遂げたとき、得難い信用と地位を手にすることになる」(リスクと挑戦)
「弱者が知恵を駆逐して、強者を打ち破るところに兵法の面白さがある」(智慧と度胸)
「天の時、地の利、人の和」(人の徳)
「世に智慧者ほど恐ろしいものは無いという」(戦略・軍師を持つ)
「人に徳ありと思わせる努力を、仁愛なき大将は人の信望を失う」(人徳と寛容の心)
『軍師の門(上)』火坂雅志
「概要」半兵衛と官兵衛――。「生涯の友」となる二人の運命が、いま交錯する! 豊臣秀吉の頭脳として、「二兵衛」と並び称される二人の名軍師がいた。野心家の心と世捨て人の心を併せ持つ竹中半兵衛、己の志を貫きまっすぐに生きようとする黒田官兵衛。混迷の現代に共感を呼ぶ長編歴史小説。
ー竹中半兵衛
「知恵によって城を盗る事」(知恵の舞台は現場を見聞する事)
・「新しい知識を吸収するのにどこまでも謙虚、貪欲になる」(野心と欲を冷めた目で見る)
・「哀れとは、その甘さでは、軍略を身につけるどころか、乱世を強かに生きていく事さえ叶うまい。もっと悪くなる事だな」「悪くなるとは、生きる技術を身につけること。常に思いを巡らせる」(熱意と旺盛な好奇心を持つ事)
・「同じ人の知恵で落とせぬ城があるはずがございませね。」(兵は詭道なり:欺く事)
「死を恐れていては、何事もなりますまい。誰もが尻込みする大仕事を成し遂げたとき、得難い信用と地位を手にすることになる」(リスクと挑戦)
・「弱者が知恵を駆逐して、強者を打ち破るところに兵法の面白さがある」(智慧と度胸)
    「天の時、地の利、人の和」(人の徳)
・「寡勢を持って体制を相手にするのが真の兵法」(勢いと敵の分散)
・「まずはお市の方様とその姫君型を無地に救い出す事」(優先順位の決定)
・「これからの世、守りの身に重きを置く城に栄はありませんぬ」(繁栄の意図)
    楽市楽座を設け地子(固定資産税)課役(普請)を免除し、運上金で支える
・「窮鼠、猫を噛むの例え、これ以上敵を追い詰めすぎない」(味方被害の最小)
「無能な者は滅びゆくのが、乱世の習い」(弱人強食)
・「支城を1つづつ攻め落とし、外との連絡を遮断、兵糧攻めにする」(孤立無援)
・「心を鬼にして勝つための努力をする」(犠牲に目を瞑る・恩義)
「世に智慧者ほど恐ろしいものは無いという」(戦略・軍師を持つ)
・「人に徳ありと思わせる努力を、仁愛なき大将は人の信望を失う」(人徳と寛容の心)
ー黒田(小野)官兵衛
・「自分の力で導く、座してまっっているだけではダメだ」(行動で示す)
    天下の情勢を見極め手遅れにならないようにする
・「毛利氏は中国筋十余国の覇者。信義に熱いが天下統一の気概がない」(夢・希望)
・「信長殿は己の利益をもたらすことのみ」(単刀直入に説明)
    官兵衛ここにありを織田方に知らしめるには独力で敵を撃退し氏からを示す(実力)
・「目先の功名よりも、戦いに勝つことだ。生き抜いただけで大手柄と思え」(目的)
・「武力で討伐することではなく、なるたけ穏便に調略で組み入れたい」(最低限の損害)
・竹中官兵衛は小野官兵衛に「食えない柿」を送った(自助力への期待)
・「織田方に心より服していることを示すには人質を出す事がもっとも有効だ」(決意の強さ)
・荒木村重の有岡城で囚われの身となる「生きる」竹中は「友としての信頼を得た」


売上の半分が報酬になる米国CEO「テスラ報酬」

2024-06-15 07:37:07 | 世界の常識(平均値など)
『テスラ総会、マスク氏の8兆円報酬を承認 米国で最高額』日本経済新聞記事。因みに株配当金は2020年、2021年は-0-だが、日本から買うには一株@3万円(約27,342円)が必要だと言う。米国の新興産業等のCEO役員の報酬は桁が考えられないくらい高額であり、その分経営指揮権は完全にCEOにある。2023年のテスラ社の収益は
売上高・収益:967.73億ドル
営業利益:88.91億ドル
純利益:149.97億ドル
イーロンマスク氏の報酬:560億ドル(約8兆円)は売上の半分近くになる。



経済復興は自国の資源エネルギー確保『世界と日本経済大予測2023-24』

2024-06-14 07:36:23 | 経営・リーダーシップに必要な事
@現実本書では今後の日本は原発の再考、インフラ投資、国際分業体制などに期待、しかしコロナ禍で過保護された企業の倒産が増え、生活費は高騰するが、賃上げはないとある。
私が思うに、日本のボトルネックは「資源エネルギー」(電気・ガス)の自国努力だ。史上における世界の戦争は、石油の奪い合いが発端となっており、日本の第二次世界大戦も米国の供給停止から発生し、戦後のオイルショックでも大きく経済を揺るがせた。そこで日本が取るべき政策は海中深くに眠る鉱物資源とエネルギー資源・メタンハイドレートの早急なる開発だと確信している。ODAなどで諸外国に投資するよりまず国内で最大限に図るべき時期だ。その理由は、ロシアが米国含めEU諸国からの経済制裁下でも大きく経済停滞しないのは鉱物資源の豊かさであり、中東諸国の産油国でも同じだ。
『世界と日本経済大予測2023-24』渡邉哲也
「概要」戦後最大の好機を逃すな! 「東西新冷戦」「習近平の独裁体制」「GAFAMの衰退」なども言い当てた経済予測本の最新刊。円安・物価高で日本経済はピンチか? いや、大チャンスだ。その根拠を示す。ロシアによるウクライナ侵攻から始まった2022年。世界的なインフレと資源高騰による物価高が日本経済を襲う。だが、「1年前から兆候は見られた。リスクに対する対策を講じていたら、危機は未然に防げたはず」と著者は言う。
・「ロシアvsウクライナ戦争」「トランプ大統領再登板」「台湾有事」「対中政策」「EU加盟」
    世界の戦争の背景には支配欲が蠢いている(自国グローバル化)
    天然資源鉱物・エネルギー資源を得るための領土獲得に動いている
    カリーニングラードの存続(ロシアの飛び地の存在)
    戦争終焉は核へのスイッチ次第となるのか(ロシア最後の抵抗)
    原子力開発への再開発(ドイツエネルギー不足)
    SDGはそれぞれ「やっているふり」する諸国
    半導体投資と開発(中国vs米国の制裁)
    資源高騰による債務増と食糧危機
・デフレマインドを変えれば景気は上向く(日本の取るべき行動・政策)
    倒産企業が増える(コロナ禍で給付金などで支援された)
    チャイナリスク(台湾問題・不動産不況・生産者倒産・若者失業)
    国際分業・分散体制への確立
    原発(小型原発開発)電力ロス軽減
    内燃技術力を高める(発電所・機械)
    賃上げ(2022年企業物価指数9.7%vs消費者物価3.0%)
    メディアを反面教師にする(大手メディアの賞味期限切れ記事・使い物にならない)
    外国人旅行者には高付加価値のサービスを提供
    ネット広告拡大(マスコミ媒体の収益減退)つまらない番組・再放送番組など消滅
    インフラ投資(造船、鉄鋼、軍事、半導体・都市開発)
    アジア富裕層の東京マンション投資
    銀行の半減(銀行の役割減)vsネットバンク


男女差別指数、やはり政治家世界が最低(老頭児の権限堅持?)

2024-06-13 07:56:02 | 世界の常識(平均値など)
@『24年版WEF世界男女格差指数,日本118位』Global Gender Gap Report調査。相変わらず日本は男女差では東アジア諸国と比較しても最低だ。やはり政治分野からも言えることは高齢者・老頭児の権限堅持(次世代交代できていない分野)が問題なのだろう。 
分野別では:
経済:120位
教育:72位
健康:58位
政治:113位
下記はその実数表


日本の法律の解釈は複雑「糖質ゼロは0.5g未満」

2024-06-12 12:52:02 | 世界の不思議・出来事
『「糖質ゼロ」のビールは炭水化物ゼロではない! 知っておくべき「太らない」商品の残酷な真実』現代ビジネス記事。
法律によって、飲料100ミリリットル当たり糖質が2.5グラム未満になっていれば「糖質フリー」や「糖質オフ」、0.5グラム未満なら「糖質ゼロ」の表示。
普通のビールや日本酒の糖質は100ミリリットル当たり3~3.5グラム程度。
糖質ゼロvs普通のビールは「餃子一個分に相当」
赤ワインの糖質は100ミリリットル当たり約1.5グラム、白ワインで約2.0グラム


アジアの若者の日本のイメージ『将来が見えない・不安』

2024-06-12 07:33:25 | 世界の動きから見えるもの
@日本(首都圏・阪神圏)、中国(北京・上海・広州)、ASEAN(タイ・ベトナム・インドネシア・フィリピン・マレーシア・シンガポール)の15~59歳の男女1万1000人を対象とした博報堂生活総合研究所インターネット調査。調査期間は2024年1月15日~31日
  • 日本に対するイメージ「自分の将来イメージ暗い」が最多
  • ベトナムに対するイメージ「若者が主役の世の中」が最多
日本社会の将来に関する悲観的キーワード(人口減少、超高齢化、少子化、社会的孤立など)を見聞きすることが多いことが要因と分析。相次ぐ物価高などの新たな生活課題が生まれていることも、将来を悲観視させる原因になっている
日本の状況はすでにアジアの若者にも興味を削ぐ状況になっている。旅行は円安で良いが、若者にとって経済、仕事など日本の魅力減退になっている。
https://www.viet-jo.com/news/statistics/240607173754.html?



老後は「ほどほど」が心地よい『ひとり老後が楽しい77の習慣』

2024-06-11 07:47:29 | 人生を「生かす」には
老後は何事も「ほどほど」、急がず自分のペースでゆっくりとした行動を保つのが良い。特になんでも話せる仲間と気軽に立ち寄れる馴染みのお店など、気楽さが快適でストレスを溜めない豊かな生活を営むことができる、ことだろう。本文で気になったのは、仲間とまた会うときに「また今度」を止め「次回はx日」という別れ方、「子どもとの交流は親から、気になることも話し始めるのは親から」という。
『ひとり老後が楽しい77の習慣』保坂隆
「概要」人生100年時代。「老後の時間」は想像以上に長く、ひとりで過ごすことになる現実も避けられません。でも、残りの人生を大いに楽しむ人がいる一方で、「何もやることがない」「毎日さびしい」などと考えるばかりで無為に時間を費やす人も少なくないようです。毎日を有意義に生きられるかどうかは、暮らしの中で「楽しみ」をどう見つけるかにもよります。本書では、シニアの皆さんやそのご家族に向け、お金をかけず誰にでもでき、毎日が楽しくなる生き方のコツについてわかりやすく解説していきます。
・食事の大切さ
    旬の食べ物に敏感になる
    肉や魚のタンパク質をしっかり摂る
    一人で行ける馴染みのお店を作る
・ファッションにも気を遣う
    磨かれた靴・シワの内服で気楽に探索する
    いつもの道でのじっくり観察してみる
    定期的に出かける予定を作る
    いいもの・気に入ったものがあったら思わず購入する
・整理整頓
    押入れのもの・仕舞い込んだものを見てみる・そして捨てる(のんびり片付ける)
    使えるものは捨てずに売る(断捨離:ネットで下調べ)
    不精しない・無理しない・無駄しない
・身体的快感・お付き合い
    1日1回は大きな声で笑う
    挨拶「ありがとう」で自分が幸せに・「また今度」ではなく「次回はxx日」にする
    「いい加減」で心にゆとりを持つ(嫌なことは断る:冠婚葬祭も同じでいい)
    SNS等割り切って付き合う・たまにはハガキで挨拶
    子どもとの交流は親から話す・気になることも話し始めるのは親
    不安を一人で抱えない(ストレスなしの構え)
    やりたいことを紙に書き出す・できることはすぐ行動に移す・やめるリストをつくる
    姿勢を正す(TV・パソコンなどをしている時)
    5分間の瞑想で心を落ち着かせる
    反省(心配性)を繰り返さない(自分の都合のいいように考える)
    新たらしいことにチャレンジしてみる
    人間関係に心地よい空間を作る(距離を保ち長く付き合えるように努力する)
    プライドに拘らず先入観を捨て付き合う


ストレスがない人とある人の比較で分かった事

2024-06-10 12:59:49 | 世界の常識(平均値など)
ストレスがないと答えた人は、あると答えた人に比べて幸福度が高く、慢性的な健康問題も少なかった。しかし、注意力や集中力、短期・長期記憶、問題解決力、集中力、好ましくない行動を抑える能力といった認知機能の低下の兆候が明らかになった。年齢が高く、未婚の男性が多く、最終学歴が低い傾向があった。また、仕事やボランティア活動、精神的な支援をしたり受けたりするなどの他者との交流を伴う能動的な活動が少なく、テレビを見る頻度が高かった。
これを読むと一人暮らしの老人で周りの付き合いもない人、記憶力や問題解決能力の低さがストレスがない人という結果だが、トレスはある種人間的「生きるスキル」(刺激が脳の活性化につながる)を身につけるのに必要だということ。


遺伝子学の脅威はすぐそこまで『言ってはいけない』

2024-06-10 07:38:18 | 世界の不思議・出来事
遺伝子学は人間のタブーの世界に入り始めており、その研究、分析など生まれ持った知能、生活、神経疾患など解読可能となっている。その中には寿命、病気なども解析から読み取れるという次元は驚異でもあり見逃せない学問になりそうだ。更に見た目でも面長、幅広い顔、笑顔などからも知性や性格がわかるという。前も書いたが今後人間のDNAの編集次第では改造人間になる可能性も高く、同じ人間ばかりの社会は脅威となる。
『言ってはいけない』橘玲
この社会にはきれいごとがあふれている。人間は誰しも平等で、努力すれば必ず報われ、〝見た目″はそれほど大した問題ではない――だが、それらは絵空事である。往々にして、努力は遺伝に勝てない。知能や学歴、年収、犯罪癖も例外ではなく、美人とブスの「美貌格差」は生涯で約3600万円もある。また、子育ての苦労や英才教育の多くは徒労に終わる……。進化論、遺伝学、脳科学の最新知見から、人気作家が次々と明かす「残酷すぎる真実」。
メディア、政治家、学者、評論家は「いい話」「わかりやすい話」しかしない世の中、「正義」の名を借りた呪詛の言葉ばかり並んでいる。
ー遺伝にまつわる語れざるタブー
    「馬鹿な親から馬鹿な子供が生まれる」「子どもの成績が悪いには親が馬鹿だから」
ー遺伝率(親からの遺伝)
    身長は66%、体重は74%、総合失調症82%(精神病と遺伝の関連が深い)
ー世の中の都合(メディア)
    子どもの人権で親を問うのは無意識のうちに因果関係を探しその原因を排除しようとする
    環境によって知能差が生じると遺伝を避ける説明(親が高収入だと子どもの学歴が高い)
ー米国    (平均)
    学士号取得者の割合は白人27%、黒人11%
    IQ比較では学士号を持つ白人が50%、黒人68%
    IQが高いのは黒人26%、白人10%、ヒスパニック16%
    (知能格差が出るのは3歳児の時の栄養不良が原因とも言われる)
日本(世界的にも貧困層が多い)
    3つの障害:精神障害・発達障害・知的障害
    家出少女(要因:いじめ・保護・福祉)
    「知識社会」とは知能の高い人間が知能の低い人間を搾取する社会
ー健康・胎児    
    アルコールは胎児の脳の昨日に重大な影響を与える
        脳が広範に萎縮し、2つの半球を連結する脳梁の機能が失われる
        ニューロンの損失などで機能的障害によって学習能力や実行機能が低下する
「見た目」で人生が決まる(容貌タブー)
    写真から性格・知性や未来が読める(無表情・笑顔、顔の長さ・幅、音声)
        笑顔で外交性、親しみやすさ、自尊心などの手がかりが読める
        話している時に相手の目を見ている人は知性が高い
        面長の顔より広い幅の顔を持った人は攻撃的、野心的、冒険的
        面長の人は高い知能を持っていても「勝つ」執念に欠け出世競争で脱落
        最初の直感で的中率が高い
ー男の子vs女の子は網膜と視神経の構造が違う(見るもの捉え方が違う)
    男の子は絵を描くと黒、灰色など冷たい色を使う、女の子は暖かい色を好む
    女性は脳が物理学よりも生物学に適しており言語は流暢である(共感)
    男性は空間把握や数学的推理の能力が発達(システム化)
    男性はモノを相手にした仕事を好み、女性は人との関わり合う仕事を好む
    男性は競争に勝つことに満足、女性は家庭と切り離されると低下する
ー一夫多妻と一夫一婦        
    幼少時代に共有した異性には性的関心を抱かない
    低学歴の独身女性が結婚から溢れる理由は釣り合った人間的子孫繁栄を選ぶ
    テナガザルは一夫一婦、ゴリラは一夫多妻、チンパンジ・ボノボは乱婚
ー双生児の類似    
    一卵双生児は環境が違っても知能や性格、神経疾患なども似ている
    認知能力、才能(音楽、執筆、スポーツなd)、発達障害なども似る


ポテトチップ+ソーダを多く飲食する人「超加工食品依存症」?

2024-06-09 12:01:33 | 世界の常識(平均値など)
ポテトチップスの大袋をいつの間にか完食してしまったり、思っていた以上にドーナツを食べてしまったりした経験、この現象の原因が、意志の弱さではなく「超加工食品依存症」という状態。超加工食品は、人によってはたばこやアルコールなどの物質使用障害で見られるのと同じような渇望や強迫的消費を引き起こし、依存性がある。実際、さまざまな国で得られた多数の調査結果を分析した研究によると、成人の20%、子どもや青少年の15%が、超加工食品への依存を示す基準に当てはまるという。超加工食品(高度に加工された食品)とは、袋菓子、朝食用シリアル、ほとんどのファストフード、大量生産されたパンやデザート、ソーセージ、ホットドッグ、冷凍魚フライ、ソフトドリンク、アイスクリーム、キャンディなど
結果的に、心臓病、2型糖尿病、肥満、うつ病、不安障害、さまざまな原因による死亡のリスクの増加する、と言う。



遺伝子解析の行末『運は遺伝する』

2024-06-09 07:37:48 | 最新技術(IT)で変わる事
@遺伝子解析の行末(ヒトとしてのタブーに入り込む)
遺伝子学の世界は、遺伝子検査によってヒトの知能、病気や性格など人生でのイベントが見えてくる、という時代になった。「環境にもよる」という説に対しても遺伝子学は人間のタブーの世界「言ってはいけない」域に入りつつある。それはゲノムの編集により病気や性格などを変更することも可能になり、身体的、精神的にも人的操作で変更できる世の中になる、可能性もある、ということだ。 また、遺伝子学の研究にはさらに何歳ごろに死ぬのかなど生まれながらにある遺伝子で病原の発生時期なども解析できる、という未知なる世界へ踏み込んでいると言う。本書は専門用語も多く理解し難い部分も多いが、今後この「遺伝子学」は知らざるを得ない世界になって来たと思う。
『運は遺伝する』橘玲・安藤寿康2024年5月
「概要」知性、能力、性格、そして運まで――。行動遺伝学が明らかにしたのは、人間社会のあらゆる面を「遺伝の影」が覆っており、それから誰も逃れられないということだった。私たちは、残酷すぎる世界の真実といかに向き合うべきか。理不尽を乗り越え、成功を手にするための方法は存在するのか。ベストセラー作家と、行動遺伝学の第一人者が徹底的に論じる決定版。
ー現代人の多くが「知能が遺伝するなんてあり得ない」という虚構の世界に安住している。現代行動遺伝子学の知見が驚異的なテクノロジーによって裏付けられ、一見人間社会へのタブーを予言するかの如く技術は進んでいる。
遺伝子検査
現実、病気と性格判断ができる段階にあり「23andMe」では唾液から性格判断できる技術がある。(費用は1万円ちょっと)その他分析では急性アルコール中毒症の人とそうでない人、牛乳による乳糖不耐性体質の人なのかなど発見できる。また、遺伝子(DRD4-7R)をもつ人間は冒険心に富んでいるアメリカ人に多く、企業家イノベーションに向かない逆が日本人(DRD4-4R)ということも分かっている。うつ病の発症率の高いのは4.4%のアメリカ人で、日本人は0.7%と低いなど、人生に関わる重大な疾患に関わる分析も既に進行中。(遺伝子検査ビジネス)
ー遺伝子検査は革命的なフェーズに突入
「賢い親は経済的に成功すると同時に、賢い子供を持つ」とおいう遺伝子解析も証明された。
また、身長や体重、外見などの身体的なことだけでなく、性格や認知能力(知能)から身体的・精神的な疾患に至るまで、人生に影響を与えることまで含まれている。さらに将来結婚できるかどうかとか、刑務所に入る確率とか、何歳ごろに死ぬとか、人生の様々なイベントを知ることが可能となってきている。身体的・精神的な病気のリスクもはるかに高い精度で予測できる。
ー心理的特徴・遺伝率
心理的な特徴「パーソナリティー」「能力」「社会行動」「精神障害」「幼年期と思春期の精神障害」「その他精神障害」など計算や認知、学歴などやる気や集中力のような「性格」までも遺伝で説明できる。特に「やる気」「自己と時間の認識」「計算」「認知」「ニコチン依存」「大麻依存」「学歴」「多動・行動障害」「発達障害」などは50%以上と高い確率で解析できる。
「いいね」などから高いパーソナリティー(性格)解析がアルゴリズムで可能となっている
ー行動遺伝学者リック・タークハイマーの3つの行動遺伝学原則
    「人の行動特性は全て遺伝的である」
    「同じ家族で育てられた影響は遺伝子の影響よりも小さい」
    「複雑な人の行動特性のばらつきのかなりの部分が遺伝子や家族では説明できない」
ー心理学者類す・ゴールドバーグ5つの性格「ビックファイブ」
    外交性・内向性
    精神症傾向(楽観的・悲観的)
    協調性(同調性・共感力)
    堅実性(自制力)
    経験への解放性(新奇性)
ー遺伝子学
「いずれは人集団の遺伝的な違いについて「驚くような結果」が明らかになる。だからこそ遺伝から目を逸らすのではなく「正面から向き合い、責任を持って対処しなければならない」
「遺伝的な格差」の広がり「遺伝と平等」、高度な暗黙知からAIが勝り、置き換えられていく。
ゲノム編集・解析で自分に合ったフィットするコミュニティー社会を生み出す